便秘と便の臭いの関係を徹底解説!ガスだまりの便秘を解消するコツ

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「便の臭いが気になる」「病気になっているのでは…」と、便秘の臭いに対して不安になる人は多いです。便の状態は私たちの体と大きく関係しています。では、便の臭いと便秘には一体どんな関係があるのでしょうか。これから、便秘と便の臭いやおならの臭いとの関係性、便秘と体臭・口臭、臭いの対処法など詳しく説明します。便秘と臭いの関連について知りたい方、便秘による臭いに悩んでいる方は必見です。

  1. 便秘と便の臭いについて
  2. 便とおならの臭いについて
  3. 便秘と体臭、口臭について
  4. 便秘による臭いの対処法
  5. 便秘にかんしてよくある質問

この記事を読めば、なぜ便秘のとき臭いが気になるのか、原因を突き止めることができます。そして、便秘による臭いの対処法がわかり快適な生活が送れるようになるでしょう。


1.便秘と便の臭いについて

人間は最低でも1日1回排便をしなければならないといわれています。排便の数が少なくなればなるほど便秘になりやすく、便の臭いもひどくなるものです。それでは、これから、便秘と便の臭いについて詳しく見ていきましょう。

1-1.便秘の定義

便秘の定義はハッキリと決まっていません。日本内科学会によると「便秘とは、3日以上排便がない状態、または毎日排便があっても残便感がある状態」を指しています。一方、日本消化器病学会では「排便が数日1回程度に減少して排便感覚不規則で便の水分含有量が低下している状態」が便秘の定義です。つまり、排便がない、排便があってもスッキリしていない状態が便秘になります。

1-2.便秘になったとき、便の状態について

便秘になったとき、ほとんどの人が硬い便になっているでしょう。便秘がちな人の便は水分がまったくないカチカチの便です。そのため、やっと排便できたとしても肛門(こうもん)が切れる、痔(じ)になることもよくあります。コロコロ便や硬い便が多くなれば便秘になっている証拠です。

1-3.便の臭い物質とは

健康状態の良い人の便は嫌な臭いがまったくありません。しかし、便秘が長く続けば続くほど、便の臭いが目立ち始めます。便から発生する臭いは一体何が原因になっているのでしょうか。便の臭い物質は「有害物質」です。私たちはいろんな食べものを口にします。便の中でたんぱく質が分解されることで物質が発生するのです。発生した物質の中に悪臭をもたらすアンモニアや硫化水素、インドールなどが混じっています。便が腸内に滞在すればするほど悪玉菌が増え、腐った食べ物の臭いが発生するのです。

1-4.臭いうんこは便秘のせい?

臭いうんこは腸内環境の悪化が原因です。つまり、便秘が長く続けば続くほど臭いうんこが出やすくなります。便秘になれば腸内にガスがたまると同時に、悪玉菌が増え始めるのです。腸内は悪玉菌による異臭と老廃物でいっぱいになります。慢性的な便秘につながり腸内を腐敗させる悪循環に陥るでしょう。臭いうんこと便秘は密接に関係しているのです。

1-5.健康な便の臭いとは?

健康な便には臭いがまったくありません。便にいい匂いはありませんが、健康な便=無臭になります。ちなみに、黄色い色をしていてバナナ状になっている便が理想的です。健康的な便は水分量が70%~80%と、便秘状態の便よりも水分が含まれています。

1-6.うんこの臭いで体調をチェックしよう

うんこの臭いで健康状態が判断できること、ご存じでしょうか。うんこの臭いはいわゆる「腸内の状態」です。うんこの臭いが無臭、または酸っぱさを感じる程度であれば腸内環境が良いと判断できます。しかし、うんこの臭いがきつい、悪臭を放っているようであれば腸内環境が悪化している証拠です。できるだけ、毎日うんこの臭いをチェックして状態を判別してくださいね。

2.便とおならの臭いについて

便はおならの臭いとも関係しています。便の臭いを改善するためにも、おならとは何なのか、おならの臭いの原因についても把握しておきましょう。

2‐1.おならとは

おなら、屁(へ)とは、肛門(こうもん)から排出される気体のことです。腸内で発生するガスでもあるため、おならのほかにガス、中便とも呼ばれています。おならになるガスは、小腸上部で消化吸収されなかった食べかすが腸内細菌の作用によって分解されるときに発生する仕組みです。そして、ほとんどのガスは腸管から吸収されますが、吸収しきれなかったガスが肛門(こうもん)から排出されて屁(へ)になります。

