ポッコリお腹を解消!宿便を出す5つの方法と便秘解消のメリット

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宿便解消

便秘でお悩みの方は多いですが、便秘の原因になる宿便という言葉をご存じでしょうか?
宿便は、滞留便といわれ、腸に数週間にわたり滞っている便のことです。
どんな人でも体に3キロ~5キロくらい、便秘の人では4~6キロも、宿便がたまっているといわれています。この宿便を放っておくと、体にさまざまな症状を引き起こし、最悪な場合、大腸がんの原因にもなってしまうのです。そこで、今日は、宿便を出す5つの方法についてご紹介します。「便秘がなかなか改善しない」「おなかが張って苦しい」などの症状でお悩み方はぜひチェックしてみてください。体調不良の一因となる宿便を改善し健康な体を手に入れましょう!

  1. 宿便とは?
  2. 宿便が及ぼす悪影響とは?
  3. 宿便を出す5つの方法
  4. 宿便を出すときの注意点

1.宿便とは?

人の腸には、600~1,000個もの腸内細菌がおり、毎日相当の数が死んでいます。この腸内細菌の死骸と食べ物のカス、はがれ落ちた腸壁などが合わさったものが宿便です。宿便は数週間にわたり腸にたまり、毒素を排出します。宿便というと、腸の中にびっしりとこびりついているような便を想像されるかもしれません。しかし、腸壁は常にはがれ落ちて、新しいものに生まれ変わっているのです。腸に便がついたとしても、便と一緒にはがれ落ちるため、実際はうっすら程度だといわれています。

1-1.宿便の原因は?

通常、健康な状態であれば、食べ物は、食後48時間以内には便として排出されます。これが、何らかの原因で、排便機能が低下し、72時間を超えても排出されなくなると宿便になるのです。排便機能の低下は、食事のバランスやストレス、加齢、薬の服用による副作用が原因。宿便で悩む割合は、男性より、女性に多いといわれています。女性は、おなか周辺の筋肉量が少なく、便を排出するための腸のぜん動運動が弱くなかなか排出できない体のしくみにより便が滞りやすくなってしまうのです。

2.宿便が及ぼす悪影響とは?

人の体の中に3キロもの宿便がたまった場合、体にはどのような影響があるのでしょうか?
宿便が及ぼす悪影響について確認していきましょう。

2-1.腸内環境の悪化

健康な腸内は、善玉菌が多く、悪玉菌の増殖や腸内に病原菌が侵入するのを防いでいます。食べ物だけではなく、体の老廃物まで固まっている便が腸内にとどまると、有害物質が発生し、悪玉菌が増殖。これにより腸内環境が劣悪な環境になってしまうのです。悪玉菌が増殖すると腸内環境のバランスが崩れ、生活習慣病や老化を引き起こします。

2-2.便秘・痔

宿便は、腸内環境を悪化させ、腸の動きも鈍ります。これが原因で、便秘の症状がひどくなり、宿便も増えるという悪循環が繰り返されるのです。便は硬くなり、こう門を傷つけると痔を引き起こします。便が細くなる、下痢をしやすいといった症状も宿便によ原因があるかもしれません。

2-3.おなかの張り・食欲不振・おなら

宿便は、数週間の間、腸内で腐敗し、有毒ガスを発生させます。宿便が3キロ以上たまると、下腹部の張りや痛み、食欲不振を引き起こし、ガスのせいでおならに悩まされることが多くなるのです。

2-4.肌荒れ・ニキビ

老廃物がスムーズに排出されず、体の中にたまると、肌にも悪影響を及ぼします。宿便により新陳代謝が落ちた体は、宿便が発生させる毒素により酸化され、肌も内臓も老化してしまうのです。宿便は、アトピーの原因の一部ともいわれています。

2-5.ニオイ

腸にたまった便は、老廃物の塊です。腸内で腐敗し、毒素をまき散らしています。この毒素が血液中に取り込まれ、血液によって全身に行き渡るのです。腐敗した食便から出る、毒性のガスは嫌なニオイとなり、口臭や体臭の原因に。ニンニクやニオイのきつい食べ物を食べていなくても口臭や、体臭が臭う場合は、宿便が原因かもしれません。

2-6.大腸がんのリスクが高まる

私たちの体を守る、免疫細胞、実は、7割は腸で作られていることをご存じでしょうか?腸には、白血球やリンパ球などの免疫細胞が多く存在しています。しかし、宿便のたまった腸では、悪玉菌の増殖により免疫力が低下、ウィルスなどへの抗体がなくなり、感染症やがんのリスクが高まってしまうのです。
特に怖いのが、大腸がん。宿便が慢性化すると、悪玉菌が発がん性物質を生み、がんの原因を作ります。免疫力が低下した腸内では腸の壁に炎症を起こし、腸閉塞や潰瘍、大腸がんの発症リスクを高めるのです。

3.宿便を出す5つの方法

体にさまざまな悪影響を及ぼす宿便。いいことが1つもない宿便を、1日も早く出したいと思う方が多いのではないでしょう?この項では、腸の中をキレイにする宿便の出し方をご紹介します。

