洋式と和式、便秘が解消しやすいトイレの形式ははどっち?

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日本のトイレはここ20年ほどの間に大きく変化しました。
今は、住宅や商業施設のトイレはほとんどが洋式です。
「和式トイレの使い方が分からない」という子どもも増えているのだとか。
しかし、一説によると和式の方が便秘解消に効果的なのだそうです。
そこで、今回は洋式と和式のどちらが便秘解消に効果的かをご紹介します。
ただし、年齢や体調によっては無理な姿勢を取らない方がよいので注意してください。
便秘に悩んでいる、という方はぜひこの記事を参考にトイレの形式を選んでみましょう。

目次

  1. 和式と洋式、それぞれの特徴とは?
  2. 和式を使う際の注意点
  3. 洋式で下腹にうまく力を入れる方法とは?
  4. 便秘を解消する方法とは?
  5. ​おわりに

1.和式と洋式、それぞれの特徴とは?

まず始めに、和式と洋式のそれぞれの特徴をご紹介します。
便秘の解消により効果的なのはどちらでしょうか?

1-1.洋式

20代~30代の人は、洋式の方が使いなれている方も多いでしょう。
洋式のトイレは座ってゆっくり用が足せるのが最大のメリットです。
たとえば、便意が弱くてもおなかをマッサージしながら待つこともできるでしょう。
また、落ち着いた気持ちで用が足せるのもメリットのひとつです。
しかし、その反面座った姿勢では下腹に力が入りにくいでしょう。
ですから、うまくいきめずに便秘が解消しにくいといったデメリットもあるのです。

1-2.和式

和式の場合はしゃがんで用を足しますから、長時間いきんではいられません。
便意が弱かったり、直腸付近に硬便ができていたりする場合はなかなか排便しにくいでしょう。
しかし、その反面下腹に力が入りやすいのである程度便意がある場合は便を排出しやすいのです。
ですから、「和式の方が便秘は解消しやすい」という説もあります。
「がんばればなんとかでそう」という便秘の場合は、和式でチャレンジしてみるのもよいでしょう。

2.和式を使う際の注意点

和式のトイレは、足腰がしっかりしていないと使えません。
ですから、年配の方や足腰が弱い方は注意が必要です。
また、妊娠している場合も大きなおなかを抱えてしゃがむのは、体全体に負担がかかるでしょう。
日本の家庭から和式トイレが消えていったのは、このような「使いにくさ」が原因なのです。
ですから、いくら便秘解消に効果があるといっても無理をしてはいけません。
しゃがんだ際にうまくバランスが取れないようでしたら、壁などに手をついて転倒しないように注意しましょう。

3.洋式で下腹にうまく力を入れる方法とは?

では、洋式で用を足した際うまく下腹に力を入れるにはどうしたらよいでしょうか?
この項では、うまくいきむポイントをご紹介します。

3-1.足をしっかりと床につける

洋式で用を足す際、足をしっかりと床につけましょう。そうすれば、ふんばりやすくなります。
大人の場合は便器に腰かけても床に足はつきますが、子どもの場合は足が宙に浮いてしまうことは珍しくありません。
足をしっかりと床につけなければ、下腹に力が入らないでしょう。
子どもの場合は、足を乗せられる台を用意してあげましょう。
専用のものも販売されていますが、100円ショップで踏み台などを買っても代用できます。

3-2.前かがみの姿勢を取る

まっすぐに背筋を伸ばした場合と背中を丸めて上体を傾けた場合では、上体を傾けた方が下腹に力を入れやすいです。
ですから、便秘の場合は背中を丸めておへそに視線を合わせるような姿勢でいきんでみましょう。
その方が、力を入れやすいです。

3-3.硬便の場合は力を入れ過ぎても危険?

