お腹…腸が痛い!?乗り切るためにオススメな対処法

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お腹というか腸が痛いような気がする。
内臓器官の痛みとなると、ただ事じゃないようで怖い。
そんな悩みを抱えていませんか?こんな症状に悩まされたときは、できれば病院に行くのが望ましいです。しかし、毎日忙しい日々を送っている人などは、なかなか病院に行く時間が取れないのも事実でしょう。ひとくちに腸の痛みと言っても、重篤なものもあればそうでないものもあります。ここでは、考えられる原因や腸のメカニズムなどのお話をしていきましょう。

  1. 腸のメカニズムについて
  2. 腸が痛い…病気の可能もあり得る?
  3. 腸が痛いときの治療法
  4. 自分でできる応急処置や対処法
  5. 腸が痛いことについて、よくある質問
  6. まとめ

腸の痛みにも、様々な原因が考えられます。考えられる原因によっては、必ずしも病院に行かなければならないというわけではないのです。中には適切な対処を行うことで、改善を期待できるケースもあります。腸が痛むという悩みから解放されるためにも、この記事でご紹介する情報を活用してくださいね。


1.腸のメカニズムについて

人間の体内にある器官として知られている、腸ですが、具体的にどんな器官なのか聞かれると頭を抱えてしまう人も多いでしょう。そこで、ここでは腸のメカニズムや役割など、腸についての基礎知識をご紹介します。

1-1.腸という器官について

まずは、腸という器官がどのようなものなのかを把握しておきましょう。腸は、次のような役割を担い、私たちの体をサポートしています。

  • 人間が生きていくために必要なエネルギーに変換するための栄養素を吸収している
  • 人間の体内にある器官の中でも、「第2の脳」と呼ばれるほど賢い
  • 幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」の生成をしている器官
  • 免疫機能を持ち、口などから侵入したウィルス・細菌から体を守っている
  • デトックスの働きも持つ器官である

1-2.大腸と小腸のはたらきとは?

腸には、大腸と呼ばれる部分と小腸と呼ばれる部分があります。名前が違うものの、具体的にどのような違いがあるのか知らない人も多いでしょう。結論から言うと、大腸小腸共に腸として備わっている働きは同じ部分が多いです。つまり、どちらも腸が持つ働きである「飲食物からの栄養素を吸収する」という役割を持っています。これだけでは、「結局どちらも同じもの」と思われてしまいますが、実は小腸には別の働きもあるのです。なんと、吸収作業以外に消化作業も行っています。特にこの働きが活発に行われているのが、小腸の入り口付近にある十二指腸です。ここでは、胆汁などを使って胃で消化された飲食物をより細かく消化しています。このように、小腸は吸収だけでなく、消化にも優れた器官と言えるのです。

一方、大腸は小腸よりも高い吸収力を持っています。体内に入った飲食物は胃と小腸で消化され、小腸で栄養素を吸収されて大腸へと流れていくのですが、大腸はこの流れてきた飲食物からさらに水分などを吸収しているのです。つまり、大腸は小腸よりも高い吸収力を持っている器官ということがわかりますね。

1-3.腸が痛むときのメカニズム

お腹、主に腸が痛いと感じるとき、どのようなメカニズムでその痛みが起こっているのか気になったことはありませんか?
ここでは、腸が痛む具体的なメカニズムについてご紹介します。

まず、痛みを伴うようになる前には腸が激しく動くのです。これは、次のようなことが原因となり、起こります。

  • 早食いや食べ過ぎ
  • 就寝する直前の食事
  • 誤って腐敗したものを食べる
  • 貝やキノコで起こる食中毒によるもの
  • ウィルスによる食中毒(ノロウィルス・O-157など)
  • お腹を冷やしすぎる
  • 過剰なアルコール摂取
  • 冷たい飲み物や食べ物を摂取しすぎる

これらが原因となって、腸が異常なほど過活動します。その結果、腸の筋肉が収縮し、同時に血管も収縮するのです。こうなると血流が低下するため、腸内が酸素不足に陥ります。すると、腸内に痛みを起こす物質が発生し、これが知覚神経を刺激することで痛みを感じるようになるのです。

1-4.腸の痛みと便秘…関連性は?

