関節痛に効果のある湿布とは?温湿布と冷湿布、どちらがよいの?

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湿布

関節や筋肉の痛みを抑えるために、最もよく使われるのが湿布です。
「湿布をはったら楽になった」という方も多いでしょう。
しかし、一口に湿布といってもいろいろな種類があります。
そこで、今回は関節痛に効果的な湿布の使い方をご紹介しましょう。
関節痛にもいろいろな原因があります。
どんな痛みにも、湿布が効果的というわけでもありません。
また、より効果的な湿布の使い方や注意点もご紹介します。
関節が痛いのでしょっちゅう湿布薬を使っているという方は、ぜひこの記事を読んで参考にしてみてくださいね。

目次

  1. 湿布の種類とは?
  2. 飲み薬と湿布の違いとは?
  3. 湿布薬が効果的な関節の痛みとは?
  4. 湿布の効果的な使い方とは?
  5. 湿布では効果が薄い関節の痛みとは?
  6. 湿布はどうやって保管すればいいの?
  7. ​おわりに

1.湿布の種類とは?

まず始めに、湿布の種類をご説明します。
湿布は市販されているものと病院で市販されているものがありますが、いったい何が違うのでしょうか?

1-1.冷湿布

はるとひんやりとする湿布です。
湿布といえばこれをイメージする方も多いでしょう。
冷湿布にはメントールという成分が配合されているので、貼るとひんやりと体感するのです。
ですから、実際に冷却効果があるわけではありません。
炎症が強い場合は、温めると痛みが一層強くなります。
ですから、「冷たい」という皮膚感覚を得られるだけでも、痛みが軽くなりやすいのです。

1-2.温湿布

冷湿布とは逆に、貼るとじんわりと温かくなってくる湿布です。
肩こりや腰痛など慢性的な痛みの場合は、温湿布を貼ると痛みが軽くなりやすいでしょう。
温湿布には、トウガラシなどに含まれる「カプサイシン」というからみ成分が入っています。
ですから、冷湿布と同じように皮膚が「温かい」と感じるのです。
カイロのように湿布そのものが熱を持つわけではありません。
また、カプサイシンで肌がかぶれる場合もありますので、肌が弱い方は注意しましょう。

1-3.経皮鎮痛消炎テープ

病院で処方される湿布です。
別名「プラスター剤」ともいいます。
水分がほとんどないので、市販の湿布よりも粘着力が強いです。
鎮痛剤が配合されていますから、激しい痛みがある場合などに処方されます。
市販はされていないので、注意しましょう。
なお、経皮鎮痛消炎テープは年齢制限などもあります。
ですから、家族が処方されたものを勝手に使ってはいけません。

2.飲み薬と湿布の違いとは?

飲み薬でも、関節の痛みをやわらげるものはあります。
欧米では関節痛は飲み薬で治すのが一般的で、湿布はあまり使われないそうです。
しかし、鎮痛成分のある飲み薬は胃への負担が大きく、飲み続けると胃炎や胃潰瘍になる場合もあります。
また、薬によっては服用後に眠くなる場合もあるでしょう。
局所的に腫れや痛みが強い場合は、湿布薬の方が効果は出やすいです。
逆に、体中の関節が痛むなど、痛みの範囲が広い場合は飲み薬の方が効果的でしょう。
ですから、関節の痛みの種類によって飲み薬と湿布を使い分けたり、併用したりすることが大切です。

3.湿布薬が効果的な関節の痛みとは?

