あなたの便秘は腸が動かないことが原因かも!改善する5つの方法をご紹介!

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「残便感がある」「お腹(なか)が張って苦しい」「便秘が続く」など、あなたはこのような症状にお悩みではないでしょうか?腸は体の健康を維持するために重要な器官です。その腸が何らかのサインを出しているということはあなたの腸内環境にトラブルが起きている可能性があるでしょう。腸内環境が悪くなり腸が動かなくなると、肌荒れや便秘を引き起こします。このまま放置していれば腸閉塞やガンになるリスクも高まるのです。そこで、この記事では腸が動かなくなる原因と腸内環境を改善する方法についてご紹介します。

  1. 腸の基礎知識
  2. 腸が動かないってどういうこと?
  3. 腸を動かす方法と注意点
  4. 腸に関するよくある質問

腸の環境をよくすることは健康だけではなくアンチエイジングなど美容効果も期待できます。この記事を読んで腸を健康に保つ秘訣(ひけつ)を知り、健康的な体を手に入れましょう。辛(つら)い便秘でお悩みの方はぜひチェックして見てください。


1.腸の基礎知識

私たちの健康を保っているのは”腸”と言っても過言ではありません。昔から、腸の健康は体全体の健康につながると考えられているのです。特に最近では腸管にある最も大きな免疫器官「腸管免疫」による働きが注目されています。体の免疫力の70%が腸に集中しているとわかってきました。腸内環境を整え免疫力を上げることは、これからの人生を健康に生きられるかどうかを左右するほど重要なことなのです。この項では、腸の働きや種類について詳しく解説していきます。知っているようで知らない腸についてしっかり学びましょう。

1-1.腸とは?

腸とは食べ物や飲み物から栄養を吸収し、細菌やウィルスから体を守る役割がある器官です。腸が吸収した栄養で、血液の質や体質が決まります。腸は私たちの生命を維持する大事な場所です。

1-1-1.腸は第2の脳

腸は独自の神経機能を持っていて、消化や排泄などの活動を行います。腸内に入ってきたものを良いか悪いか判断して記憶する機能があるのです。 さらに、脳の神経伝達物質「セロトニン」の95%が腸にあることがわかっています。セロトニンは”幸せホルモン”とも呼ばれ人間の精神的安定をつかさどるホルモンです。 三大神経伝達物質の一つでドーパミンやアドレナリンと同じく脳や中枢神経で働きます。そのセロトニンが腸で生成されているのです。このことから、腸は「第2の脳」と言われています。腸の活動は脳と密接につながっており、人が幸せに・健康に生きるための機能に大きな影響を与えているのです。

1-2.腸の種類と働き

腸は小腸と大腸に分かれています。それぞれの特徴と働きについて見ていきましょう。

1-2-1.小腸の働き

小腸は全長約6mにも及ぶ体内で最も長い臓器です。小腸は胃の出口から続く”十二指腸””空腸””回腸”の3つの部分に分かれています。小腸の重要な働きは、消化・吸収です。内壁は絨毛(じゅうもう)と呼ばれるヒダ状になっています。このヒダから栄養を吸収し毛細血管を通して全身に運ばれているのです。また、小腸は細胞の生まれ変わりが早いため、剝(は)がれ落ちた古い細胞は大腸へ運ばれ便として排出されています。

1-2-2.大腸の働き

大腸は全長1.5~2mもの長さがあり”上行結腸””横行結腸””下行結腸””直腸”に分けられています。小腸で消化・吸収しきれなかった残りカスから水分を吸収し、便を形成するのが大腸の役割です。小腸と大腸は盲腸でつながっています。盲腸には6㎝ほどの虫垂があり無数のリンパ組織が生体防御の働きを行っているのです。食物を介して体内に侵入するさまざまな細菌やウィルスに対応する機能を持っています。防御反応が強すぎると虫垂炎を引き起こす場所です。盲腸を通じて上行結腸に流れてきた液状の残りカスは、横行結腸で水分が吸収され泥状になります。下行結腸ではさらに水分やナトリウム電解質の吸収が行われ、すでに半固形状態です。便は直腸へと進み固形となり、こう門から便として排出されます。