腸の痛みだけでなく、便秘の症状にも悩まされていませんか?
この場合は、以下3つの原因が考えられるでしょう。

  • 腸内に便やガスが溜(た)まって他の臓器などを圧迫している
  • 腸内にポリープができていたり、大腸がんがある
  • 腸のねじれが起こっている

まず、便秘になったとき、腸内には長く便が滞ります。その結果、便は腐敗して有毒なガスを発生させるのです。このガスが発生しすぎると、ガスによって腸内が圧迫され、腸が膨れることによる痛みだけでなく、他の臓器を圧迫するために痛みが起こります。また、このときに発生するガスは悪玉菌を増加させやすくするため、増加した悪玉菌によって腸内環境はどんどん乱れ、便秘や膨満感、お腹の痛みを常に抱えるような悪循環に陥るのです。

そして、恐ろしいのが2つめの腸内ポリープや大腸がんでしょう。両者とも、初期段階ではほとんど自覚症状がありません。しかし、大腸がんが進行してきたり、ポリープが大きくなってきたりすると血便や粘液便が出やすくなる他、腹部の不快感や腸の痛みを感じるようになるのです。少しでも早期発見するためにも、定期的な健康診断は忘れずに行いましょう。

3つめは何らかの要因によって、腸がねじれて起こります。この状態になると、便が通りにくくなったり、便が通れなくなったりするため、最悪の場合排便することさえできなくなってしまうでしょう。便秘の他に激しいお腹の痛みや吐き気を伴います。

2.腸が痛い…病気の可能性もあり得る?

お腹が痛い原因は、便秘や食中毒など一時的なものである場合もあります。しかし、中には病気が原因となっているものもあるのです。ここでは、腸の痛みに関係がある病気についてのお話をしていきます。

2-1.お腹のどの場所が痛むのか?

お腹が痛むといっても、痛みを感じる部位はさまざまです。そして、どの場所が痛むかによって原因なども異なります。それでは、主に痛みが起きやすい部位をご紹介しましょう。

  • みぞおち付近の痛み
  • お腹の右上あたりが痛む
  • 右下が痛い
  • 左上あたりに痛みがある
  • 左下が痛い
  • 下腹部が痛む
  • おへその周りが痛い

以上が、お腹の痛みが起こりやすい部位です。あなたはどこに当てはまりますか?

2-2.痛みの種類について

お腹の痛みにも、いくつか種類があります。
まず、代表的なのはキリキリ・チクチクとした痛みが起こったりおさまったり、というのを繰り返すものです。このような痛みは、内臓痛に起こりやすいものとされています。このような痛みの場合は、食あたりやストレス・暴飲暴食が原因となっている可能性が高いです。

次に、体性痛というものについてご紹介しましょう。こちらは内臓痛に比べるとより強い痛みを感じます。30分以上もの間、突き刺すような痛みが続き、特に体を動かしたときに強い痛みを感じるケースが多いです。

そして、もう1つが関連痛と言われるもので、腹部以外の器官にまで痛みが広がっている状態となります。あまりにも腹部の痛みが強すぎると、隣接している器官の神経線維も刺激されるのです。その結果、腹部の痛みに加えて他の部位まで痛むようになります。

2-3.こんな病気が潜んでいるかも?

一時的なものであれば問題ないことも多いですが、慢性的に腹部の痛みが続いている場合、何かしらの病気を発症していることも考えられます。それでは、腹部に痛みが起こった場合に考えられる病気をいくつかご紹介しましょう。

便秘

便秘が長く続いていると、腸内で便が腐敗し有毒なガスが発生しやすくなります。こうして、腸内に発生したガスは腸を膨張させ、その膨張した腸によって他の器官が圧迫されるのです。基本的に、このような便秘の症状は乱れた生活習慣や食生活が原因で起こります。そのため、一度生活習慣を見直すことが重要です。また、便秘が続くと腸内は悪玉菌が増加した状態となるので、善玉菌を増やす効果を期待できる食べ物やサプリメントを摂取すると良いでしょう。

腸炎

ウィルスやストレスなどが原因となり、腸内に炎症ができる病気です。腸の痛みに加えて下腹部の膨満感、下痢などの症状が見られる場合は注意しましょう。ちなみに、小腸が腸炎になっている場合はおへそ周辺に痛みを感じることが多く、大腸が腸炎になっている場合は下腹部に突き刺すような痛みを感じます。

虫垂炎

虫垂炎、という名前ではパッとしない人も多いでしょう。以前は「盲腸」と呼ばれていた病気のことです。大腸の先には虫垂という突起物があるのですが、ここに炎症を起こすことで発症します。最初はへその周辺やみぞおちに痛みを感じ、時間が経過するごとにお腹の右下に激しい痛みを感じるようになってくるのが特徴です。そのまま放置しておくと、腹膜炎を併発してお腹全体に激しい痛みを感じることになります。