では、湿布焼きが効果的な関節の痛みとはどのようなものでしょうか?
この項では、その一例をご紹介します。

3-1.熱や腫れをともなう関節の痛み

前述したように、急な腫れや熱をともなった関節の痛みは、湿布が効果的です。
しかし、湿布を貼る前に病院へ行きましょう。
急な腫れやしゃく熱感は関節の中で骨や筋肉、腱(けん)がひどい炎症を起こしている可能性があります。
市販の湿布よりも病院で処方される鎮痛消炎テープの方がお勧めです。

3-2.外傷

けがで関節をいためると、痛みがしばらく続く場合があります。
そんなときは湿布で冷やしてあげると、痛みがやわらぐでしょう。
また、痛みが強い場合は飲み薬などと併用してください。

3-3.ひどい肩こりや腰痛

冬になると体が冷えやすくなり、肩こりや腰痛がひどくなる人もいます。
そこで、温湿布を貼ってあげると血行が促進され、痛みも軽くなるでしょう。
ただし、前述したようにカプサイシンは肌の弱い方だとかぶれる可能性があります。
皮膚の薄い場所に貼ったり、長時間貼り続けたりしないように注意してください。

4.湿布の効果的な使い方とは?

湿布は、約12時間薬効が持続するようになっています。
ですから、1日に2回はり替えると薬効が1日中持続するでしょう。
朝起きてから湿布を貼り、入浴後に新しいものと貼り替えるとちょうどよいです。
ただし、入浴が深夜になるという場合は、夕方に貼り替えても構いません。
また、肌が弱い方はまず2時間くらいはってみてください。
問題ないようでしたら、そのまま貼り続けて大丈夫です。
なお、鎮痛消炎テープは用法と用量を守ってください。

5.湿布では効果が薄い関節の痛みとは?

年をとると、関節が痛むという方は少なくありません。
特に、ひじやひざなどよく動かす関節に痛みを感じる方は多いでしょう。
このような加齢とともに発症する関節の痛みは、病気の場合もあります。
しかし、最も多いのが「加齢による軟骨の摩耗(まもう)」です。
軟骨とは、食材にも利用される柔らかい骨のこと。
関節を構成する骨の先には軟骨がついていて、クッションの役割を果たしています。
しかし、軟骨は加齢とともにすり減って再生に時間がかかるようになるのです。
すると、骨同士がぶつかって関節が痛むようになります。
このような関節の痛みは、湿布をしても効果は薄いです。
コラーゲンやコンドロイチンなど軟骨を再生する効果のある成分を含んだサプリメントなどを飲んで、軟骨の生成を助けた方が痛みはやわらぎやすいでしょう。
また、慢性の肩こりは湿布を貼り続けるよりも軽い運動や適度な休息を取った方が、改善しやすいです。
ですから、痛みが出ればすぐに市販の湿布をはるよりも、まずは整形外科を受診してください。
整形外科を受診すれば、関節の痛みの原因がすぐにわかるでしょう。
その上で、湿布を利用したりサプリメントを飲んだりしてください。

6.湿布はどうやって保管すればいいの?

湿布は、密封用のチャックがついた袋に入れられて販売されていることが多いです。
ですから、密封用のチャックをしっかり閉めて常温で保存してください。
冷蔵庫などで保管する必要はありません。
また、中には1枚1枚個別に包装された湿布もあります。
この場合は、湿布を開けたらすぐに使いましょう。
放っておくほど薬効成分が乾燥してしまいます。
さらに、一度使いかけた湿布を1年以上放っておいてはいけません。
使いきれなかった場合はもったいないですが始末しましょう。

7.おわりに

いかがでしたか?
今回は関節痛に効果的な湿布の使い方についてご紹介しました。
まとめると

  • 湿布には冷湿布と温湿布、さらに経皮鎮痛消炎テープがある。
  • 冷湿布は急激な炎症による痛みに、温湿布は慢性的な肩こりや腰痛にお勧め。
  • 経皮鎮痛消炎テープは医師の処方箋がなければ、処方してもらえない。
  • 加齢による軟骨の摩耗(まもう)が原因の関節の痛みは、サプリメントの方が効果的。

ということです。
湿布は確かに一時的に痛みをやわらげてくれます。
しかし、根本的に痛みの原因を治療してくれるわけではないので、すぐに痛みがぶり返すことが多いでしょう。
今は、ドラッグストアなどで手軽に湿布が購入できます。
しかし、関節の痛みがひどい場合や慢性的になっている場合は、一度整形外科を受診して原因を突き止めてもらいましょう。

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