直腸付近に硬便ができてしまった場合は、無理にいきむと肛門(こうもん)が切れてしまう場合があります。
これが「痔(じ)」です。
1~2度切れたくらいならば問題ありませんが、排便のたびに切れているとそこから雑菌が入って傷口が膿(う)んでしまうこともあるでしょう。
そうなると、病院で専門的な治療が必要です。
便秘が原因で痔(じ)になっても、恥ずかしくて病院に行けない方は多いでしょう。
しかし、痔(じ)を放置しておくと最悪の場合手術が必要になることもあります。
硬便ができていきんでもなかなかでない場合は、ウォシュレットで刺激したり浣腸(かんちょう)を使ったりするなど別の方法を考えましょう。力ずくで出そうとしてはいけません。

4.便秘を解消する方法とは?

便秘で悩んでいる方は多いです。特に日本人は欧米人に比べると腸が長く、便秘になりやすいといわれています。
トイレに入るたびに力ずくで便を出そうとしても、うまくいきません。
そこで、最後に便秘を上手に解消する方法をご紹介しましょう。

4-1.食事のときにスープなどの汁ものを飲む

水分不足でも便秘になりやすいです。
食事のときに水やお茶を飲む人は多いですが、これらの大部分が尿となって排出されてしまいます。
腸内にしっかりと水分を届けるには、スープやみそ汁などを食事と共に食べましょう。
また、栄養補助食品やおにぎりのような単品をお茶で流し込むような食事は、便秘になりやすいです。
仕事などが忙しくても、1食くらいはきちんとした食事を取りましょう。

4-2.水溶性食物繊維を取る

食物繊維は便秘を解消する効果の高い食べ物ですが、食物繊維の中には「水溶性」と「不溶性」があるのです。
私たちが「食物繊維が多く含まれている食べ物」といわれてイメージするごぼうやさつまいも、レタスなどに含まれている食物繊維は不溶性。
不溶性の食物繊維は腸内の水分をすべて吸収して膨らみ、腸を動かす働きがあります。
しかしそのときに、便の中の水分まで吸収してしまうのです。
ですから、あまり不溶性食物繊維ばかり食べるとかえって便が硬くなって便秘が悪化する可能性もあります。
食物繊維を取る際は、海藻やくだもの、こんにゃくなどに含まれる水溶性食物繊維も同時に食べましょう。
水溶性食物繊維は、水に溶けて便と混じりあい、便に水分を与えます。
水溶性食物繊維を取れば、便が柔らかくなって排出されやすくなるでしょう。

4-3.油分を取る

油分はダイエットの敵と思われがちですが、便の滑りをよくする働きがあります。
ダイエットをして油分を控えていると、便秘になりやすいでしょう。
また、オリーブオイルは天然の下剤でもあります。
ちょっと便秘気味かなという場合は、オリーブオイルを大さじ1杯程度飲んでみましょう。
ごく軽い便秘ならそれだけで治ってしまいます。

4-4.薬に頼ることも必要

便秘薬はできるだけ頼りたくない、という方もいるでしょう。
しかし、ひどい便秘の場合は、まず便を出さないと健康にも影響がでます。
便秘薬は用法と用量を守り、ひどい便秘のときだけ使うように心がければ、習慣になることもないでしょう。
また、漢方を主体とした便秘薬ならば効き目も穏やかです。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回はトイレの和式と洋式でどちらが便秘を解消しやすいか、ということを説明いたしました。
まとめると

  • 洋式トイレは下腹に力を入れにくいが、ゆっくり用が足せる。
  • 和式トイレは下腹に力を入れやすいが、長時間しゃがんでいるのは大変。
  • 妊婦や高齢者は無理をして和式トイレを使わない。
  • 洋式トイレでふんばるときは、前かがみになるとよい。

ということです。
便秘が続くと下腹が重苦しく、かなりつらいでしょう。しかし、無理やり便を出そうとしてもうまくいきません。
ふんばっても出ないときは、別の方法を考えましょう。
無理に出そうとすると肛門(こうもん)が切れて痔(じ)になってしまいます。
そうなると、予後が大変ですよ。

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