何をしても便秘が治らない!?その理由と対処法とは?

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運動

便秘は最もポピュラーな体の不調です。
年齢を問わずに発生しますし、悩んでいる方も多いでしょう。
また、便秘の解消法もたくさん紹介されています。
しかし、どんなことをしても便秘が解消しない方、もしくは便秘をくりかえす方もいるのです。
そこで、今回は便秘が治らない理由とその対処法をご紹介します。
便秘の原因はさまざまです。
そのため、通常の解消方法が効きにくい方もいるでしょう。だからといって、安易に便を出せる方法に頼りすぎると後で大変なことになるかもしれません。
ひどい便秘に長年悩んでいるという方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

  1. がんこな便秘になる原因とは?
  2. 便秘が治らない場合の対処法
  3. おわりに

1.がんこな便秘になる原因とは?

この項では、がんこな便秘になる理由をご紹介していきます。
便秘はポピュラーな体の不調のためつい見逃されがちですが、深刻な病気の症状の可能性もあるのです。

1-1.加齢

年齢が上がるにつれて、どうしても運動不足になり腹筋も弱まってきます。
便を正常に出すには、ある程度の腹筋が必要なのです。
また、年を取ると食が細くなりがち。食べる量が減れば便の量も減り、その結果便秘になります。
解消するには、体の負担にならないような運動を続けたり、食物繊維を多く含む食べ物を食べたりして腸の動きを活発化させましょう。
今まで便秘知らずだったという方も、加齢とともに便秘をするようになるケースは少なくありません。

1-2.薬の副作用

薬の中には、副作用として腸の働きが鈍くなるものもあります。
薬を処方されるときに、説明を受けた方もいるでしょう。
また、処方が長くなると便秘がひどくなる薬もあります。
原因が薬と分かっている場合は、主治医や調剤薬局の薬剤師に相談してみましょう。
薬を変えてくれます。

1-3.腸の病気

ポリープや大腸がんの症状のひとつに、便秘があります。
ポリープやがんができると、腸管がその分狭くなるのです。
ですから、便が通りにくくなって便秘になります。ポリープやがんができてしまうと、どんな便秘解消法を使っても便秘が治りません。
下剤を使っても出にくくなります。
また、そのほかの症状に血便などがありますので、「おかしいな」と思ったらすぐに病院へ行きましょう。

1-4.ねじれ腸や鈍感腸

ねじれ腸というのは、腸の一部がねじれたように細くなっている状態のことです。
細い部分で便がつまってしまうので便秘になりやすいでしょう。
ねじれ腸は遺伝や体質でなることが多く、子どものころから便秘がちだったという方は、ねじれ腸の可能性が高いそうです。
また、腹痛をともなう便秘が起こりがちな方もねじれ腸の可能性が高いでしょう。
なお、ねじれ腸はあくまでも体質であり、腸ねん転のような病気ではありません。
ですから、決定的な治療法がないのです。
また、鈍感腸とは便意を感じにくくなっている腸のこと。
便意は、副交感神経がつかさどっています。
ストレスや自律神経の乱れなどで副交感神経の働きが鈍くなると、便意が起こっても感じにくくなり便秘になりがちです。
また、実際に便意が起こっても、脳が感じないため便秘が治らないというケースもあるでしょう。

1-5.下剤の乱用

便秘を即効で解消してくれる下剤飲んでいるという方は多いでしょう。
しかし、下剤で便を出す習慣をつけてしまうと、下剤を飲まなければ腸が動きにくくなってしまいます。
特に、用量を守らずに使用している方は要注意。
下剤を多量に使うと腸壁がいたんでポリープや潰瘍(かいよう)の原因にもなるでしょう。

2.便秘が治らない場合の対処法

では、便秘が治らない場合はどうしたらよいのでしょうか?
この項では、その方法の一例をご紹介します。
ぜひ参考にしてください。

2-1.病院を受診する

たかが便秘、とあなどってはいけません。
通常の便秘ならば、病院に行くまでもなく解消できるでしょう。
しかし、何をやっても解消しない便秘は病気の可能性も高いのです。
まずは内科を受診し、腸の様子を見てもらってください。
レントゲンを撮ればある程度状態が分かります。
また、必要ならば直腸検査なども行ってくれるでしょう。
便秘で病院に行くなんて恥ずかしいと思う方もいるかもしれません。
しかし、便秘もひどくなると自分では解消できなくなることも多いのです。
10日以上便秘が続き、どんなことをしても治らないという場合は、病院へ行ってください。

2-2.マッサージや運動などを続ける

ねじれ腸の場合は、腸の形がそもそも便秘しやすいものなのです。
ですから、便秘に効果のある食材を食べても、解消しにくいでしょう。
ねじれ腸の方の便秘解消には、マッサージとおなかをねじる運動が効果的です。
何をやっても便秘が解消しにくく病気でもないという場合は、とりあえず腸の形にそったマッサージを行ってみましょう。
毎日続けることが大切です。さらに、おなかをねじるテニスやゴルフなどのスポーツもねじれ腸の便秘解消に効果的でしょう。
なお、逆に長年テニスやゴルフなどを行ってきた人が急にやめてしまうと、ねじれ腸になるという報告もあります。
そのため、急に運動をやめてしまった方は、毎日マッサージをしましょう。
「マッサージを続けている限り便が出る」という方も多いのです。

2-3.心療内科や精神科を受診する

ストレスによる自律神経の乱れなどで便秘になった場合は、心療内科や精神科を受診してみましょう。
自律神経が乱れている場合は、便秘のほかにも症状が出ていることも珍しくありません。
また、うつ病の症状のひとつにも便秘があります。
今は、自律神経の働きを調える薬などもあるのです。
それらを処方してもらえば、鈍感腸も改善する可能性があります。

2-4.下剤の乱用をやめる

多量の下剤を使って便秘を解消しているという方は、下剤の乱用をやめましょう。
しかし、自分でやめようと思っても、なかなかうまくいかないケースが多いです。
そこで、内科を受診して、下剤を乱用していることを伝えてください。
下剤を長期にわたって多量に服用していると、腸自体が弱っていることもあります。
そのため、腸の機能を回復させながら、便秘を解消していくのです。
しかし、下剤自体が悪いというわけではありません。
用法と用量を守って使うのでしたら、下剤で便秘を解消することは決して悪くないのです。
ですから、「何が何でも下剤は使わない」と思うのではなく、用法と用量を守って使うように心がけましょう。
なお、漢方薬は体に悪影響を与えないというイメージがありますが、漢方の便秘薬も乱用すれば腸の働きを鈍くさせます。
ですから、漢方薬を利用していても、用法や用量は必ず守りましょう。

3.おわりに

いかがでしたか?今回は、治らない便秘の原因と対処法についてご紹介しました。
便秘は、長引くほど解消が難しくなります。
ですから、1日でも便が出ない場合はよく体を動かしたり食物繊維が豊富なものを食べたりして便秘解消に心がけましょう。
また、便秘が一度解消したからといって、便秘解消法をやめてしまえばまた便秘は復活します。
体内に排便のリズムを覚えさせるためには、時間が必要です。
そのため、1度便が出た後も便秘解消法は続けていきましょう。
特に、マッサージは高齢の方でも問題なく行えます。毎日寝る前など決まった時間に腸をマッサージする習慣をつけてください。
温かい手のひらでさすることで、リラックス効果も得られて一石二鳥です。

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