便秘薬の副作用はどんな症状?知っておきたい下剤の副作用について

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便秘が長く続けば続くほどつらいですよね。早く便秘を解消したいからと便秘の薬を飲む人は多いでしょう。しかし、便秘薬の種類には副作用が強いものがあります。きちんと副作用について把握しておかなければ身体に大きな負担がかかるでしょう。そこで、これから便秘薬の基礎知識や副作用について詳しく説明します。

  1. 便秘薬の基礎知識
  2. 副作用が出る便秘薬の飲み方
  3. 薬の種類別の怖い副作用その1
  4. 薬の種類別の怖い副作用その2
  5. 薬の種類別の怖い副作用その3
  6. 薬の種類別の怖い副作用その4
  7. 副作用の少ない便秘薬とは
  8. 便秘薬副作用にかんしてよくある質問

この記事を読むことで便秘薬の副作用について正しい知識を身につけることができます。


1.便秘薬の基礎知識

便秘の解消法としては便秘薬が一般的です。しかし、便秘薬を効率的に使うには基礎知識を身につける必要があります。そこで、便秘薬・下剤の種類と効果について説明していきましょう。

1‐1.便秘薬の種類と効能メカニズム

便秘薬には整腸剤・下剤・マグネシウムなどさまざまな種類があります。種類によって効能メカニズムが異なるため、1つずつチェックしておかなければなりません。身体に負担をかけず便秘薬を使用するには、便秘の種類に合った便秘薬を選ぶことが大切ですよ。

1‐2.整腸剤

おなかの調子が悪いとき整腸剤を飲む人は多いでしょう。整腸剤は漢字を見ればわかるように、腸を整えるための薬です。おなかのくだりを直接止める働きはありません。腸内を整えることでおなかの働きを正常に戻します。つまり、下痢や便秘になりにくい環境を整えてくれるのです。便秘を根本的な原因から改善したい人は、整腸剤が最適な便秘薬になるでしょう。

1‐3.下剤

腸内にたまっている便をやわらかくする薬が下剤です。下剤は排便をうながす効果、腸内にある異物を取りのぞく効果があります。また、下剤の種類は主に粘滑性・膨張性・塩類性・刺激性・浸潤性の5つです。下剤の効果は即効性があるからとダイエットとして服用する人が増えています。

1‐4.マグネシウム

マグネシウムは市販の便秘薬に多く含まれている成分です。よって、便秘薬のカテゴリーにはマグネシウム系便秘薬というものがあります。マグネシウムは便秘薬の中でも副作用が少ない点がメリットです。排便に必要なぜん動運動を高め、便秘に必要な水分を与えてくれます。自然に排便のシステムを整えてくれる成分です。

1‐5.その他

便秘薬として使われているのはほかにもたくさんあります。たとえば、サプリメントと漢方薬です。サプリメントは副作用が少なく、栄養不足になりがちな生活を補ってくれます。そして、推奨する病院が増えてきた漢方薬は、根本的な便秘の原因が解消できるものです。体質改善を目的としているため、便秘になりにくい身体づくりができるでしょう。

2.副作用が出る便秘薬の飲み方

実は、便秘薬の飲み方によって副作用が出てくることがあります。副作用に不安を抱いている人は、正しい飲み方、誤った飲み方の違いをきちんと把握しておきましょう。

2‐1.便秘薬が推奨される場合

できるだけ、便秘薬・下剤乱用は避けておきたいところです。しかし、便秘薬が推奨されるケースがあります。たとえば、便秘でおなかがぽっこり出たとき、便秘で腹痛を感じたときです。腸内に入りきれないほどの便がたまっている証拠になります。よって、すぐに便を排出しなければなりません。便秘薬が推奨される場合は、飲む量をきちんと守ってください。飲み水は冷水よりも白湯(さゆ)がおなかに優しいですよ。

2‐2.NGな便秘薬の使い方

便秘薬のNGな使い方は、同じ便秘薬を毎日飲み続けることです。人間の身体は不思議なことに、毎日飲む薬に慣れてしまいます。同じ便秘薬を飲み続けているといつの間にか効かなくなってしまうのです。また、身体が便秘薬に慣れる=強い便秘薬でないと効果がないという結果になります。非常に身体へ大きなダメージをかけてしまうのです。また、含有量以上の量を飲むのもNGになります。速く効果を実感するためにたくさん飲む人はいますが、過剰摂取は逆効果です。

3.薬の種類別の怖い副作用その1

薬の恐ろしさを知るために、種類別の怖い副作用について知りましょう。これから、アントラキノン系便秘薬について説明します。

3‐1.アントラキノン系便秘薬

アストラキノン系便秘薬の主成分はセンナ・大黄・アロエ・カスカラサクラダなどです。腸内に刺激を与えることで便秘解消をうながす便秘薬になります。強い副作用が現れるのもアントラキノン系便秘薬の特徴です。

3‐2.アントラキノン系市販薬名

アントラキノン系便秘薬は大腸刺激性下剤とも呼ばれています。市販で販売されている便秘薬のおよそ7割がアントラキノン系になるでしょう。市販薬名ではビューラック、スルーラックS、コーラックなどが当てはまります。便秘薬を購入するときはどんな便秘薬なのか確認したほうがいいですね。

