腹痛を引き起こすガスだまりの原因と対策を4か条で一挙解説!

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腹痛だけでもきついのにお腹がパンパンにはって苦しいという方、ガスだまりという名称をご存じでしょうか? ガスだまりは腹痛だけでなく、頭痛・腰痛・肩こりなど体の至るところで痛みを生じ、悪影響を及ぼす原因となります。人間は1日で14回ほどおならをするといわれ、その量、大体にして360mlです。想像してみてください。500mlのペットボトルに届くかという量のおならが体内から排出されずに腸内で息を潜めているわけです。
絶対、改善したいとは思いませんか?
ガスによる腹痛を治すとお腹まわりはすっきりしてスタイルも良くなります。今回はガスだまりと腹痛の原因と対策をまとめてみました。情報を参考にし、苦しくて痛みに悩む日々から解放されましょう。

  1. お腹のガスって何?
  2. お腹のガスが増える原因は?
  3. ガスが原因の腹痛について
  4. ガスによる腹痛から脱するセルフケア方法!
  5. ガスによる腹痛についてよくある質問
  6. まとめ

最後までお付き合いいただければガスだまりと腹痛の治し方がわかり、原因を理解したうえで対策も講じることができます。セルフケア方法も掲載していますので必見です。


1.お腹のガスって何?

ガスが引き起こす「お腹(なか)が痛い!」という症状は、一体何が原因なのでしょうか? 最初の項ではお腹のガスについて1から基本情報をまとめていきます。

1-1.お腹にガスが溜まるメカニズム

お腹でガスが生産される仕組みをご存じでしょうか? ガスはおならです。おならと聞くと腸内の悪玉菌が作った有毒ガスを思い浮かべるでしょう。ですが、食事中・会話中などに口から飲み込んだ空気も体内を通る間に腸に溜(た)まり、ガスとなります。また、腸内には腸内細菌によって作られたガスが常にコップ1杯ぶんほどあるため、通常なら押し出され、新しいガスが次から次へと溜まることはありません。ですが、ゲップやおならとして排出されるべきガスは、胃腸の働きが弱っていると外に出ることができないのです。仮にこのとき腸が炎症を起こしていれば食べ物はきちんと消化されず、発酵します。
すなわち、さらにガスが溜まるというわけです。このようにしてガスが溜まり、お腹がはって苦しい状態を腹部膨満感(ふくぶぼうまんかん)と呼びます。

1-2.ガスが溜まりやすい人は

もはやいうまでもありませんが、腹部膨満感の原因は腸に充満したガスです。では、なぜガスが溜まってしまうのでしょうか? 実はガスを溜めやすい人には特徴があります。
前提として、腸内細菌の活動で生じるガスが3割、飲み込んだ空気で発生するガスが7割を占めると覚えておいてください。腸内ガスはほぼ外から取り入れた空気というわけです。

  • 早食いな人
  • おしゃべり好きな人
  • ガムをよく噛(か)む人
  • いつも複数人で食事を取る人(談笑しながら)

上記の方々は普段から空気をたくさん飲み込んでいる可能性が高いです。特に食事中は要注意でしょう。ただでさえ食べ物と一緒に空気を飲み込んでいるのに、食事もそっちのけでおしゃべりに興じている人は通常の人よりガスが溜まりやすいです。
また、おならを我慢してしまうということもガスが溜まりやすい人の特徴となります。職場・学校でおならや便意をいつも我慢していると、生理現象を抑え込んでいるため、次第に腸の活動も弱まっていくのです。腸の活動が弱まれば便秘になりやすく、便秘になれば腸内環境は悪化するので良いことなど何もありません。そして、この悪循環がストレスになります。ガスが溜まりやすい人には、ストレスにさらされている人も該当するのです。
例外として、もともとガスが溜まりやすい体質の人もいます。遅延型フードアレルギーという名称を聞いたことがあるでしょうか。アレルギーである食べ物を取っても、食後、数分が経(た)ってから反応するアレルギー症状となります。発症が遅いのでアレルギーと気付く人も少なく、発見されにくいガスが溜まる原因です。

1-3.便秘との関連

腸内にガスが溜まる原因として、最もわかりやすいのは便秘です。便秘の方はポッコリとお腹がはっている方も多いでしょう。ところが、下腹部を膨張させているのは便ではありません。実は便によるお腹の膨らみはさほどないのです。腐敗した便から生成された有毒ガスが、腸を風船のように膨らましています。臭いおならはこの有毒ガスが原因です。

1-4.ガスだまりって何?

