誰にでも無理なくできる「便秘体質の原因を改善する3つの方法」

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多くの女性を悩んでいる「便秘」。身近な症状ですが、案外厄介なものでもあります。ずっと症状が改善せず「何年も悩み続けている」という女性も少なくないでしょう。今回は、長年の慢性便秘に悩んでいる女性のために「便秘体質」の原因と改善法をご紹介しましょう。

  1. 便秘になるメカニズム
  2. 便秘体質を作り出す原因
  3. 便秘体質を改善する3つの方法

1.便秘になるメカニズム

便秘の原因と直し方について触れていく前に、そもそも便秘とは何か、どんな人がなりやすいのかといった基本的な部分を学んでいきましょう。便秘について知ることで、改善法も自然と見えてくるものです。

1-1.便秘とは、正常な排便ができないこと

実は、便秘の定義は明確に決まっているわけではありません。なぜなら、排便の頻度などは人によってさまざまだからです。強いていえば、正常な排便ができない状態が便秘だといえるでしょう。

1-2.本人が満足できる排便かどうかが重要

たとえば、排便回数について考えてみましょう。1日に1回程度が一般的とされていいますが、健康な人でも2日に1回しか排便しない人は少なくありません。逆に、1日に何回も排便しているにもかかわらず至って健康、という人もまれにいます。

続いて、排便の質について考えてみましょう。排泄しようとしてもなかなか便が出てこない、排泄が終わった後も残便感が残っている、というときは、正常な排便というのは無理があります。しかし、2日に1回しか便が出ない人が1日におきにトイレに行ったとしても、やはり便は出ないでしょう。このことからも「排便の質だけで正常な排便を定義することはでききない」ということがわかります。

また、もっとシンプルに、便自体の状態を見て判断することも可能です。下痢のように水様の便や、逆に通常より硬すぎる便が出てくるなら、正常な排便とはいえません。

以上のようなことを合わせて考えると、正常な排便とは「本人が満足できる排便かどうか」で決まるということができます。たとえば、通常、1日に1回排便する人が、朝トイレに行って、いつもと同じ正常な便を気持ちよく出せるかどうか、ということです。もし、問題なくいつもどおりの排便ができるなら正常、便意がなかったり、いつもどおり気持ちよく排便できなかったりするようなら「便秘」だと考えていいでしょう。

1-3.便秘になりやすい「便秘体質」とは?

便秘には、なりやすい人となりにくい人がいます。慢性的に便秘になりやすい人は、便秘になりやすい体質、つまり「便秘体質」に陥っていると考えてください。

たとえば、男性よりも女性のほうが便秘になりやすいといわれています。子宮などの臓器が体内にあるため、内蔵の構造が複雑なことが理由です。ほかにも、遺伝によって腸が長い人や、肥満体型の人などは便秘になりやすいといわれています。複数の条件に当てはまった方は、より便秘になりやすい体質だと考えられるので注意してください。

2.便秘体質を作り出す原因

便秘体質を作り出す原因には、生まれ持ったやむを得ないものもあれば、後から備わった要素もあります。後天的なものであれば、改善することは可能です。この章では、いくつかある原因を順番にご紹介していきましょう。

2-1.運動不足

現代人に最も多い便秘の原因といわれているのが、運動不足です。注意しなくてはならないのは、この「運動不足」は「腸の運動不足」を意味しているということ。言い換えると「運動はしているけれど、腸は動いていない」ということも考えられるのです。

たとえば、ジョギングやランニングでは、主に手足の筋肉が使われます。しかし、肝心な腸の部分は、動くことによる振動は伝わりますが、基本的に動きません。腸が動くような全身を使った運動を日常的にやっていないと、便秘になる原因になってしまいます。

2-2.自律神経の乱れ

腸は消化器です。消化器は自律神経がコントロールしているため、自律神経に影響を与えるものは、便秘の原因になります。たとえば、日々の生活の中で感じる精神的ストレス、夜ふかしなどの乱れた生活習慣などが代表的な要因です。ほかには、アルコールのとりすぎによっても自律神経が乱れてしまうことがあります。

自律神経が乱れると、最初に影響を受けるのが排便のリズムです。毎朝便意を感じていたものが、徐々に昼や夜といった時間帯にずれこんでいき、いずれは便意自体を感じにくくなってしまいます。

2-3.排便を我慢することも原因に

本当は便意があるのに、排便を我慢するのはよくありません。実は、排便を我慢することが原因で便秘体質に陥ってしまうことがあるのです。

便意を無理に我慢していると、体が自然に「便意は我慢するもの」と覚えこんでしまいます。結果的に、本当に排便したいときにも排便することができなくなってしまうのです。「残便感があるのに便が出てこない」「便意はあるのに排便ができない」という方は、便意を我慢してしまう癖がないか思い返してみてください。

3.便秘体質を改善する3つの方法

便秘体質になってしまう原因を学んだ後は、それぞれの原因にどのように対処したらいいのかを学びましょう。すべての原因を一度に解決するような、都合のいい解決法はありません。自分が便秘体質になってしまった原因に対して、適切な解消法で臨みましょう。

3-1.全身運動をして腸を動かそう

運動不足が原因で便秘体質に陥っている方におすすめの方法が、全身運動で腸を動かすこと。「全身運動」とは、体の一部だけを動かす運動とは異なり、全身を動かす運動のことです。つまり「腸を動かせばいいんだから、腹筋をしよう」というような考えとはまったく考え方が異なります。

では、具体的にどんな運動をすればいいのでしょうか。たとえば、雑巾がけは誰でも簡単にできる全身運動です。雑巾がけを運動というと意外にに思われるかもしれません。しかし、掃除は全身の筋肉を使うハードな作業です。特に雑巾がけは身をかがめて全身で床をこするため、腸を動かすのに適しています。

3-2.規則正しい生活を心がける

自律神経が乱れている方は、規則正しい生活を心がけるようにしてください。早寝早起きをして、アルコールは控えめに。ストレスを感じたときは無理せず休んで、リラックスするようにしましょう。

腸の働きを改善させる食べものを積極的にとるのも有効です。代表的なものとしては、ヨーグルトなどの乳酸菌を含む食品や、納豆などの発酵食品。朝食に食べるようにすれば、生活習慣を改善するとともに腸内環境を整えることも可能になります。

3-3.便意を我慢する癖をなくそう

便意を我慢してしまう癖のある方は、まずはその癖を治すよう心がけましょう。便意を感じたときは素直にトイレに行くようにしてください。

しかし、仕事などの関係で「いつでもトイレに行けるわけじゃない」という方もいるでしょう。そのような場合は、毎朝トイレに行くことを習慣づけてください。最初はなかなか便が出ないかもしれません。しかし、全身運動や生活習慣の改善がうまく行けば、定期的に便が出るようになっていくはずです。毎朝、仕事に向かう前に排便を済ませられれば、仕事中に便意に襲われる心配もありません。

もし、仕事中便意に襲われたとしても、我慢するのは禁物です。「今便秘体質の改善中だから理解してほしい」と仕事仲間に伝えておけば、協力してもらうこともできるでしょう。

まとめ

今回は、慢性的な便秘に苦しんでいる女性のために、便秘体質の原因と改善法をご紹介してきました。

  1. 便秘になるメカニズム
  2. 便秘体質を作り出す原因
  3. 便秘体質を改善する3つの方法

原因を知り、正しい解消法を行えば、便秘体質を改めることは可能です。今まで諦めていた方もぜひ挑戦してみましょう。

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