2‐2.おならの回数と便秘について

通常、大人の場合おならは1日に0.5~1.5ℓの量を5回~20回にわけて出ます。しかし、便秘になると通常よりも多くおならが出やすくなりませんか?なぜなら、便秘状態の腸内にはガスが大量発生しているからです。屁(へ)が多いなぁ…と感じるときは便秘になっている可能性があります。また、便秘によるガスの発生はおならの回数増加だけでなく、腹痛も起こしかねません。

2‐3.おならの臭いの原因は

おならをしたとき「臭い」と感じたことがある人は多いでしょう。おならの臭いは腸内に入った食べものから発生するガスが主な原因です。たとえば、肉やにんにく、にらなど硫黄分が多い食べものは大腸で分解されるときに腐敗して悪臭を放つガスが大量発生します。また、便秘による悪玉菌の増加によって腸内環境が荒れてしまうのです。荒れた腸内から出るガスはとても臭い特徴があります。さらに、おならの臭いは胃腸や肝臓、胆道の病気が原因になっている可能性もあるのです。

2‐4.便秘とおならの臭いの関連性

おならの臭いと回数は便秘と密接に関係しています。体が出す危険信号でもあるのです。最近、おならの臭いが強烈…と感じているときは腸内環境が悪化して悪玉菌が増殖しています。小腸で消化されなかったものが大腸に行き、悪玉菌のエサになるのです。結果、悪玉菌の増殖→便秘→臭いガスの発生→臭いおならになります。屁(へ)の臭いを改善したいのなら、まずは腸内環境を整えなければなりません。

3.便秘と体臭、口臭について

便秘になると体臭・口臭まで気になり始めます。便秘が慢性化すればするほど、まわりが不快に感じるほどの体臭・口臭になるでしょう。臭いを改善するためにも、便秘と体臭・口臭について知ることが大切ですよ。

3‐1.便秘と体臭の関連性

便秘の怖いところは慢性化してしまうことです。体内に便がたまればたまるほど、便秘によって発生したガスの臭いがひどくなります。腸内にたまっているガスの臭い、有害物質が体臭の原因です。便と一緒に排出すべき有害物質が行き場をなくすと血液中に溶けこみ始めます。そして、有害物質が体中を巡り、皮脂や汗として出てきてしまうのです。

3‐2.便秘と口臭の関連性

便秘と口臭の関連性も体臭と同じです。皮脂や汗と一緒に有害物質が出てくることで体臭がひどくなります。一方、口臭は呼気から排出されたものです。腸内にたまっているガスや腐敗物の臭いが呼気と一緒に出てきてしまいます。体臭や口臭は便の腐敗と同じ臭いです。本人自身は気づかないとしても、周囲はすぐ臭いことに気づきますよ。

3‐3.体臭・口臭が臭くなる原因、メカニズム

体臭・口臭が臭くなる原因はすべて「便秘」にあります。便秘によって体臭・口臭がひどくなるため、解消するには腸内環境を改善しなければなりません。体臭・口臭は、便秘による有害物質の大量発生、蓄積が根本的な原因になります。体臭・口臭ケアをしたとしても、便秘そのものを改善しなければ効果がありません。

4.便秘による臭いの対処法

便秘による臭いは消すことができます。便秘状態の便は非常に強烈な臭いを発していますが、腸内にたまっているガスを解消すればいいのです。そこで、便秘による臭いの対処法をいくつかご紹介します。

4‐1.便秘の解消をする

便秘そのものの解消をすることが1番の近道になるでしょう。便秘のほとんどは生活習慣が関係しています。今の生活習慣を振り返ってみて、悪影響がなかったかどうか再確認してください。特に、食生活、睡眠、運動の3セットが重要です。

4‐2.腸内環境を整える

便秘状態の腸内環境は悪化しています。悪玉菌でいっぱいになっている腸内を整えていかなければなりません。食べもの、飲みもの、生活習慣に注目して腸内環境を整えていきましょう。