胃潰瘍または胃炎

お腹の上部にあたるみぞおちの痛みが続く場合は、胃に何らかの異常が起きている可能性が高くなります。みぞおち部分にチクチクとした痛みを感じる他、吐き気や胃もたれに悩まされるようになるでしょう。また、悪化すると吐血や下血、ゲップなどの症状も多くなり、食事の最中や食後、みぞおちに激痛が走るようになります。

胆石症

胆石症は、胆のうに起こる病気です。胆のうには、肝臓で生成された胆汁が蓄えられています。そして、必要に応じて十二指腸や小腸に胆汁を送り出し、吸収を助けるのです。この胆汁が何らかの原因で固まってしまい、胆汁の通り道が詰まってしまうと、我慢できないレベルの強い腹痛に陥ります。胆汁が固まる主な原因とされているのは、脂質の高い食事の摂(と)り過ぎやストレスです。重症化すると命にかかわる危険性もあるため、注意しましょう。

過敏性腸症候群

近年の日本は、ストレス社会と呼ばれています。職場はもちろん、プライベートでの人間関係、家族との関係などさまざまな状況下でストレスを感じている人も多いでしょう。キリキリとした腹痛を感じる他、便秘や下痢などの症状も同時に起こることが多いです。また、特に午前中腹痛に悩まされることが多いので、午前中に腹痛が頻繁に起こっている人は注意してください。

2-4.腸の痛み、放置したらどうなる?

腸の痛みは、誰にでも起こり得るものです。季節の変わり目でお腹を冷やしてしまったり、一時的にお腹を下してしまったり、ストレスから便秘や下痢になったりと、こうした一時的なものであれば特に問題はないでしょう。しかし、慢性的に続く場合やお腹の痛みにあわせて嘔吐や下血、不正出血などが伴う場合は病気のサインである可能性も高いため、油断は禁物です。このような状態を放置してしまうと、どんどん症状が悪化し、最終的には生死にかかわる結果となる可能性もあります。「ちょっと普通の痛みとは違うな」と感じたり、「腹痛だけじゃなくて色々な症状がある」場合は、早めに医師の診断を受けるようにしましょう。

3.腸が痛いときの治療法

腸の痛みを感じた場合、どのような治療が適用されるのでしょうか。ここでは、腸の痛みに対する治療法や、病院に行くべき症状などについてご紹介します。

3-1.こんな症状なら要注意!すぐに病院へ

たかが腹痛といって、侮ってはいけません。確かに一時的なものですぐにおさまったり、軽いものであれば問題ないでしょう。しかし、次のような場合は重篤な病気である可能性が高いです。早めに病院で適切な診察を受けましょう。

  • 床を転がりまわるような腹痛が起こっている
  • 突然腹部に激痛が起こった
  • 痛みがひどすぎて、ショック状態に陥っている

以上のような、激しい痛みの場合は注意が必要です。早めに専門医の診察を受けるようにしましょう。

3-2.併発しやすい症状とは?

腹痛が起こったとき、併発する症状があります。その症状によっては、すぐに病院を受診しなければならないでしょう。それでは、腹痛とともに併発しやすい症状をいくつか挙げていきましょう。

  • 吐き気がひどく、冷や汗が止まらない
  • 高熱が出る
  • 顔面蒼白(そうはく)になる
  • 嘔吐物から異臭がする
  • 意識が朦朧(もうろう)とする
  • 下血や不正出血が起こっている

もし、腹痛と同時にこれらのような症状が起きていたら、それは重篤な病気のサインかもしれません。早い段階で医師に相談し、適切な処置をしてもらいましょう。

3-3.診断方法について

お腹の痛みが気になるから病院に行きたいけど、どんな診察をされるのかが不安。そう思っている人は、多いと思います。基本的に、病院で行われる診断方法に怖いものはないです。特に最初は採血や尿検査、便検査、レントゲンなどが行われるので、安心してください。万が一、これらの検査でも原因がはっきりしなかった場合は、超音波による検査やCT検査が行われます。
このように、病院で行われる検査は特に怖がる必要はないです。ただし、吐血や血便などが見られる場合は、内視鏡による検査を受ける可能性が高くなります。

3-4.治療法について

病院で診断を受けたら、その結果に合った治療法が実施されます。軽度のものであれば、投薬治療などで問題ないでしょう。しかし、状態が悪化している場合、必要に応じて手術や入院による治療が行われることにもなります。大事になるのを防ぐためにも、おかしいと思ったらすぐに診察を受けることが望ましいでしょう。

4.自分でできる応急処置や対処法

仕事が忙しくてなかなか医者に行けない。
夜中に突然痛み出して、何とか自分で対処したい。
そんなときに知っておくと便利な、自分でできる対処法をご紹介します。

4-1.腸が痛いときは温めるべき?冷やすべき?