3‐3.使用が推奨される便秘タイプ

腸に刺激を与えるため、アントラキノン系は副作用が強いです。しかし、使用が推奨される便秘タイプがあります。使用が推奨されるのは「弛緩性(しかんせい)便秘タイプ」です。弛緩性(しかんせい)便秘タイプは日本人の中でも最も多い便秘タイプといわれています。コロコロとした便が出る、おなかが張りやすいなどといった便秘の症状が特徴的です。

3‐4.副作用の症状

副作用が強いアントラキノン系便秘薬は、激しい腹痛と吐き気をともなうケースが多いです。長期間服用するほど、一過性の大腸メラノーシスを発症するともいわれています。大腸メラノーシスは大腸に発生する色素沈着のことです。大腸が黒ずみ、腸の働きが悪くなります。そのため、アントラキノン系は長期服用におすすめしません。

3‐5.使用を注意すべき人、タイプ

刺激が強すぎるため、妊婦の人や便秘が重症の人は使用を控えたほうがいいでしょう。また、痙攣性(けいれんせい)便秘タイプは便秘と下痢が交互にやってくる身体に負担がかかりやすいタイプです。さらに、腸内を刺激してしまえば便秘が悪化します。また、主成分のカスカラサクラダは授乳婦に悪影響をもたらすので注意してください。

4.薬の種類別の怖い副作用その2

便秘薬の1種「ジフェニルメタン系」について説明しましょう。ジフェニルメタン系とは一体どんな便秘薬なのか、特徴をしっかりチェックしてくださいね。

4‐1.ジフェニルメタン系

大腸刺激性下剤にはアントラキノン系ともう1つ、ジフェニルメタン系があります。ジフェニルメタン系の主成分はピコスルファーナトリウム、カサントラノール、カスカラ、ビサコジルなどです。アントラキノン系に入っていない成分が含まれています。

4‐2.ジフェニルメタン系市販薬名

市販で販売されているジフェニルメタン系下剤は、コーラックソフト、サトラックスエース、ビオフェルミンなどがあります。アントラキノン系と比べると穏やかな効き目が特徴的です。

4‐3.使用が推奨される便秘タイプ

使用が推奨される便秘タイプはアントラキノン系と同じく、弛緩性(しかんせい)便秘タイプになります。弛緩性(しかんせい)便秘タイプでもたまに便秘になる程度であれば、穏やかな効き目のジフェニルメタン系でいいでしょう。ただし、副作用には注意しなければなりません。

4‐4.副作用の症状

アントラキノン系と比べたら穏やかな効き目でも、刺激が強いことに変わりはありません。下痢や腹痛、吐き気といった副作用が起きる可能性はあります。もし、副作用が出てきたらすぐに使用をやめてください。

4‐5.使用を注意すべき人、タイプ

痙攣性(けいれんせい)便秘タイプの人、硬結便を持っている人、生理中、妊娠中の人は使用しないでください。特に、大腸刺激性下剤を妊婦の人が飲むと早産・流産の危険性があります。もし、便秘薬を服用するのなら担当の医師に相談してからのほうが安心です。

5.薬の種類別の怖い副作用その3

塩類下剤と呼ばれる種類も便秘薬の1種です。さまざまな種類があるため、それぞれの特徴を把握して自分に合った種類を飲みましょう。

5‐1.塩類下剤(マグネシウム剤)

塩類下剤はマグネシウム剤、浸透圧性下剤とも呼ばれています。主成分は硫酸マグネシウムや酸化マグネシウム、芒硝(ぼうしょう)などです。塩類下剤の大きな特徴は長期的に使用できる点になります。習慣性が少ないため、ほかの下剤と併用することも可能です。

5‐2.塩類下剤系市販薬名

市販で販売されている塩類下剤系はスラーリア、スルーラックデルジェンヌ、3Aマグネシア、ミスマグなど結構あります。刺激が少なく癖になりにくいため、刺激に敏感な人でも使用できるのです。市販薬を見てみると、「優しい効き目」といったやわらかい言葉が使用されています。

5‐3.使用が推奨される便秘タイプ

緊張で急な便秘になる人や痙攣性(けいれんせい)便秘、過敏性腸症候群になっている人は、塩類下剤がおすすめです。過敏性腸症候群は腸管の緊張が極限に達することで便がつまりやすくなります。うさぎの糞みたいにコロコロとした便が過敏性腸症候群のあかしです。塩類下剤を使用すれば、便に水分が加わるので硬い便がやわらかくなります。

5‐4.副作用の症状

塩類下剤は便秘薬の中でも副作用が少ないです。しかし、副作用がゼロというわけではありません。大量服用すれば、中毒症状を起こします。過剰なマグネシウムの摂取で高マグネシウム血症ができる、腎障害が起こりやすくなるのです。副作用を起こさないためにも、正しい量を守らなければなりません。