4‐2‐1.食べもの

腸内環境を整える食べものは食物繊維やオリゴ糖などです。食物繊維とオリゴ糖は腸内環境を維持してくれる善玉菌のエサになります。また、食物繊維は体内にたまっている老廃物や毒素を洗い流してくれるものです。特に、アボカドやオクラ、海藻類など水溶性の食物繊維を積極的に摂取してください。

4‐2‐2.飲みもの

人間はおよそ70%水分でできています。水分を多く摂取しなければ便が硬くなり便秘になってしまうものです。毎日最低でも1.5ℓは水分を補給しなければなりません。また、頑固な便秘の場合、白湯(さゆ)がおすすめです。白湯(さゆ)は便秘解消のほか、体温の上昇、基礎代謝アップにつながるといわれています。目覚めの1杯は白湯(さゆ)をゆっくり飲んで腸内を活性化させましょう。

4‐2‐3.生活習慣

不規則な生活習慣は腸内環境を悪化させる要因です。昼夜逆転生活になっている人、睡眠不足が続いている人、1日3食食べていない人など、不規則になりがちな人は気をつけてください。生活習慣を見直しただけでも便秘状態が改善できたという人はたくさんいますよ。

4‐3.腸のぜん動運動を活発化させる

腸内にたまっている便を排出するには、腸のぜん動運動を活発化させなければなりません。そこで、ぜん動運動が高まる方法を3つ紹介します。

4‐3‐1.運動

大人になれば運動する機会が減るでしょう。しかし、運動不足は腸のぜん動運動を弱らせてしまいます。ウォーキング・ランニング、ジムなど体を適度に動かしていきましょう。運動が苦手な人でもエスカレーターではなく階段を使えば体を動かすことができます。

4‐3‐2.ツボ

腸のぜん動運動が活発化するツボをご存じでしょうか。左手首の手のひらがわ、小指の骨のつけ根付近に「左神門(さしんもん)」と呼ばれるツボがあります。左神門(さしんもん)を刺激すれば、腸の働きが活発になるでしょう。ツボを刺激するときは、ひじがわから指先にかけてゆっくりやさしくなでてくださいね。

4‐3‐3.ストレッチ

お風呂あがりのストレッチは体が温まっているので効果抜群です。開脚をしてゆっくり筋を伸ばす、ラジオ体操をする、背筋を伸ばしてリラックスするだけでもだいぶ違います。毎日ストレッチを続けていけば、腸のぜん動運動が活性化して便秘が起きにくい体づくりができるでしょう。

4‐4.便を出す

どうしても便が出ない場合、浣腸(かんちょう)や整腸剤、サプリメント、薬といった方法があります。それぞれどんな方法になるのか詳しく説明しましょう。

4‐4‐1.浣腸(かんちょう)

浣腸(かんちょう)とは、おしりの肛門(こうもん)部分に薬液をいれて腸を刺激する、腸の働きを活性化させる医薬品のことです。無理やりにでも便を出したいときに使う薬になるでしょう。浣腸(かんちょう)をすれば、ものの数秒で排便したくなります。頑固な便秘にも即効性がある方法ですが、一時的なものなので根本的な解消にはなりません。

4‐4‐2.整腸剤

整腸剤は名前のとおり、腸を整えるための薬です。腸の働きを活性化させるので、下痢や便秘などの症状が解消できます。ただし、整腸剤の飲みすぎは逆効果です。整腸剤を使用するときは正しい使用方法を守らなければなりません。

4‐4‐3.サプリメント

浣腸(かんちょう)や整腸剤が苦手な人はサプリメントがおすすめです。サプリメントの中には便秘に効果的な成分をダイレクトに摂取できます。普通の食事では摂取できない成分もサプリメントであれば簡単に摂取できるのです。食生活が乱れたとき、便秘になりそうなときは予防として摂取する人もいますよ。

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4‐4‐4.薬

市販の整腸剤や浣腸(かんちょう)では解消できない、または慢性化している便秘の場合、病院を受診したほうがいいでしょう。病院では医療施設でしか手に入らない処方薬が使用できます。たとえば、大黄やアローゼンなどの大腸刺激下剤、モニラックやD-ソルビトールといった糖類下剤などさまざまです。処方薬を使用する際は効果だけでなく、副作用も把握しておきましょう。処方薬の副作用には自律神経の乱れからイライラしやすくなる、腸の機能自体が低下してしまうなどがあります。