3-1.食べ物の改善

宿便の元となる、そもそもの原因が食べ物です。バランスの悪い食事や無理なダイエットはやめて、バランスのいい食生活を心がけます。食物繊維の多い食品を選ぶことが大切。食物繊維の多い食品は、サツマイモ、ゴボウ、キャベツ、キウイ、リンゴ、アボガドなどが代表的です。朝ご飯をしっかりと食べ、排便を促しましょう。寝起きは、冷たい飲み物ではなく、白湯(さゆ)を飲み、胃腸の機能をゆっくりと目覚めさせると、朝のスムーズな排便に効果的。乳酸菌やオリゴ糖は、善玉菌を増やし、腸内環境を整える成分です。乳酸菌の多く含まれるヨーグルトや乳製品を積極的に食べるようにしましょう。

3-2.断食

断食は、宿便の解消法として、とても効果があります。断食により、胃腸を休ませ、機能を回復、体にたまった毒素を排出することが目的です。断食期間中は、飲まず食わずというわけではなく、野菜ジュースやサプリメントなどを併用し、無理なくできる範囲で行っていきます。どうしてもつらいときは、バナナをちょっとだけ食べてもいいのですよ。断食の期間は、プチ断食といわれる1日や半日のものから、6日間行う本格的なものまでありますが、自分の生活スタイルに合わせて徐々に進めていくことが大切。
断食で飢餓状態に陥った体は、ホルモンのバランスや分泌が整い、腸内細菌が増えるといわれています。体の中の機能が回復し、働きがよくなると、毒素を出す力も高まり体中の汚れを排出するのです。断食中は、食べ物を摂取していないにもかかわらず、便がたくさん出ます。これが、体にたまった宿便。人にもよりますが3日間の断食で体重が3キロ落ちたという方も少なくありません。これは、痩せたのではなく、たまっていた宿便が出たことでその分の体重が減ったということでしょう。

3-3.腸内洗浄

腸内洗浄は、清潔な温水を腸内に注入し腸にたまった宿便を洗い流す方法です。宿便だけでなく、悪玉菌やほかの老廃物もスッキリさせる効果があります。海外では、エステに取り入れられるほど大人気 。現在、自宅でできるキットなども販売されていますが、大腸や直腸を傷つけるかもしれません。安全に行うためには、内科や胃腸科、美容クリニックなど医療機関で行う方がいいでしょう。やりすぎると自力での排せつ機能が弱まることがあります。注意して行いましょう。

3-4.マッサージ

宿便や便秘解消法の1つにはマッサージも効果的。腸の周辺の血行をよくすることで、腸を刺激し、排便を促します。おへその周辺をゆっくりと指圧。さするだけでも効果ありなので、仕事の休憩中や寝起きに優しく行うのもおススメです。ただし、あまり強く押しすぎると腸にダメージを与えてしまうかもしれません。これだけでは、宿便への効果が薄いので食生活改善などを併用して行いましょう。

3-5.漢方薬

漢方薬は、化学的に合成された西洋薬とは違い、薬効成分のある植物や鉱物など、複数の生薬を調合して処方するお薬です。症状の元となる原因を改善していきます。市販の便秘薬とは違い、便秘になる原因を探り、体質改善を行うことで、症状を改善させることが目的です。体の抱える問題をじっくりと解消していくことで、体の調子が整います。漢方薬についての詳細を知りたい方はこちらのページも参考にしてください。


4.宿便を出すときの注意点

便秘で下剤成分の含まれたお薬を飲んでいる方も多いでしょう。しかし、下剤は、腸を無理やり動かし排便させる方法です。体はその強引ややり方を害があると判断し、免疫機能が働きます。これにより、腸は動くことをやめ、自力で排せつする機能を止めてしまうことがあるのです。また、宿便には、センナ茶がいいといういう話がありますが、センナ茶には下剤と同じ成分が含まれるため、便秘や宿便にはよくありません。薬の力を借りて無理やり出すやり方は、体に負担がかかってしまいます。これにより、ますます便秘や宿便がひどくなり、下剤を飲む→効かない→悪化といった、悪循環に陥ってしまいますので注意しましょう。

4.まとめ

いかがでしたでしょうか?今日は、宿便を出す5つの方法についてお話ししました。

  1. 宿便とは?
  2. 宿便が及ぼす悪影響とは?
  3. 宿便を出す5つの方法
  4. 宿便を出すときの注意点

健康や美しさは腸の状態で決まるといっても過言ではありません。宿便が解消すれば、肌の調子が整い、美しさと健康を手に入れることができます。かといって、おなかにたまった便をつらく感じ、下剤を飲んでしまうのは逆効果です。断食や腸内洗浄でキレイになった腸も、普段の食生活が悪ければすぐに元に戻ってしまいます。体に優しい漢方薬を使う、食生活を改善するなどできるところから始めてみてはいかがでしょうか?体が持つもともとの機能を取り戻すことで、宿便を解消していきましょう。

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