便秘がちの人は胃痛に注意!胃痛と便秘の関係を知り治し方を探そう

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胃痛と便秘。関係がないように思えますが、実は深く関係しています。胃痛で便秘になることもあれば、便秘が引き起こす胃痛も。便秘がちの人は、特に注意が必要です。胃腸に便秘が併発している場合、根本的な原因が同じということもよくあります。胃痛と便秘の関係やメカニズムを知って、1日も早く治しましょう。

  1. 胃痛と便秘の関係
  2. 便秘による胃痛のメカニズム
  3. 胃痛による便秘のメカニズム
  4. 病気や疾患が原因の場合も
  5. 胃痛と便秘の治し方
  6. まとめ

1.胃痛と便秘の関係

胃と腸は、どちらも自律神経の影響を受けやすい臓器です。体調不良やストレスで自律神経が乱れると、胃や腸の働きが悪くなり、胃痛や便秘になってしまいます。胃痛と便秘が併発するのは、よくあるケースです。
胃腸という言葉があるくらいで、もともと胃と腸の関係は深いものがあります。つながっているのですから、胃の調子が悪ければ腸の調子に影響し、腸の調子が悪ければ胃に影響するのは当然でしょう。どちらか一方をまず治すのではなく、両方とも一緒に治さなければ、根本的な解決にはなりません。

2.便秘による胃痛のメカニズム

便秘によって胃痛が起きてしまうのは、腸にたまってしまった便が、胃を圧迫するのが原因です。腸内に便が残っているので、胃から腸に食べ物をうまく送れません。胃の中に長く食べ物が残り、胃痛になってしまうというのが基本的なメカニズムです。吐き気がしたり、げっぷが出たりすることも。ガスがたまりやすく、おならも出やすくなるでしょう。
お酒をよく飲む人や喫煙者は、胃痛と便秘になりやすいといわれています。便秘や胃痛以外に、さまざまな病気・疾患の原因にもなりますから、控えるのが賢明です。

3.胃痛による便秘のメカニズム

胃痛は、辛(から)いものなど刺激的なものを食べたときや、暴飲暴食をしたときに引き起こされます。胃が刺激を受けて痛みが発生してしまうのです。当然、胃の機能は低下します。すると、食べ物がうまく消化されない状態で腸に送られることに。その結果、腸内で詰まり、便秘になったしまうという図式です。
また、胃の調子が悪いからといって、消化のいいものばかり食べていると、どうなるでしょうか?腸への刺激が低下して働きが悪くなり、便秘になることがあるといわれています。

4.病気や疾患が原因の場合も

ストレスや食べ過ぎ飲み過ぎの胃痛と便秘は、生活や食事の改善などで治すことが可能でしょう。でも、胃と腸に病気や疾患があって起きる胃痛と便秘もあります。激し胃痛や便秘が併発したら、迷わず病院で診察や治療を受けてください。
代表的な病気や疾患は、以下のようなものがあります。

4-1.腹膜炎

腹膜炎は、腹膜が炎症を起こした状態をいいます。細菌感染による病気です。急性腹膜炎の場合、便秘の症状とともに、発熱・悪寒・嘔吐(おうと)などの症状が出ます。おなかの痛みも広がっていくのも特徴的な症状です。虫垂炎などとの合併症として発症するのがほとんど。早急な処置と治療が必要です。

4-2.腸閉塞

文字どおり腸が塞がってしまう病気です。食べ物などが腸の中で詰まってしまい、便秘や胃痛を伴います。原因として考えられるのは、がんによる組織の変化。また、手術の影響やヘルニアが関係していることもあります。症状の悪化が早く命にかかわりますから、腹膜炎と同様に早急な処置と治療が必要です。

4-3.潰瘍(かいよう)性大腸炎

原因が不明で、国から特定疾患に指定されている病気です。大腸の粘膜に潰瘍やびらんができる病気で、非特異性炎症性疾患と呼ばれています。症状が進行すると、血便や腹痛、下痢とな便秘を繰り返す難病です。

4-4.大腸がん

食生活の欧米化で、日本でも増加してきた病気です。血便や便秘と下痢を繰り返す症状があります。初期の自覚症状がないので、発見が遅くなりがちな病気です。胃痛や下痢があってからではなく、定期的な診断で早期発見に努めましょう。

4-5.機能性消化管障害(FGID)

病気や疾患がなくても、胃痛や便秘、さらに膨満感など不快な症状が出ることもあります。総称して機能性消化管障害(FGID)。主なものに、次の2つがあります。

  • 過敏性腸症候群:主な症状は、腹痛・吐き気・嘔吐・下痢・便秘など。下痢型、便秘型、下痢と便秘を繰り返す混合型の3つに大別できます。男性は下痢型、女性は便秘型が多いようです。
  • 慢性胃炎神経性胃炎:過敏性腸症候群と同様に、検査して異常がないのに胃痛と便秘がある場合に疑われる疾患です。胃痛や便秘のほか、からだがだるいときや頭が重いように感じるときは、可能性が考えられます。

5.胃痛と便秘の治し方

病気や疾患が見つかったら、病因でしっかり治療をすることが大切です。命にかかわるものが多いので、治療を最優先してください。
日常生活で取り組みたい治し方を紹介します。

5-1.生活を改善する

胃腸は、自律神経のバランスが崩れて機能が低下します。過労やストレスをためないようにして規則正しい生活を送ってください。十分な睡眠をとることも大切です。

5-2.食生活を変える

刺激が強いもの、冷たいもの、油が多いものは、胃の負担が大きくなるので控えましょう。食べ過ぎ飲み過ぎも同様です。胃痛と便秘は、一緒に解消するのが理想ですが、現実には胃の方を先に治すのが先決という意見もあります。食べ物は口から入り、胃から腸へと送られていくので、胃の調子を整えるのと、便秘も解消するとの考えからです。ニュアンスの違いはありますが、一緒に治すのと同じような意味といえるでしょう。
胃痛と便秘にいいとされている食べ物では、次のようなものがあります。

  • りんご:胃酸を分解する効果があり、胃痛を緩和してくれます。ペクチンという食物繊維は、便秘の改善に効果的です。果汁100%のりんごジュースは、食後1時間くらいに飲むと、胃痛の予防にもなるといわれます。
  • ヨーグルト:胃にやさしく、腸内環境を整えてくれるので、胃痛にも便秘にも効果があります。同じように、うどんや豆腐もいいといわれます。
  • その他:オリゴ糖など。

5-3.整腸薬を服用する

整腸薬を服用してみるのもいいでしょう。ただし、効果があった人もいれば、さっぱり効き目がなかったという人もいます。個人差もありますし、薬の種類によっても変わってくるはずです。市販の薬を購入するのもいいですが、病院で処方してもらうのが安心できます。

5-4.漢方薬を試す

便秘に耐えられず、便秘薬(下剤)を服用する方もいるようです。しかし、便秘薬は胃に負担がかかり、胃痛が悪化する心配があります。
便秘を和らげたいときには、胃にやさしい漢方薬を試してみてはどうでしょうか?ネットなどで調べて、自分に合う漢方薬を探してください。口コミも参考になります。

6.まとめ

胃痛と便秘が同時に起きたら、その苦しみは経験者でなくても想像できます。経験者ならば、なおさらでしょう。
胃痛と便秘の関係や原因を理解し、さっそく治し方を実践してください。あなたに合った治し方が見つかり、すっきり解消できる日が来ることをお祈りします。

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