1-2-3.便について

便はその8割が水分です。残りの2割は消化されなかった残りカスや腸内細菌の死骸・食物繊維が含まれています。良い便は熟したバナナ型で黄土色やこげ茶のものです。食物繊維が多く含まれた食物を食べると健康的な良い便になります。逆に下痢や泥状・コロコロした硬い球状の便は水分が少なく悪い状態です。色は薄茶や白・黒褐色をしています。肉食の人は食物繊維不足で悪い便になりやすいでしょう。水分の少ない便はスムーズに排便できず、便秘や痔(じ)を引き起こす原因になります。

1-3.腸の重要性について

健康な腸は便の色や状態も良く、ある程度溜(た)まると腸のぜん動運動で体外に排出されます。しかし、腸内環境が悪い場合大腸内に溜(た)まった便が腐敗してしまうのです。腐敗が起きると有毒な物質が発生し血液に乗って全身に運ばれます。その結果、体に大きな悪影響を及ぼしてしまうのです。腐敗が進むと大腸の粘膜を刺激しガンの原因になるとも言われています。腸内では腐敗より発酵が重要です。発酵が起きて善玉菌が増えれば、腸内環境を改善されてさまざまな健康効果が期待できます。

1-3-1.腸内の環境は腸内細菌で決まる

腸にはなんと600兆個~1000兆個、重さにして1.5キロにもなる腸内細菌がいます。腸内細菌の種類は”善玉菌””悪玉菌””日和見菌”の3つです。この3つの細菌のバランスが腸内の発酵と腐敗を進めます。善玉菌は発酵を促す良い菌で、悪玉菌は腐敗を起こす悪い菌です。日和見菌は、どっちつかずの性質をしています。善玉菌か悪玉菌、多い方の味方をするのです。腸内で善玉菌が多いときは発酵を促す手助けをします。一方、悪玉菌が多くなると、腸内の腐敗を進める手伝いをしてしまうのです。理想的な腸内細菌は、善玉菌2に対し、悪玉菌1、日和見菌7のバランスと言われています。腸内を健康に保つには、善玉菌を強くして日和見菌を常に味方につけておく必要があるのです。

1-3-2.腸内には大量の免疫細胞がある

腸の働きは消化・吸収・便を作るだけではありません。腸内は体の70%の免疫細胞が集まっている場所です。外界から体内に入った悪いものを撃退する役割を果たします。腸の免疫細胞が活性化すると免疫力が高まり、免疫細胞が少なくなると免疫力も低下してしまうのです。体内では毎日3000個ものガン細胞が生まれていることをご存じでしょうか。腸の免疫細胞は、ウィルスや毒素だけではなく、体の中で生まれるガン細胞も撃退します。免疫細胞の力で死滅しているため、すぐにはガンになりません。しかし、免疫力が低下するとガン細胞が増殖しやがて悪性腫瘍へと変化するのです。免疫細胞が集まる腸を活性化すれば、私たちは健康を維持することができます。

2.腸が動かないってどういうこと?

腸内環境が悪化している多くの人が”腸が動かない”状態になっていると言います。この腸が動かなくなるとは、一体どのような状態なのでしょうか。

2-1.動かない状態とは?

”腸の動き”とは、腸内環境を正常に保ちスムーズに消化吸収・排便を促す働きです。腸は本来非常に柔軟でよく動きます。しかし、腸内環境が悪化すると腸が動かなくなり、体にさまざまな影響を及ぼしてしまうのです。正常な腸は排便するとき、柔軟な動きを利用して便を押し出しています。しかし、腸が柔軟さを失い硬くなると動きが悪くなり、便を押し出すことができなくなるのです。古い便が腸内に溜(た)まると腐敗が進み悪質な物質が全身に回ります。便秘や下痢だけでなく肌荒れなどのトラブルやイライラなど精神的な悪影響もあるでしょう。腸の動きが悪くなることを「停滞腸」と言います。

