便秘が原因で膀胱炎になる?その関連性と解消・予防方法は?

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膀胱炎は、膀胱が細菌に感染することによって発症する病気です。決して珍しい病気ではありませんが、再発を繰り返すことも多く悩んでいる方もたくさんいます。膀胱炎になる原因は色々ありますが、便秘もその中の一つです。そこで、今回は便秘と膀胱炎の関係をご紹介しましょう。
便秘が膀胱炎の原因になるということは、案外知られていないのです。

  1. 膀胱炎と便秘の関係
  2. なぜ、便秘の人は膀胱炎になりやすいのか?
  3. 膀胱炎のセルフチェックと予防法
  4. 便秘の改善方法とは
  5. 膀胱炎を予防する方法
  6. よくある質問

人によっては便秘を解消すれば膀胱炎にもかかりにくくなります。膀胱炎と便秘、そのどちらかで悩んでいる方は必見ですよ。


1.膀胱炎と便秘の関係

まずはじめに膀胱炎と便秘、それぞれの原因とこの2つの関係をご説明します。なぜ、便秘になると膀胱炎を発症しやすいのでしょうか?

1-1.便秘とは

便秘は最もポピュラーな体調不良の一つで、便が出にくい症状全般を指します。便通は本来毎日あるものです。ですから、2~3日に一度しか排便がない方は立派な便秘ということになります。
便秘になる理由は様々ですが、男性よりも女性の方が便秘になりやすいですね。また、便秘に年齢は関係ありません。生まれたばかりの赤ちゃんでも、条件によっては便秘になることがあります。

1-2.膀胱炎とは?

膀胱炎とは、文字どおり膀胱が細菌によって炎症を起こす病気です。膀胱炎になると、頻尿・排尿痛・残尿感・尿の悪臭などの症状が現れます。性別に関係なく発症しますが、患者数は圧倒的に女性の方が多い病気です。なぜ、女性の方が発症しやすいのか、その原因は体の構造にあります。女性は男性よりも尿道が短く、膀胱が細菌感染しやすいのです。また、肛門と尿道の入り口が近く、便に含まれる大腸菌が尿道に感染しやすくもあります。膀胱炎は膀胱の炎症なので、人によっては再発を繰り返すことも珍しくありません。

2.なぜ、便秘の人は膀胱炎になりやすいのか?

便秘になると、長い間体内に便がとどまったままになります。すると、便の中に細菌が爆発的に増えるのです。増える最近の種類はいろいろとありますが、その中でも大腸菌は最も数が多いと言われています。大腸菌は、膀胱炎の原因となる最近の一つです。つまり、便秘になると大腸菌が爆発的に増えた便が排出されるため、膀胱炎のリスクが高まります。また、体調不良から便秘になっている場合は体の抵抗力も落ちているために、余計に膀胱炎を発症しやすくなるのです。

3.膀胱炎のセルフチェックと治療方法

この項では、膀胱炎のセルフチェック方法や治療方法をご紹介します。どのような症状が出たら、膀胱炎の可能性が高いのでしょうか?

3-1.膀胱炎のセルフチェック

膀胱炎にかかると頻尿になり、尿を出すたびに嫌な痛みが出やすいものです。ですから、1日の尿の回数が5回以上になり、排尿の度に痛みがあるようならば膀胱炎の可能性は非常に高いでしょう。痛みがなくても、尿の匂いが強くなった場合は膀胱炎の可能性があります。

3-2.膀胱炎の治療方法

膀胱炎を発症したら病院で処方される抗生剤を服用することが、最も有効な治療方法です。膀胱炎かなと思ったら、内科・婦人科・泌尿器科を受診しましょう。膀胱炎は尿検査で分かるので、デリケートな部分を医師に診察してもらう必要はありません。

3-3.膀胱炎の治療を受ける際の注意点

膀胱炎は服薬をきちんと行っていれば、すぐに良くなります。ただし、痛みや残尿感などがなくなったからといって自己判断で薬をやめてはいけません。必ず、医師から処方された薬はすべて飲み切りましょう。また、治療中は適度に水分を取り、こまめにトイレに行くことを心がけてください。下腹部をよく温めて冷やさないようにすることも大切です。

4.便秘の改善方法とは

この項では、便秘気味で膀胱炎を繰り返す方向けの対処法をご紹介します。便秘が解消できれば膀胱炎の再発も防ぐことができるでしょう。

4-1.便秘を改善すると膀胱炎が再発しない理由

前述したように、便秘になると便の中で大腸菌が爆発的に増えます。そのため、膀胱炎をより発症しやすくなるのです。また、ストレスからくる便秘や便秘が大きなストレスになっている場合は、ストレスによって体の抵抗力も落ちています。つまり、便秘を解消すれば便の中の細菌が減って抵抗力も上がり、膀胱炎にかかりにくくなるのです。

4-2.便秘が解消する方法とは?