基本的に、腹痛のときは温めるのが良いと考えている人は多いでしょう。軽度の腹痛であれば、胃や腸が緊張している状態であるため、その緊張をほぐすために温めるのが良いとされています。ただし、必ずしもすべての腹痛に対して温める処置が有効かというと、決してそんなことはないのです。たとえば、虫垂炎や胃腸炎などで痛みが起きている場合は、温めるよりも冷やす方が良いとされています。もちろん、この場合は冷やすことが応急処置でしかないので、すぐに病院へ連絡をとりましょう。

4-2.鎮痛剤でおさまる場合も

腹痛を緩和するのに、鎮痛剤を愛用している人は多いでしょう。特に女性の場合、生理痛などにも効果を期待できるため、常備薬として持ち歩いているもの。どうしても安静にすることができない状態の場合は、鎮痛剤で痛みを和らげるのも一つの方法です。ただし、鎮痛剤は一時的に痛みを和らげるものなので、原因そのものを解決してくれるものではありません。そのため、鎮痛剤を飲んだから大丈夫、ということはないのです。必ず原因を見つけて、適切な対処をするようにしましょう。

4-3.便秘を併発しているときは…

腹痛と一緒に便秘を併発している場合、腹部の膨満感などに悩まされてつらいことこの上ありませんね。腸内に長く便が滞ることで、有害なガスが発生し、それが血管から全身に行き渡って肌荒れやニキビを起こすこともありますから、女性にとって便秘は最大の敵です。とはいえ、下剤や浣腸(かんちょう)を使って排便するのはあまりオススメできません。これらの対処法は確かに即効性がありますが、くせになりやすいです。そのため、浣腸(かんちょう)や下剤で対処する方法を続けていると、それなしに排便できなくなる可能性もあります。

便秘が起きているのは、腸内環境が悪化しているサインです。ヨーグルトなど善玉菌を増やす食べ物を積極的に摂取したり、キャベツなど食物繊維豊富な食べ物を食べたりして、根本的なところから改善できるようにしていきましょう。ちなみに、なかなか食事に気を遣うことが難しい人には、腸内環境を整える効果を期待できる漢方薬などがおすすめです。

4-4.腸の痛みにおすすめなツボ

腸の痛みに悩まされている人には、ツボ押しもオススメです。
それでは、おすすめなツボを2つご紹介しましょう。

・合谷(ごうこく)

自分の手の親指と人差し指の間にあるツボです。お腹の痛みに限らず、体全体の不調に効果を期待できると言われています。まさに、万能のツボというわけですね。ここをもう片方の親指と人差し指で挟み込むようにして刺激しましょう。これでお腹の痛みが和らいでくれる可能性もあります。

・気海(きかい)

もう1つのおすすめなツボが、気海です。おへそからちょうど指2本くらい下の部分にあるツボで、下痢や腹痛に効果を期待できるとされています。このツボは指2本くらいで優しく押して刺激しましょう。強く押しすぎるのはNGです。

4-5.腸が痛いときの食事について

お腹が痛いときは、食欲があることもあれば、ないこともあるでしょう。どちらにせよ、痛いからと言って全く食べないのは体に良くありません。そこで、腸が痛むときにおすすめな食べ物をご紹介しましょう。

ヨーグルト

ヨーグルトは消化しやすいので胃腸に負担をかけにくいです。また、腸内の善玉菌を増やすのを助けてくれるため、特に便秘や下痢を伴ったお腹の痛みには最適と言えるでしょう。

おかゆ

こちらも消化しやすいものなので、胃腸に負担をかけず栄養を摂取できます。ただし、おかゆを食べる場合は温度に気をつけましょう。熱すぎるとかえって胃腸の粘膜を傷つけて、負担をかけてしまう可能性があります。

りんご

果物の中でも特にお腹に優しいと言われているのが、りんごです。できればミキサーなどで液状にしたものを摂取すると良いでしょう。

納豆

意外かもしれませんが、お腹の調子が悪いときは納豆もおすすめの食べ物とされています。納豆のネバネバが粘膜を保護してくれるため、胃腸に優しいのです。固形物が食べられるレベルまで回復した場合は、納豆を食べてみると良いでしょう。