2-2.腸が動かなくなる原因

腸が動かなくなる主な原因を確認してみましょう。

2-2-1.運動不足

便秘に悩む多くの人が運動不足です。運動不足による筋力低下は、排泄(はいせつ)に必要な腹筋や背筋の衰えにつながり、腸が動かなくなる原因になります。腸を動かすには腹筋や背筋が必要なのです。また、腸周りの筋肉には内臓を支える役割もあります。筋力が低下すると腸や臓器の位置が下がり、腸の働きも低下してしまうのです。

2-2-2.猫背

意外だと驚く方も多いのですが、姿勢の悪さや猫背も腸が動かなくなる原因になります。原因不明の下痢や便秘が続いている場合は、姿勢の悪さが関係している可能性があるのです。胃や腸は、横隔膜の下の腹腔(ふくこう)と呼ばれる場所にあります。通常は、体の動きに合わせて腹腔(ふくこう)内を柔軟に動いている状態です。しかし、猫背になると背中が丸まり腸を圧迫してしまいます。圧迫された腸はゆがみが生じ、下痢や食欲不振をなどの症状につながるのです。お腹(なか)が痛いと背中を丸める方がいます。この体勢は腸をさらに圧迫するため痛みや症状が強くなってしまうでしょう。

2-2-3.生活習慣

腸の動きが悪くなる原因には食生活や生活習慣も関係しています。”暴飲暴食”や”食事時間が不規則”などの生活は、腸への負担も大きいです。お酒の飲みすぎは腸壁を荒らし炎症が起こる原因にもなるでしょう。生活習慣が乱れると、消化不良を引き起こし腸の働きを弱くしてしまします。また、過度なダイエットやストレスも腸の動きに異常をきたす原因です。

2-2-4.女性の場合はホルモンの影響もある

女性の体は女性ホルモンが大きく影響します。月経前や妊娠中に下痢や便秘が多くなるのは、ホルモンバランスが崩れ腸の動きが悪くなることが影響しているのです。ホルモンバランスを整えることは腸の環境をよくすることにもつながります。また、反対に腸の環境が悪くなることは女性ホルモンを乱すことになり、子宮や卵巣の環境にも影響があると言われているのです。

2-3.腸が動かなくなると現れる症状

腸の動きが悪くなると以下のような症状が現れます。

  • 下痢
  • 便秘
  • 腹痛
  • 膨張感・張り
  • おならがよく出る
  • 便が硬くなる
  • 胸やけ
  • お腹(なか)周りの違和感
  • イライラする
  • 集中力がなくなる
  • 肌荒れ
  • 肩こり・頭痛
  • 代謝が低下し太りやすくなる
  • アレルギー(花粉症・アトピー性皮膚炎・ぜん息など)

腸の動きが悪くなり「便=老廃物」が腸内に溜(た)まると、有害なガスが発生します。便秘の方は、腹痛やおなら・お腹(なか)の張りなどの症状に悩む方も多いでしょう。有害ガスは体臭や口臭の原因にもなります。また、血液に乗り全身に回った有害ガスは、ニキビやシミ・吹き出物など肌トラブルも引き起こすのです。腸内と脳はつながっているため、腸内環境が悪化すると自律神経やホルモンバランスが崩れ、イライラや頭痛・うつ症状などの原因になることもあります。小腸の動きが滞り必要な栄養素が吸収できない状態になると代謝も低下するでしょう。代謝低下は脂肪を分解できなくなり、肥満や老化を進めることになるのです。また、腸内の免疫力が低下すればアレルギー症状が悪化することもわかっています。

