水分不足が便秘を招く!? 水分が便通に与える影響とは?

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便秘の原因はいろいろあります。
しかし、その中でも便秘の原因になっていると気付きにくいのが、水分不足。
水分を意識的に取っただけで、便秘が解消した例もあります。
そこで、今回は水分不足による便秘について色々とご説明しましょう。
水分不足による便通への影響は、皆様が思っている以上に深刻なのです。
また、便秘が解消しやすい水分の取り方もご紹介しましょう。
便秘を解消する方法が知りたいという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。

目次

  1. 水分不足による便通への影響とは?
  2. 知らない間に水分不足になっているかも!?
  3. 便秘解消に効果的な水の飲み方とは?
  4. おわりに

1.水分不足による便通への影響とは?

まず始めに、水分不足になると便秘になる原因をご説明します。
便と水分にはどのような関係があるのでしょうか?

1-1.生きていくには、たくさんの水分が必要

人体の80%は水分でできています。
ですから、人が生きていくためにはたくさんの水分が必要なのです。
水分を摂取するには「水などを飲む」というイメージが強いですが、食べ物からも水分を摂取しています。
口から入った食べ物の水分は80%が小腸で吸収され、残りの20%が大腸で吸収されるのです。
つまり、便には食べ物に入っていたごくわずかな水分が、吸収されずに残っています。
ですから、水分をたくさん取ると便にも水分が多くなるでしょう。
逆に、水分が少ないと体は食べ物から極限まで水分をしぼり取ります。
なので、便に含まれる水分量が少なくなり、便が固くなるのです。
固くなった便は当然排出されにくくなり、便秘になりやすくなるでしょう。
また、便秘になると便に含まれている水分が蒸発してますます便が固くなる、という悪循環におちいります。

1-2.水分不足は便のかさを減らす

どんなものでも、乾燥すると体積が減ります。
生のフルーツとドライフルーツを比べてみれば、よくわかるでしょう。
便が排出されるためには、たまった便が腸壁を刺激してぜん動運動を起こす必要があります。
しかし、便が少なすぎるとぜん動運動が起こりにくくなるのです。
これが、ダイエットをして食事量が減ると便秘になる理由でもあります。
また、便には消化しきれなかった食べ物のカスが大量に含まれているのです。
その代表が食物繊維。
食物繊維の中でも不溶性のものは、水分を吸って膨らむという性質があります。
ですから、水分を適度に取っていると便の中の食物繊維が膨らんで、便秘が解消しやすくなるのです。

2.知らない間に水分不足になっているかも!?

「でも、水分はいっぱい取っているから、水分不足になるはずがない」と思っている方もいるでしょう。
しかし、水分であれば何でもよいというわけではありません。
人が水分を摂取すると、腸へ行くものと膀胱(ぼうこう)へ運ばれて尿になるものに分けられます。
水分補給のためにお茶やコーヒーをよく飲む、という方も多いでしょう。
しかし緑茶やコーヒーには利尿作用があります。
ですから、取った水分はほとんど尿として排出されてしまうでしょう。
さらに、アルコールは体内の水分をかき集めて尿として排出させてしまいます。
お酒を飲むとのどが渇くのはそのためです。
ですから、お茶やコーヒー、アルコールをたくさん飲んでも便秘解消にはいまいち効果がありません。
便秘を解消させるためには、やはり水が一番です。
また、軟水よりも硬水の方が便秘解消に効果的でしょう。
一時期、コントレックスというフランス産のミネラルウォーターが話題になりましたね。
これも硬水のため、飲み続けると便秘解消に効果的なのです。
さらに、無糖炭酸水も炭酸が腸壁を刺激してぜん動運動をうながすので、便秘解消に効果があるでしょう。

3.便秘解消に効果的な水の飲み方とは?

では、便秘解消に効果的な水の飲み方はどのようなものでしょうか?
この項では、その一例をご説明します。

3-1.目安は1日1.5リットル以上

水分は、1日1.5リットル~2リットル取るのが理想、といわれています。
一番大きなペットボトルのサイズが2リットルですから、「そんなに飲みきれない」という方もいるでしょう。
しかし、いっぺんに飲む必要はありません。1日かけて飲めばよいのです。
ですから、水筒やペットボトルを持ち歩いて、意識して水分を取りましょう。
また、食事には必ず汁物を添えてください。
スープやみそ汁などでも水分は補給できます。
さらに、お茶を飲みたい場合は麦茶を選びましょう。
麦茶は利尿作用が無いので、水のように飲んでも大丈夫です。

3-2.朝は意識して水を飲もう

人間は寝ている間にたくさんの汗をかきます。
ですから、自覚は無くても朝の体は水を欲しているのです。
また、睡眠中は胃の中が空っぽですから、そこに水分を入れれば消化器官が一気に活動を始めるでしょう。
つまり、水分を取ることで腸のぜん動運動をうながせるのです。
冷たい水を一気に飲みほすのもよいですが、お勧めなのが白湯(さゆ)。
白湯(さゆ)は体を内部から温めますから、消化器官がより活発に動き出すでしょう。
毎日マグカップに1杯くらいの白湯(さゆ)を飲む習慣をつければ、便秘が解消しやすくなります。

3-3.食物繊維を一緒に取ろう

便秘解消に効果的な食物といえば、食物繊維です。
前述したように不溶性の食物繊維は、水分を吸って膨らむ性質があります。
ですから、便の量が増えてぜん動運動がより活発になるでしょう。
また、こんにゃくや海藻などに含まれる水溶性食物繊維は、水分と共に便を包みこんで滑りをよくしてくれます。
ですから、水分と一緒に食物繊維を取れば、より便秘が解消しやすくなるでしょう。
このほかにも、オリゴ糖などと一緒に水分を取ると便秘が解消しやすくなります。

3-4.運動しながら水を飲もう

運動もまた、便秘解消に効果的な方法です。
特に、腹筋を鍛えると腸が持ち上がって便秘が解消しやすくなるでしょう。
運動をするとたくさん汗をかいてのどが渇きます。
すると、水がおいしく感じられるでしょう。
たくさん水分を取るためにも、運動は効果的なのです。
気候がよいときでも、ウォーキングやジョキングに水筒やペットボトルを持っていきましょう。
水分を取るとトイレが近くなるという場合は、コンビニの近くで走ったり歩いたりすればトイレの心配はありません。
また、ダイエット中で水太りが気になるという人は、塩分を控えて水分を取りましょう。
水太りは水分の取りすぎというより、塩分の取りすぎで起こります。

4.おわりに

いかがでしたか?
今回は、水分不足と便秘の関係についてご紹介しました。
まとめると

  • 水分が不足すると便が固くなる。
  • 水分が不足すると便のかさも減る。
  • 便が固くなり、かさも減れば排出されにくくなり便秘になる。
  • 水分は水か麦茶で取ろう。
  • 目安は1日1.5リットル~2リットル。
  • 食事には必ず汁物を添えよう。

ということです。
お茶やコーヒーを水代わりによく飲むという人ほど、水分不足になりやすいでしょう。
また、水分不足になったからといって必ずしものどが渇くわけではありません。
のどが渇かなくても水分不足になることも多いのです。
さらに、冷たい水を多量に飲むとかえって内臓が冷やされて働きが低下します。
ですから、できるだけ温かい飲み物を飲むように心がけてください。
内臓を温めれば、その分腸のぜん動運動の働きも活発になるでしょう。
水をたくさん飲んでいるのに便秘が解消しないという場合は、水の温度にも注目してください。

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