便秘解消の方法はいろいろありますが、最も手軽にできる方法が運動と食生活の改善です。便秘には食物繊維が良いとよく言われていますが、食物繊維の他に適度な油分と水分を取ることも大切。油分は便の滑りをよくし、水分は便の柔らかさを保ちます。ダイエットをしたら便秘になったという場合は、油分と水分が不足しているケースがほとんどです。運動は、腰をひねるだけでも効果があります。時間に余裕がある方は、毎日30分ほどのウォーキングをしましょう。歩くことで腹筋が鍛えられ、ストレス解消も期待できます。また、毎日決まった時間にトイレに入る習慣を付けることも大切です。

4-3.病院の治療や薬で便秘解消をする方法

  • 色々と便秘解消の方法を試してみたけれど効果がなかった。
  • 便秘が原因の膀胱炎を繰り返しており、今でもひどい便秘である

このような場合は、病院で薬を処方してもらったり複方熊胆円(ふくほうゆうたんえん)をはじめとする便秘薬を利用するのもひとつの方法です。複方熊胆円は漢方薬ですから、科学合成した便秘薬よりも効き目が穏やかで腸内の善玉菌を守りながら便秘を解消させます。便秘が長引くほど便は硬くなり、便秘解消が難しくなるのです。ですから便秘薬を使用し、便秘を解消してから生活習慣や食生活を見直しましょう。

5.膀胱炎を予防する方法

この項では、膀胱炎を予防する方法をご紹介します。生活習慣を改善するだけで、膀胱炎はだいぶ予防ができるのです。

5-1.デリケートゾーンを清潔に保つ

膀胱炎を予防するためには、デリケートゾーンを清潔に保つことが大切です。特に、トイレに入った後はよく拭きましょう。ウォシュレットは肛門周辺にだけ使用すると、かえって雑菌が尿道に行きやすくなります。ですから、肛門周辺は紙で拭いた方が清潔です。また、生理になったらナプキンをこまめに変えましょう。タンポンも同様です。

5-2.トイレを我慢しすぎない

トイレを我慢しすぎると、膀胱の中で雑菌が繁殖しやすくなります。トイレを我慢する癖がある方は、可能な限り尿意を感じたらすぐにトイレに行くようにしてください。ただし。トイレに行く回数を減らそうと水分を減らすのは逆効果です。トイレの回数を減らすと、尿が濃くなりその中では雑菌がより繁殖しやすくなります。

5-3.体を温める

体を冷やし過ぎるとトイレが近くなり、体の抵抗力も落ちます。今は冬はもちろんのこと、夏でも空調のせいで体を冷やす方がたくさんいるのです。ですから、特に下腹部を冷やさないよう服装に気を配りましょう。

5-4.ストレスをためない

ストレスを溜めすぎると体の抵抗力が落ち、便秘にもなりがちです。ストレスを感じないようにするのは難しいですが、自分なりの発散方法を見つけましょう。ただし、暴飲暴食や過度の飲酒はいけません。胃腸が弱り、便秘のリスクがアップします。

6.よくある質問

Q.婦人科や泌尿器科に行くのに抵抗があるのですが、内科でも十分な治療は可能でしょうか?

A.膀胱炎自体は内科でも十分治療が可能です。しかし、何度も膀胱炎を繰り返す場合は他の病気の可能性もあります。短期間に発症と治癒を繰り返す場合は、一度泌尿器科を受診しましょう。

Q.便秘になると必ず膀胱炎も発症しやすくなるのでしょうか?

A.必ずではありませんが、発祥のリスクは高まります。便秘にならない食生活や生活習慣は、膀胱炎予防にもなるのです。

Q.男性は膀胱炎にはならないものなのでしょうか?

A.女性に比べると発症しにくいのですが、男性も膀胱炎になることはあります。特に、ストレスで抵抗力が弱っている時は気を付けましょう。

Q.立ち仕事でトイレに行きにくいのですが、どうすればよいでしょうか?

A.トイレに行きにくい仕事の場合は、腹部を冷やさないように気を付けると効果的です。冬場は張るカイロを腹部に付けておくとと冷え防止になります。

Q.抗菌剤でお腹を壊すことがあると聞きました。ほんとうでしょうか?

A.抗菌剤を飲むと、腸内細菌も一緒に殺してしまうことがあります。ですから、整腸剤を処方されたら必ず服薬しましょう。ヨーグルトやオリゴ糖を食べてビフィズス菌などの善玉菌を増やすのも効果的です。

7.おわりに

いかがでしたか? 今回は、膀胱炎と便秘の関係性やそれぞれの予防法、解消の仕方などをご紹介しました。膀胱炎も便秘も体の不調の中では決して珍しいものではありません。しかし、だからといって不摂生を続けていると、もっと重篤な病気を発症する可能性もあります。病気は体のSOSです。一度自分の生活習慣や食生活を振り返ってみましょう。

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