2-4.考えられる病気について

腸が動かなくなると病気を発症するリスクも高まります。考えられる病気についてご紹介しましょう。

2-4-1.弛緩(しかん)性便秘

多くの日本人が悩んでいる便秘が”弛緩(しかん)性便秘”です。腹腔(ふくこう)周りの筋力が弱まる高齢者や、年齢が若くても運動不足の人に多く発生します。弛緩(しかん)性便秘は聞きなれない言葉ですが、一般的な便秘のことです。黒くコロコロした硬い便や残便感、お腹(なか)が張る、肌荒れといった症状があります。弛緩(しかん)性便秘になる原因は、筋力が低下してスムーズに排便できなくなることです。内臓が垂れ下がると腸が緩み(弛緩(しかん)する)ぜんどう運動がうまくできなくなります。

2-4-2.腸閉塞

腸閉塞は「イレウス」とも呼ばれる重大な病気です。腸管に食べかすやガスが溜(た)まり通過障害を起こすため、激しい腹部の激痛・吐き気・腹部膨満・発熱などの症状が現れます。悪化すると腸が動かなくなり、運動停止状態になってしまう怖い病気なのです。腸が壊死(えし)して腹膜炎を起こすと命の危険もあります。腸閉塞を起こす原因を探っているときに大腸ガンが見つかるケースも珍しくないのです。腸閉塞には腸のぜんどう運動が低下する機能的閉塞と、腸管の中が塞がる機械的閉塞の2つがあります。機械的閉塞の場合ヘルニアや腹部手術による癒着などが原因です。機能的閉塞は、腸の神経異常や炎症、消化物がスムーズに排出できないことで起こる腸疾患が原因で起こります。ひどい便秘で便が硬くなり腸閉塞を引き起こすこともあるので、便秘気味の方は注意が必要です。

2-4-3. 過敏性腸症候群

最近若い人を中心に増えているのが過敏性腸症候群です。”電車に乗るとトイレに行きたくなる””会社に行こうとすると腹痛が起こる””便秘や下痢を繰り返してしまう”といった症状に悩まされます。過敏性腸症候群の主な原因はストレスとです。精神的な不安から自律神経が乱れ腸の働きに異常をきたします。神経質な人・繊細な人がかかりやすくストレス社会の現代では、薬を飲んでもなかなか症状が改善されません。いつ下痢が起こるかという悩みを抱えるため、外出が怖くなりうつ病を発症するケースも少なくないのです。

2-4-4.過敏性大腸炎

過敏性大腸炎とは20代に発症することが多く、腸の壁に潰瘍や炎症によるただれができる病気です。はっきりとした原因はわかっていませんが自己免疫の異常から、大腸の粘膜を敵として攻撃してしまいます。腹痛があり血便と下痢を繰り返しすことが特徴です。最近お腹(なか)の調子が悪く下痢気味で頻繁にトイレに駆け込む方は過敏性大腸炎の可能性があります。

3.腸を動かす方法と注意点

「腸が動かないなら動かせばいい」と、このように思った方も多いのではないでしょうか?確かに腸を動かして腸内環境が整えば、便秘などの不調を改善することにもつながります。ただし、やみくもに腸を動かせばいいというものでもありません。この項では腸を動かす方法と注意点についてお伝えします。やってはいけない注意点なども含めてチェックしてみましょう。

3-1.腸を動かす方法

腸を動かす5つの方法をご紹介します。

3-1-1.マッサージ

”腸もみマッサージ”はどこでも簡単にできるおすすめの方法です。腸をもみ動かすことで腸内に刺激を与え、老廃物の排出を促します。立っていても座っていてもできますから気づいたときに行いましょう。

【マッサージの方法】

  1. 指を開いた状態でウエストの両脇にあてて上下にもみほぐしましょう。腸の刺激になります。細かく動かしながら10回繰り返してください。
     
  2. 小腸はおへその左横にあります。おへそを中心に”U”の字を書くように、おへその左からおへその下、おへその右に向かってマッサージしてください。老廃物を移動することができます。このときゴリゴリした固い部分があるときはしっかりほぐしましょう。3周くらいやるといいです。
     
