おなかが張る原因は便秘? 妊娠時のおなかの張りと便秘について!

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腹痛

妊娠するとおなかが引っ張られるような張りを感じることや、痛みや違和感を抱くことがあるはずです。このおなかの張りは妊娠によるホルモン変化などによって起こります。しかし、便秘との見分けが難しく、勘違いしている方も多いようです。

そこで、今回は妊娠時のおなかの張りと、便秘にまつわる情報をご紹介します。ぜひ、最後までお付き合いくださいね!

目次

  1. 妊娠中におなかが張る原因
  2. 妊娠中におなかが張りやすいタイミング
  3. 妊娠中の便秘の主な原因
  4. 妊娠期間中の便秘解消法

1.妊娠中におなかが張る原因

妊娠中におなかが張る原因は、主に子宮の収縮運動です。意外かもしれませんが、赤ちゃんを包んでいる子宮はほとんどが筋肉。そのため、緊張や刺激で体の筋肉がこわばるのと同じように、緊張や刺激などで子宮も緊張してこわばってしまいます。感覚的には、下腹部が突っ張ったように固く感じることが多いでしょう。

ちなみに、この張り現象を医学的には『子宮収縮』と呼んでいます。

1-1.おなかの張りは安全?

おなかの張りは基本的には問題ありません。

しかし、激しい痛みを伴う場合や、連続して何度も起こるようだと『流産』の可能性が出てきます。おかしいと思ったら、早めに病院へ行きましょう。

2.妊娠中におなかが張りやすいタイミング

おなかの張りは、特定の動作を行うことや動作のタイミングや頻度によって発生することがあります。では、おなかの張りを生じやすい行動にはどのようなものがあるのでしょうか?

2-1.同じ姿勢を長時間続ける

昔と違い、最近は女性の社会進出も進んでいます。妊娠中でも仕事にいそしむ方も少なくないでしょう。

しかし、長時間のデスクワークでずっと座っていたり立ち仕事などでずっと立ったままでいたりすると、おなかが張ることがあります。また、痛みを伴うこともあるでしょう。

2-2.疲れているとき

妊娠中は体が重くなり、簡単なことがどれも重労働になります。仕事や家事でも体は疲れやすくなるはず。体が疲れると、おなかが張りやくなります。また、痛みを伴うこともあるようです。

真面目な方や几帳面(きちょうめん)な方は、どうしても自分ですべて行おうとしがちですが、妊娠中はぐっと我慢しましょう。無理は禁物です。

2-3.ストレスがあるとき

妊娠中はさまざまなストレスにさらされやすいことでしょう。ストレスを過剰に感じると、不安などから筋肉がこわばり、おなかが張ります。ゲームや読書、音楽やテレビの鑑賞などを行い、できるだけストレスをためないようにしましょう。

2-4.性行為をした後

病院で事前に注意されるとは思いますが、長い禁欲期間のために性行為をしてしまう夫婦も少なくありません。しかし、妊娠中の性行為は子宮が収縮してしまう原因となります。性行為はなるべく控えましょう。

2-5.流産や早産が起きる場合

すでに触れましたが、おなかの張りが流産や早産のサインとなっている場合があります。おなかが張ると同時に痛みを伴う場合や、1時間に6回以上おなかが張る感覚があった場合には、すぐに病院で診察を受けましょう。

3.妊娠中の便秘の主な原因

妊娠中は便秘になりやすいものですが、どういった原因があるのでしょうか。

3-1.おなかの赤ちゃんの成長が原因

まず考えられる原因として、赤ちゃんの成長や子宮の増大によって大腸が圧迫されて起きる『直腸性便秘』がまず挙げられます。これは大腸に便がとどまることで、便の水分が普通以上に吸収されるために起こる便秘です。

また、大腸と一緒に血管も抑えつけられることがあります。そうすると、血液が下半身部分に滞り気味になり、痔(じ)が起きやすくなるのです。一見、便秘には関係がなさそうに思えますが、意外にも便秘を引き起こす原因となります。というのも、痔(じ)になると排便のたびに痛みが生じるため、体が無意識的に排便を拒否しようとするからです。

