便秘でアトピー性皮膚炎が悪化する理由とは?改善方法はあるの?

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アトピー性皮膚炎は、子どもだけでなく大人でも悩んでいる方は多い病気です。
原因が分かりづらく、治療法もどれが効果的か分かるまでに長い時間がかかることも多いでしょう。
そんなアトピー性皮膚炎が便秘になると悪化する、という方も少なくありません。
そこで、今回は便秘になるとアトピー性皮膚炎が悪化する原因と対処法をご紹介します。
アトピー性皮膚炎と便秘は、共通の原因で発症することもあるのです。
それはいったいなぜでしょうか?答えは、この記事を読めば分かりますよ。

  1. アトピー性皮膚炎が悪化する原因とは?
  2. 便秘と免疫力の関係便秘になるとアトピー性皮膚炎が悪化するわけ
  3. 腸内環境を改善し、便秘を解消する方法とは?
  4. まず、便秘を解消することが大切
  5. おわりに

1.アトピー性皮膚炎が悪化する原因とは?

アトピーとは、ラテン語で「分けが分からないもの」という意味です。
アトピー性皮膚炎は原因が分かりにくかったり、複数の要因が合わさった結果発症したりする皮膚炎になります。
ですから、何かのきっかけで症状が好転する場合もあれば逆に悪化することもあるでしょう。
また、アトピー性皮膚炎は子どもの病気というイメージがありますが、大人になって発症したり再発したりしている方もたくさんいます。
アトピー性皮膚炎が悪化する原因としてはストレスが有名ですが。このほかにも免疫力が低下すると悪化しやすいといわれているのです。
免疫力とは、体に異物が侵入してきたとき殺したり体外へ排出したりする力になります。
この免疫力が何らかの原因で低下すると、体内で異物が悪さをしてアトピー性皮膚炎も悪化しやすいのです。

2.便秘と免疫力の関係

便秘は多くの人が経験したことのある体の不調です。
今まで便秘になったことがない、という方はごくわずかでしょう。
アトピー性皮膚炎と便秘の共通点は、原因が複数あって分かりにくいというところ。
便秘も、原因がいろいろありすぎて自分にとって一番の解消法がなかなか見つからない、と悩んでいる方も多いのです。
また、便秘になると腸内環境が悪化することはよく知られています。
便秘になると、本来速やかに体外へ排出されるべき便が、長い間体内にとどまるのです。
便は栄養を吸収された食べ物のしぼりかすや体内の老廃物からできています。
つまり、生ものです。
生ものですから腐ります。
便秘が長期になるほど、腐った便から毒素が発生して腸内にばらまかれるでしょう。
すると、腸内環境が悪化します。
これはどういうことかというと、腸内に住んでいる何百もの最近のうち、体に有益な細菌が死滅し、体に悪さをする細菌が繁殖しやすくなるということ。
腸内の環境が悪化すれば、食べ物の栄養素を十分に吸収できません。
栄養素が吸収できなければ、体が栄養不足になって免疫力も低下します。
すると、体が弱ってますます便秘になりがちになる。こんな悪循環も起こるのです。

3.便秘になるとアトピー性皮膚炎が悪化するわけ

さて、便秘になると健康な方でも肌荒れが起こりやすくなります。
これは、免疫力低下に加えて体内にとどまった便から排出される毒素が、血管を通って肌から排出されるためでもあるのです。
アトピー性皮膚炎の方は、普通の方よりも皮膚が弱くデリケート。
ですから、毒素の影響を受けてかゆみが増したり皮膚が炎症を起こしやすくなったりします。
また、免疫力が低下すればハウスダストのアレルギー症状などがより強く出ることもあるでしょう。
これが、便秘になるとアトピー性皮膚炎が悪化しやすくなる原因です。

4.腸内環境を改善し、便秘を解消する方法とは?