4‐5.血行をよくする

自分でできる便秘対策・改善策には血行促進があります。血行不良によって腸が冷えると、便を排出するぜん動運動が低下してしまうのです。そのため、血行が悪くなれば便秘になりやすくなります。できるだけ、体を冷やさず血行を良くしていきましょう。

4‐5‐1.運動

血行促進に最も効果的なのが「運動」です。運動は基礎代謝アップにつながります。基礎代謝があがればあがるほど腸の働きが活性化して便が出やすい状況になるのです。運動不足だな…と感じる人はストレッチやウォーキングからでもいいので始めてみてください。

4‐5‐2.入浴

毎日しっかり浴槽につかっているでしょうか。面倒だから、疲れたからとシャワーで済ませる人は多いです。しかし、シャワーばかりだと体の芯から温めることができません。便秘解消のためにも、きちんと浴槽にお湯をはってゆっくり体を温めてください。そして、入浴後は体を冷やさないようにすぐ水滴をふいて髪も乾かしましょう。

4‐5‐3.漢方薬

よく、冷え性の女性は便秘で悩んでいるのを見かけます。冷え性と便秘は密接なつながりを持っているため、冷え性自体を治さなければ便秘も解消できません。そこで、冷え性改善・血行促進に効果的な漢方をおすすめします。漢方はほとんど副作用がありません。血行不良かつ便秘で悩んでいる人は「大柴胡湯(だいさいことう)」が最適です。便が硬くて出にくい人は「乙字湯(おつじとう)」、虚弱で疲れやすい人には「加味逍遥散(かみしょうようさん)」がいいでしょう。

5.便秘にかんしてよくある質問

便秘にかんしてよくある質問を5つピックアップしてみました。便秘で臭いが気になっている人、便秘の臭いで悩みがある人はぜひ参考にしてください。

5‐1.屁(へ)が多い病気とは?

便秘になると屁(へ)が多くなります。しかし、屁(へ)が多くなる原因は便秘だけではありません。当てはまる病気としては、呑気症、クローン病などがあります。屁(へ)が多くなると同時に、精神が不安定になる、発熱や下痢が発生するなどほかの症状も出てくるでしょう。屁(へ)が増える以外の症状が出てきたら病院を受診してください。

5‐2.便秘に効く漢方の選び方について

便秘に効く漢方薬は多数ありますが、症状・体質に合った種類を選ばなければなりません。自分に合っていない漢方薬は効果がないので注意してください。ぴったりの漢方薬を使用するためにも、漢方に詳しい病院か、または漢方薬局に相談しましょう。

5‐3.赤ちゃんの便秘が続く、うんこが臭い場合は?

赤ちゃんのおならが臭い場合、便秘になっている可能性があります。うんこの臭いが強烈、腐敗臭の異臭がした場合はすぐに小児科を受診してください。腸内の細菌バランスが崩れている恐れがあります。

5‐4.便秘の場合、漢方は毎日飲んだほうがいいのか?

便秘を早く解消したいのなら漢方は最低でも3か月間、毎日飲み続けてください。漢方薬はすぐに効果が出てくるものではありません。飲み始めると同時に少しずつ効果が出てきます。

5‐5.便秘はストレスと関係あるのか?

便秘とストレスは強いつながりを持っています。ストレスを感じると体が緊張して腸の働きが鈍くなるものです。旅行中は便秘になりやすい人も多いでしょう。なぜなら、ストレスによって腸内環境が悪くなるからです。腸内環境を改善するためにもストレスとは縁のない生活を送らなければなりません。

まとめ

いかがでしたか?健康な便からは異臭を感じず、無臭、または酸っぱい匂いがするものです。もし、うんこが臭い、腐敗臭がひどいと感じるのなら腸内環境が悪化している証拠になります。腸内環境を改善するためにも、日々の生活を見直しながらセルフケアを始めていきましょう。また、食生活が乱れている場合はサプリメントで栄養を補うのもありです。冷え性など体質的に便秘になりやすい人は体質改善になる漢方薬を活用するといいでしょう。自分に合った漢方薬を選び、毎日飲み続けてください。まずは、自分の便の状態を知ったうえで原因を突き止め、効果的な改善策を見つけることが大切です。

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