3-2.ホルモンの影響が原因

もう一つの原因はホルモンバランスの変化によるものです。

妊娠をすると、妊娠を継続するために『プロゲステロン』というホルモンが分泌されます。このプロゲステロンには胃や腸にある平滑筋(へいかつきん)を緩ませる作用があり、消化器官の蠕動(ぜんどう)運動が低下するのです。これが『弛緩(しかん)性便秘』となります。

3-3.運動不足

妊娠中の激しい運動はご法度ですが、運動を控えすぎて運動不足になりがちです。実は、この運動不足も便秘の原因となります。

女性が男性よりも便秘になりやすいという話は聞いたことがあるでしょう。これは男性に比べて女性の筋肉量が少なく、排便を促す腹筋が弱いことが原因の一つ。つまり、妊娠期間中に運動不足となることで、もともと弱い腹筋がさらに弱くなり、便秘が発生しやすくなるのです。

激しい運動は控えるべきですが、ウォーキングなどの軽い運動は行うように心がけましょう。

3-4.子宮に水分を取られることが原因

妊娠すると、子宮内に羊水がたまります。この羊水を作るために腸内の水分が奪われ、便が固くなってきて出にくくなるでしょう。こまめに水分は取るようにしてください。目安は1日2リットルです。

4.妊娠期間中の便秘解消法

4-1.食習慣を変える

重要なことは食物繊維やミネラルを取ることです。

おすすめは雑穀。雑穀はダイエットなどで女性に人気ですが、とても栄養価が高く便秘対策になります。また、女性が好きなアボカドもおすすめ。料理に取り入れやすく、食物繊維が豊富です。

ほかには、オリーブオイルもおすすめ。オリーブオイルは腸内を滑らかにして、排便をスムーズにしてくれる働きがあります。オリーブオイルは日本人の大好きなイタリアンはもちろん、和食などでも使えるため、日々の食事に取り入れやすくおすすめです。

また、便秘というと繊維質の多い食べ物として『根菜類』や『豆類』を思いつく方も多いと思います。しかし、これらの食べ物は、腸内でガスが発生しやすい食べ物です。妊娠によっておなかが圧迫されているので、ガスがたまるととても苦しくなってしまいます。

ガスを発生させないためには、『水溶性の繊維』を取ると良いでしょう。水溶性の繊維が含まれる食べ物には『豆寒天』『ところてん』『こんにゃくゼリー』『ナタデココ』などがあります。水溶性の繊維は、食べることで便に水分が含まれ、柔らかくなるというメリットもありますので、積極的に取り入れましょう。

4-2.マタニティースイミング

妊娠中の運動不足を改善できるマタニティースイミングですが、実は便秘の改善効果もあります。運動不足解消も兼ねて専門家の指導のもとで行いましょう。

4-3.体をよく温める

暖かい時期に妊娠していると、湯船につからずシャワーで済ませる方も多いでしょう。しかし、夏はクーラーなどの影響で意外と体温が下がりやすくなります。体温が下がると腸の蠕動(ぜんどう)運動が低下して便秘になりやすくなるでしょう。半身浴などでゆっくり体を温めるように心がけてください。

まとめ

いかがでしたか?

今回は妊娠中のおなかの張りと便秘にまつわる情報をご紹介しました。

  1. 妊娠中におなかが張る原因
  2. 妊娠中におなかが張りやすいタイミング
  3. 妊娠中の便秘の主な原因
  4. 妊娠期間中の便秘解消法

妊娠中のおなかの張りは便秘との区別が難しいと思います。便秘と気が付かずに放置していると、体から悪臭を出して周囲に迷惑をかけるだけでなく、最悪の場合には腸が破裂することもあるようです。なるべく便秘にならないように、普段から食べ物や運動不足に気を付けて生活しましょう。

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