  3. 大腸はおへその右下にあります。右下からおへその上を通り左下までマッサージしましょう。おへその左下は宿便が溜(た)まりやすい場所です。老廃物を流すようにしっかりマッサージしてください。
     
  4. 両手を揃(そろ)え、指先で押さえながらおへそを中心に時計回りにマッサージしましょう。老廃物を動かすイメージで5周ゆっくり行います。

1番~4番の順に行うと小腸から老廃物を移動させることができます。大腸の便を出口に流し便意を促すことにつながるのです。便意を感じたら我慢せず速やかにトイレに行きましょう。

3-1-2.呼吸法

便秘改善に効果のある呼吸法をご紹介します。大腸の働き活発にするのは「副交感神経」です。呼吸法で副交感神経を刺激することで、腸の働きを良くなります。やり方をご紹介しましょう。

  1. お腹(なか)に手をあてる
  2. 5秒かけ鼻から息を吸います
  3. 次は10秒かけながら息を吐きだしましょう。
  4. 1~3を10回ほど繰り返します。

深い呼吸をすることで副交感神経を刺激して、腸のぜんどう運動を促すことができます。

3-1-3.おすすめの食事

腸にいい食事と言えば「食物繊維」が豊富な食品を摂(と)ることですよね。そのほかにも腸を活性化する食べ物があるのでご紹介します。

  • 水分を多めに取る
    便の80%は水分です。水分が不足した便は硬くなり腸内をスムーズに進めません。また、排便するときにはこう門に負担もかかります。水分を多めに摂取して腸内を便がスムーズに移動できるようにしましょう。1日の飲料水の目安は800ml~1300mlです。便秘の方は1500ml飲みましょう。
     
  • ヨーグルトに食材を足して食べる
    ヨーグルトは乳酸菌が豊富に含まれる食品です。乳酸菌は善玉菌の1種で腸内環境の改善に役立ちます。食べるときは食物繊維豊富なグラノーラやきなこをかけると効果的です。無糖のプレーンヨーグルトに善玉菌のエサとなるオリゴ糖をいれるのもいいでしょう。
     
  • 食物繊維豊富な食べ物
    こんにゃくや海藻・里芋・きのこ・大豆・玄米などは腸をお掃除する食材です。消化されにくいので、腸の中をキレイにしながら進みます。便秘で悩んでいる方はぜひ積極的に摂取しましょう。

3-1-4.薬について

便秘に悩んでいる方の中には下剤を含む便秘薬を服用している方も多いのではないでしょうか。便秘薬は腸を刺激してぜんどう運動を促し排便につなげる効果があります。しかし、市販の便秘薬を使用すると症状が悪化する場合があるため、自己判断は禁物です。病院で適切な薬を処方してもらいましょう。

3-1-5.伝統薬を利用する

腸の働きを活発にするには伝統薬もおすすめです。伝統薬とは古くから民間で使用されてきた薬のことを言います。副作用が少ない薬として親しまれてきました。腸内環境を改善するには胃腸を整える和漢生薬を配合した「複方熊胆円(ふくほうゆうたんえん) 」が有名です。熊胆には消化吸収・有害物質の排出などの効果があり排泄(はいせつ)機能を高めます。便秘薬のように無理やり排泄(はいせつ)を促すものではないので体への負担も少ないです。こちらのサイトも参考にしてください。

福見産業 
http://www.my99box.com/

3-2.やってはいけないこと

腸を動かす行為には、やってはいけないこともあります。腸を動かすつもりが逆に”症状を悪化してしまった”という悲しい結果になることもあるのです。そこで、この項ではやってはいけないNG行動についてご案内します。

3-2-1.市販薬を常用すること

市販の便秘薬は無理に下痢を起こすため、腸内環境に必要な善玉菌まで排出してしまいます。また、腸を無理に動かし排便するように促すため、常用すると次第に体本来の働きを失うことにもなりかねません。薬を常用することは避け、伝統薬などで腸内環境を改善していきましょう。