では、どうすれば腸内環境が改善できるのでしょうか?
この項では、その方法の一例をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

4-1.乳酸菌を含まれている食物を積極的に食べる

腸内環境を改善するためには、善玉菌を増やす必要があります。
善玉菌を増やす食べ物というとヨーグルトを思い浮かべる方も多いでしょう。
これは、ヨーグルトの中には善玉菌の代表格、ビフィズス菌をサポートする乳酸菌が多く含まれているからです。
ですから、乳酸菌が増えればビフィズス菌も増えます。
しかし、アトピー性皮膚炎の方の中には乳製品を食べると症状が悪化するという方もいるでしょう。
ご安心ください。乳酸菌はキムチやぬか漬けといった発酵食品にもたくさん含まれています。
お酢を入れていないのに酸味を感じる発酵食品は、たいてい乳酸菌が繁殖しているのです。
ですから、乳製品がダメという方はほかの発酵食品を食べてください。
特に、ぬか漬けは塩分にさえ気をつければ、効率よく乳酸菌が摂取できます。
また、サプリメントでも乳酸菌がありますので、積極的に取ってみましょう。

4-2.オリゴ糖を同時に摂取する

オリゴ糖は糖分の一種で、乳酸菌やビフィズス菌のエサになります。
ですから、一緒に食べればなお効果的でしょう。
オリゴ糖の甘さは砂糖よりも柔らかいですし、くせがありません。
砂糖代わりに使っても問題ないでしょう。
スーパーなどでも手に入りますし、値段も手ごろです。

4-3.ジャンクフードを避ける

逆に避けた方がよいのが、ファーストフードやスナック菓子といったいわゆるジャンクフードです。
魅力的な味付けですから、つい食べたくなる方もいるでしょう。
しかし、これらに使われている油脂類は、決して体によいものではありません。
また、ジャンクフードは野菜がほとんど含まれていないのです。
フライドポテトはいも類であり、野菜類ではありません。
野菜が不足すればビタミンやミネラルといった肌の状態を改善する栄養素も不足します。
ですから、便秘しているときはできるだけ避けましょう。

4-4.ストレスをためない

腸は第二の脳といわれるくらい、ストレスに敏感です。
プレッシャーを感じると下痢になる方は多いですが、便秘になる人も少なくありません。
また、ストレスを感じ続けると、免疫力も低下します。
現代はストレス社会といわれているのです。
ですから、ごく普通に生活をしていても、ストレスを感じることも多いでしょう。
それをうまく解消する方法を見つけてください。
大声を出したり体を動かしたりすると、簡単に短時間でストレスを解消できます。
また、ゆったりとした気分で過ごせるように香りや音楽にこってみてもよいでしょう。
ただし、暴飲暴食はいけません。
腸内環境がより悪化します。

5.まず、便秘を解消することが大切

すでに長期間便秘になっているという方は、まずは解消させましょう。
便は体内に長くとどまるほど水分が抜け、より排出されにくくなります。
ですから、いろいろ努力をしたけれど解消できない便秘は、市販の薬を使って出してください。
用法と用量を守れば問題はありません。
それから、便秘を再度悪化させないように生活習慣を改善しましょう。

6.おわりに

いかがでしたか?
今回は、便秘になるとアトピー性皮膚炎が悪化する原因や対処法をご紹介しました。
便秘は、ストレスでも起こります。
ですから、アトピー性皮膚炎の悪化と同時に起こることもあるでしょう。
また、皮膚炎が悪化した結果ストレスが増して便秘になることもあります。
ですから、どちらも全く無関係というわけではありません。
両方とも悪化させないように、日常生活に気を配りましょう。
なお、アトピー性皮膚炎の治療にはいろいろな民間療法もあります。
しかし、まずは皮膚科を受診して悪化した原因を確かめてください。
その方が回復は早くなるでしょう。
また、乳酸菌は美肌効果もありますから、皮膚炎の改善にも効果的です。

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