4-6.子供や妊婦さんに見られるお腹の痛みについて

同じお腹の痛みでも、子供や妊婦さんに症状が出ている場合は、心配ですよね。それでは、それぞれに腹痛がみられる場合についてお話していきましょう。

妊婦さんの腹痛

妊娠4か月頃になると、つわりが落ち着いてくる反面で腹痛や便秘・下痢に悩まされやすくなります。妊娠は、自分が思っている以上にストレスがかかるものであるため、自律神経の乱れなどから便秘・下痢を起こしてしまうことも多いです。お腹を労(いたわ)りつつ水分補給もできるりんごのすりおろしや、食物繊維が豊富な野菜を積極的に摂(と)り、安静にしておきましょう。ただし、腹痛と一緒に不正出血などが見られる場合は流産のリスクも高くなるため、すぐに病院で適切な治療を受けてください。

子供の腹痛

子供に起こる腹痛の原因として最も多いとされているのは、便秘です。特に下痢や発熱が見られない、数日間排便がない、腹部の左下を押すと張っているといった症状なら、便秘の可能性が高いでしょう。
また、免疫力なども大人に比べると低い子供はウィルス性胃腸炎に感染しやすいです。腹痛に加えて嘔吐や水下痢、発熱、のどの痛みなどを伴う場合はウィルス性胃腸炎の可能性が高いので注意しましょう。更に、子供は食中毒も起こしやすく、この場合もウィルス性胃腸炎と同じような症状が見られます。この場合も早めに主治医の適切な処置を受けてください。

4-7.自分で対処するときの注意点

「腹痛くらい放っておけば何とかなるだろう」と考えている人は、意外と多いものです。確かに、腹痛は誰にでも起こりやすいものであり、一時的な場合も多いため、軽く考えてしまいがちになります。しかし、中には重篤な病気が隠れている場合もあり得るのです。最初は自分で対処するのも良いでしょう。ただ、自分で対処しているにも関わらず症状が改善しなかったり、どんどん悪化していく場合はすぐにでも病院を受診してください。

5.腸が痛いことについて、よくある質問

5-1.検査しても異常がない場合の腹痛、原因は?

腹痛や下痢・便秘などの症状が長期に渡って起こっている場合、心配になって検査をするでしょう。しかし、せっかく検査をしたにも関わらず異常なしという結果になることもあります。この場合は、ストレスが原因である可能性が高いです。まずは自分のストレスが何なのかを考え、そのストレス源をなくしていくようにしてみましょう。

5-2.腹痛が起きないために、気をつけることは?

できるだけ適度な運動をする習慣をつけましょう。1日あたり30分、ウォーキングするのがオススメです。こうすることで、体全体を温めお腹が冷えにくくなります。また、できればお風呂はシャワーではなく、お湯に浸(つ)かることを心がけてください。

5-3.お腹が張っているときにできる対処法を教えて!

お腹が張って苦しいときは、本当に辛(つら)いものですね。こんなときは白湯を朝と夜に飲む習慣をつけるとよいでしょう。また、横になった状態でおへその周りをのの字を書くように優しく撫(な)でてみてください。これを1分ほど行った後、反対周りのマッサージも1分ほど行います。これによってお腹が温まり、蠕動(ぜんどう)運動が促進されてお腹の張りが楽になる可能性もあるでしょう。

5-4.便秘がひどいからって毎日下剤を飲んではいけないの?

結論から言うと、下剤を飲むのが習慣になると、自力で排便するのが難しくなってしまいます。つまり、下剤なしでは排便することができなくなってしまうのです。どうしても辛(つら)いときは仕方ないですが、できるだけ下剤に頼らないようにしていきましょう。

5-5.下剤に頼らず腹痛や便秘を解消するには?

とにかく、お腹の環境を改善することが重要です。特に重篤な病気を患っているわけではないのに起こっている腹痛や便秘は、腸内環境の悪化が原因といえます。サプリメントなどを有効活用して乳酸菌や食物繊維をたっぷり摂取し、お腹の環境改善から取り組んでみると良いでしょう。

6.まとめ

腸についての基礎知識や、お腹が痛いときの対処法、考えられる病気についてご紹介してきましたが、いかがでしたか?
お腹の痛みは、軽いものであればあるほどつい放置してしまいがちになります。しかし、最初は特に重篤なものではなくとも、放置したことで症状が悪化してしまう可能性もあるでしょう。この記事でご紹介した知識を元に、自分の体に起きている症状と、もう一度向き合ってみてくださいね。

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