5‐5.使用を注意すべき人、タイプ

主成分がマグネシウムなので、肝臓や心臓、腎臓に障害がある人は控えたほうがいいでしょう。なぜなら、マグネシウムの過剰摂取で障害が起きやすくなるからです。また、併用できる便秘薬なので薬を組み合わせて飲む人が増えています。しかし、悪い組み合わせもあるのであらかじめ担当の医師に相談してから服用してください。

6.薬の種類別の怖い副作用その4

最後に紹介する便秘薬の種類は「膨張性下剤」です。膨張性下剤の特徴や市販薬名、副作用の症状など、詳しく説明していきましょう。

6‐1.膨張性下剤

膨張性下剤の主成分は寒天や小麦ふすまなどです。膨張性下剤を飲むことで腸内の水分を保持して膨張させることができます。膨張によって便量が増加、排便がうながされる仕組みです。便秘薬の中でも自然現象に近い状態で排便できるでしょう。

6‐2.膨張性下剤の市販薬名

市販の薬としてはカルメロースが代表的です。膨張性下剤は大腸刺激性下剤と合わさったものもあります。たとえば、スルーラックデトファイバー、コーラックファイバーなどは膨張性+大腸刺激性のコラボ下剤です。

6‐3.使用が推奨される便秘タイプ

便が硬いなど水分が足りていない状態の便秘は膨張性下剤がおすすめです。膨張性下剤と一緒に水分を多く摂取することで足りていない水分を補うことができます。腸内に水分を与えうるおすには膨張性下剤がうってつけです。

6‐4.副作用の症状

膨張性下剤の副作用でよく見られるのは、吐き気、腹部のふくらみです。水分を腸内に与える働きがあるため、おなかが大きくなります。まれですが、過敏症状が出ることもあるため注意してください。もし、過敏症状が出たらすぐに服用をやめましょう。

6‐5.使用注意の人、タイプ

重度の便秘、硬結便の人、痙攣性(けいれんせい)便秘タイプの人は服用しないでください。逆効果になります。また、授乳中の人も不向きです。

7.副作用の少ない便秘薬とは

刺激の少ない便秘薬でも副作用はあります。では、副作用のない、または少ない便秘薬というのはどんな薬なのでしょうか。

7‐1.便秘に効果のある和漢薬とは

一般的な便秘薬よりも副作用が少ないのは「和漢薬」です。和漢薬は日本で開発された生薬を指しています。主成分は薬草です。化学薬品ではなく、自然素材を使用しているため副作用の心配はありませんよ。品質・安全性にこだわっている福見産業株式会社では、和漢生薬「複方熊胆円」が販売されています。

福見産業株式会社:http://www.my99box.com/

7‐2.メリット

和漢薬のメリットは副作用が少ないこと、そして、身体に負担がかからないことです。自分のペースで服用を続けていけば次第に効果が現れるでしょう。便秘解消方法として即効性はほかの便秘薬よりも劣ります。しかし、地道に飲み続けていけば根本的な原因を解消できるのです。

8.便秘薬副作用や便秘にかんしてよくある質問

便秘薬副作用や便秘にかんしてよくある質問を5つピックアップします。不安な気持ちのまま服用するよりも、きちんと疑問を解消したほうが安心できるでしょう。

8‐1.便秘薬でおすすめなのは?

便秘薬のランキングをチェックしてみると、1位はマグネシウム剤の「3Aマグネシア」で最も効果があると人気が高いです。しかし、大切なのは自分の便秘タイプに合っているかどうかになります。市販の便秘薬を選ぶ際は、自分の便秘タイプを把握してから選んでくださいね。

8‐2.副作用を未然に防ぐポイントは?

副作用が心配な人は、1日の服用量と使用上の注意点を必ず守ってください。副作用が起きているほとんどのケースは、間違った使い方からきています。正しい使い方をしていれば副作用の心配はありません。

8‐3.日ごろからできる便秘解消法は?

便秘は日ごろの生活習慣が大きく関係しています。便秘解消のためにも食べ物を見直す、バランスの良い食事を心がける、おなかをなでるようにマッサージや体操など運動をするなどできることはさまざまです。ぜひ生活習慣を見直してみてください。

8‐4.もし副作用が起きたらどうすればいい?

もし、副作用が起きた場合、すぐに便秘薬の服用をやめましょう。副作用の症状がひどい場合はすぐ病院に行ってください。誤った服用方法によっては命にまでかかわることもあります。放置せずに受診したほうがいいでしょう。

8‐5.和漢薬はどこで手に入る?

自然素材から生まれた和漢薬は漢方薬局や普通のドラッグストアでも購入できます。自分に合った和漢薬を試したい人は、和漢薬に詳しい漢方薬局のスタッフや医師に相談するといいでしょう。ちなみに、インターネットでも和漢薬を扱っている業者で購入できるようになっています。ぜひチェックしてみてください。

福見産業株式会社 『私の救急箱』

まとめ

いかがでしたか?便秘にはさまざまなタイプ、便秘薬があります。まずは、自分の便秘がどんなタイプなのか、そして、便秘タイプに合った便秘薬は何になるのか把握してください。正しい便秘薬の知識を身につけておけば、効率的に便秘が解消できるでしょう。

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