きなこの力

きなこの力で便秘を解消! 女性にとってうれしい成分や摂取方法

監修: 快適ヘルシーライフ編集部  免責事項について

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皆さんはきなこを使った料理やお菓子を食べるでしょうか。実は、きなこには女性にとってうれしい効果が詰まっています。そのひとつに便秘解消が含まれているのをご存じでしょうか。そこで、きなこの驚くべき効果についてまとめました。

  1. きなこに含まれる成分
  2. きなこの便秘解消効果とは
  3. きなこを摂(と)る方法と目安
  4. きなこで便秘が治らないときは
  5. まとめ

1.きなこに含まれる成分

和菓子などでよく見かけるきなこ。そのきなこには、どのような成分が含まれているのでしょうか。チェックしておきましょう。

1-1.きなことは

まず、きなこがどのようなものか確認しておきます。
きなことは大豆をいためて皮を取り除いた後、ひいて作られた粉のこと。加熱することで大豆独特の臭みが抜けて香ばしくて口にしやすくなっています。
このきなこが健康的に優れているのは、大豆そのものを粉にしているから。きなこは大豆に含まれる栄養素をそのまま摂(と)れる画期的な食べ物となっています。

1-2.きなこに含まれる栄養素

きなこに含まれる栄養素は、大豆が持つものと全く同じものとなっているのです。

  • タンパク質
  • 食物繊維
  • ビタミンB1
  • ビタミンB2
  • カルシウム
  • カリウム
  • 亜鉛

これらの栄養素がすべて入っています。特に、大豆には大豆イソフラボンという栄養素が含まれているのがポイント。大豆イソフラボンは、女性ホルモンと似た働きをします。そのため、きなこを摂(と)るだけで肌持ちや生理などの症状がよくなるのです。

2.きなこの便秘解消効果とは

きなこは、女性の味方となる栄養素が多く含まれています。特に、その中でも便秘に対して効果が高いと言われているのです。そこで、きなこが便秘にもたらす効果についてチェックしてみましょう。

2-1.なぜきなこが便秘に効く?

きなこは、多くの食物繊維を含んでいることで有名です。きなこ100gあたり16.9g含まれていると言われています。理想的な食物繊維摂取量は25~30gとなっているのでスプーン1杯だけで大きく変わってくるのです。
現代では、食文化の変化によって食物繊維が摂(と)りづらい環境になっています。おやつなどのタイミングできなこを取り入れてみましょう。

2-2.食物繊維の「水溶性」と「不溶性」を持っている

食物繊維には「水溶性」と「不溶性」があります。
便秘を解消するには、老廃物を体外へ出そうとする水溶性食物繊維が必要となるもの。しかし、この水溶性食物繊維だけでは便秘の解消になりません。同時に不用性食物繊維が必要になります。
不溶性食物繊維とは、水分を含んで膨らむのが特徴です。便秘の症状であるコロコロしたウンチのときは、不溶性食物繊維が足りていない状態。きなこは、この不溶性食物繊維も含んでいるため便秘解消に役立ちます。

2-3.大豆オリゴ糖も含んでいる

きなこは食物繊維だけでなく「大豆オリゴ糖」も含んでいるのです。この要素があるため、腸内環境を整えて便秘の予防になります。
大豆オリゴ糖は、腸内にある善玉菌を増やす栄養素。腸内の善玉菌が活性化することで老廃物や便を出しやすくなります。

3.きなこを摂(と)る方法と目安

きなこは体にいいものです。特に、便秘を解消したいときは強い味方となってくれます。そこで、便秘解消につながる摂取量や摂(と)り方について確認しておきましょう。

3-1.きなこの食べ過ぎに注意

「健康にいいものはどれだけ食べてもいい」と思いがち。しかし、きなこにも弱点があります。その弱点とはカロリーです。
きなこは大さじ1杯で35カロリーもあります。100gになると437カロリーにもなると言われているのです。きなこは、毎日決まった量だけ摂(と)りましょう。
また、きなこには大豆イソフラボンも含まれています。大豆イソフラボンには、女性ホルモンに似た働きをする性質があるもの。そのため、必要以上に摂取すると体に影響が出るので注意してください。特に、妊娠中の方は大さじ1杯までにとどめておくようにしましょう。