3-2-2.摂(と)ってはいけない食物繊維がある

食物繊維には水溶性と不溶性のものがあります。不溶性食物繊維の多い食品は大豆やきのこ・レタスやサツマイモです。直腸に便がありうまく出せない直腸性便秘で悩んでいる場合、不溶性食物繊維を摂(と)ると症状が悪化します。便秘がひどい方は溶けて便をやわらかくする水溶性食物繊維を多めに摂(と)りましょう。水溶性食物繊維は、アボカド・納豆・めかぶ・こんにゃく・海藻類です。食べた翌日にするっと宿便が出ることも期待できます。積極的に摂取していきましょう。

3-3.腸を動かすときに注意したいこと

腸を動かすときには以下のことに気をつけてください。

3-3-1.腸もみマッサージの注意点

腸もみマッサージは簡単でお手軽ですが、強くマッサージしすぎると気分が悪くなることがあります。また、お腹(なか)を出してマッサージすると内臓を冷やしてしまうでしょう。マッサージを行うときは服の上からやさしくもむように行ってください。

3-3-2.運動は適度に行う

運動不足を解消しようとして急に激しい運動を行うと腰を痛める原因になります。骨盤がゆがむと腰回りの血流が悪くなり、腸が冷える原因になるため注意してください。運動は軽いウォーキングや有酸素運動が効果的です。

4.腸に関するよくある質問

腸内環境に関する質問をQ&A形式でご紹介します。

4-1.便意を我慢するとどのような悪影響がありますか?

便意は腸の「出したい」というサインです。便意があるにもかかわらず後回しにすると、体は「出したい」という便意を出さなくなります。便意は排便の準備が整っているサインです。自力で排泄(はいせつ)できなくなる可能性もありますから、サインを見逃さず排便を我慢しないようにしましょう。

4-2.腸にいい食べ方はありますか?

よく噛(か)んで食べることです。食べ物が消化吸収しやすくなります。朝は腸が活発に動くときですから、朝ごはんはしっかり食べましょう。また、食物繊維豊富なバナナを食べるときは皮をむいて電子レンジで30秒ほど加熱する「ホットバナナ」がおすすめです。バナナを温めるとオリゴ糖の分子が分解され善玉菌に吸収されやすくなります。ぜひ試してみてください。

4-3.男性と女性どちらが便秘になりやすいですか?

男性に比べて女性はお腹(なか)の臓器が密集しているため腸が圧迫されやすく便秘になりやすいです。ヒールを履く女性は骨盤がゆがみやすく腸が緩む原因になります。妊娠すると子宮が大きくなり腸を圧迫するため、下痢や便秘になる頻度も多くなるでしょう。

4-4.即効性のある下痢止めを常用してしまいます。腸への負担が心配です。

下痢を起こすということは、腸に何らかのウィルスが侵入してきて排出しようとしている可能性があります。悪いものを排出することで体を回復しようとしているのです。病院で必要だと判断された薬を服用するのは良いのですが、市販薬を常用することは体に悪い影響があるでしょう。下痢の原因をしっかり突き止めるためにも病院を受診してください。

4-5.胃の具合が悪いときも腸が原因ですか?

腸が動いていないときは腸内が詰(つ)まりやすくなります。詰(つ)まったものが胃を押し上げ、胃の不調や圧迫、食欲不振・吐き気などを感じることがあるでしょう。もちろん胃に原因があることも考えられるため症状が続くようでしたら病院を受診してください。

5.まとめ

いかがでしたか?この記事では腸が動かないことで起こるさまざまな症状や改善方法をご紹介しました。腸の健康は体全体の健康・アンチエイジングにつながります。腸のぜんどう運動を促し腸内環境を改善しましょう。便秘や腸の不快感にお悩みの方は、この記事でご紹介した方法を参考に、食べ物や生活習慣・腸もみマッサージなど試してみてください。下剤や下痢止めを常用している方は症状が悪化し、腸内環境が悪くなりますから注意しましょう。なかなか症状改善しない方、生活が不規則な方は、伝統薬に頼るのもおすすめです。

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