3-2.便秘におすすめの「きなこ牛乳」

便秘の人におすすめなのが「きなこ牛乳」です。朝に飲んでおけば腹持ちもいいのでおすすめのメニューとなっています。材料としてはきなこ大さじ3杯、オリゴ糖大さじ1杯、牛乳コップ1杯あれば大丈夫です。
まず、きなことオリゴ糖をコップに入れましょう。牛乳をコップ半分だけ入れてかき混ぜます。
しっかりかき混ぜた後、残り半分を入れて完成です。きなこは思っている以上に溶けにくいのでしっかり混ぜましょう。また、時間が経過すると共にきなこが沈んでいくので混ぜながら飲むようにします。

3-3.ヨーグルトと一緒に摂(と)る

牛乳が苦手な人は、ヨーグルトと一緒に食べてみましょう。材料としてはプレーンヨーグルト適量にきなこ大さじ1杯、オリゴ糖大さじ1杯で大丈夫です。
まず、ヨーグルトを食べたい量だけ器に盛りましょう。その中にきなことオリゴ糖を混ぜてれば完成です。
ヨーグルトには乳酸菌が含まれています。この乳酸菌とオリゴ糖は、腸内環境をよくする組み合わせなので相性バツグン。便秘に困っている人は、朝ごはんにきなこヨーグルトを摂(と)ってみることをおすすめします。

4.きなこで便秘が治らないときは

便秘がひどい人は、きなこだけでは治らない人もいるものです。そこで、きなことサプリ・薬剤を併用することをおすすめします。サプリを取り入れることで効率よく安全に便秘を解消できるのです。この項目では、便秘で困ったときに頼りたいサプリについてご紹介しましょう

4-1.つらい便秘にサプリ

どうしても便秘が解消しないときは、サプリの力を借りて解消するのがおすすめです。サプリを使えば効率よく解消できます。
サプリは、止まっている腸の動きを復活させるのが目的です。ぽっこりお腹が気になったり一向に便秘が治らなかったりするときは、サプリの力も借りましょう。

4-2.サプリの頼り過ぎに注意

サプリを使うのは、便秘解消に効果的です。しかし、サプリメントだけ使って便秘解消するのはおすすめできません。
サプリメントを使えば便秘は解消できます。しかし、サプリメントだけで便秘を解消すると薬なしでは排便できない体になるのです。便秘しやすい体になっているときは、根本から改善することが望ましいと思いましょう。

4-3.サプリメントと並行して行いたいこと

サプリメントを摂取すると共に行いことは、まず食生活の改善です。同じものばかり食べる人は、便秘になりやすい傾向にあります。また、野菜類を食べない人も便秘になりやすいので注意しましょう。食べる量よりも取り入れるものの見直しが必要です。ヨーグルトや納豆、バナナ、りんご、オリーブオイルがおすすめ。
また、サプリメントと共に簡単な運動を取り入れてみましょう。ストレッチだけでも腸の動きは良くなります。時間がある人は便秘解消に併せてジョギングなどを行うのがおすすめ。ウォーキングだけでも効果大です! また、適度な運動は血行を良くするので便秘だけでなく体調を底上げできます。

5.まとめ

いかがでしたか?この記事ではきなこが便秘に与える効果についてまとめました。
きなこは、大豆をひいてできた粉のため栄養価が非常に高いのが特徴。特に、食物繊維を多く含んでいるため便秘に大きな効果を与えてくれます。
きなこは少量を毎日摂(と)ることが大事です。牛乳やヨーグルトに入れて徐々に体の中へ摂(と)り込んでいきましょう!