腸内にガスが溜まり、排出できずに大きな固まりとなった状態をガスだまりと呼びます。下腹部の辺りからポコポコと気泡の弾(はじ)けるような音や動きを感じた方は、十中八九ガスだまりでしょう。ガスで膨らんだ腸は周囲の筋肉を圧迫します。不自然な形で押しやられた筋肉は緊張し、電気が走ったように小刻みに痙攣(けいれん)するのです。

2.お腹のガスが増える原因は?

前項でも軽く触れましたが、この項はガスが増える原因についての解説です。日常生活のどんなことがガスを作る原因となっているのか、知っておくと予防ができます。

2-1.排出のバランスが崩れることが原因

食事を取ると腸内では必ずガスが発生すると念頭に置いておいてください。本来ならば、ガスは呼吸・おならとして定期的に外へ出されます。けれど、ガスの生産が多い、または排泄(はいせつ)する機能が弱まるとバランスが崩れ、ガスだまりを生じてしまうのです。

2-2.体内に入るガスが増える

理解しやすい例として炭酸飲料が挙げられます。ガスを含んだ飲料ですので、いわば体内にガスを流し込んでいるようなものです。「ゲップが出るから問題ないでしょ?」と思われがちですが、水分に含まれた気泡をすべて消費できるはずもありません。日常的に炭酸飲料を飲む人はガスだまりを起こしやすい状態です。
そのほか、前項でも触れましたが、食事中に口数が多い方は体内に多くガスを取り入れています。普段のおしゃべりも同様です。そして、このように空気を多く飲み込んでしまう症状を「呑気症(どんきしょう)」または「空気嚥下症(くうきえんげしょう)」と呼び、

  • ガス
  • ゲップ
  • 胸焼け
  • 腹部膨満感
  • 上腹部の痛み

といった症状に多くの方が悩まされています。緊張時、あるいは不安にさいなまれたとき、ゴクリとつばを飲む方も多いでしょう。その際、一緒に空気を飲み込んでおり、頻度が増せばどんどん空気は体内に流れ込んできます。

2-3.体内で発生するガスが増える

体内で過剰にガスが発生する原因はおよそ便秘です。前述しましたが、便が排出できないと腸内環境は悪化し、活性化した悪玉菌が有毒ガスを生成します。
また、タバコ・カフェイン・からい食べ物といった刺激物を多く摂取する・強いストレスにさらされるなど、なんらかの原因で腸内壁が炎症を起こすとガスは増えるでしょう。この場合、痛みを生じるケースが多いので激しい腹痛に襲われることもあります。

2-4.排出するガスが減ってしまう

通常、腸は蠕動運動(ぜんどううんどう)という収縮する動きでガスを排出します。
蠕動運動がうまく働かなければ当然ながらガスは排出できません。最も大きな原因はストレスによる自律神経の乱れといわれています。ほかの要因として、

  • 長時間同じ姿勢で座っている
  • 締め付けのきつい洋服・下着を着ている

といった日常生活も挙げられます。デスクワークの人は腸の働きが衰(おとろ)えやすいといえるでしょう。もし腸の動きが悪くなってガスが溜まり、さらに職場でおならを我慢するようでは一向に改善の兆しは見えません。
なお、女性は月経前にホルモンバランスが崩れます。腸の動きも悪くなりますので、なるべく下腹部を締め付ける衣類は避けてください。悪条件が重なってしまいます。

3.ガスが原因の腹痛について

ここまでガスの情報をまとめてきましたが、この項からは腹痛を交えて説明していきます。考えうる病気もいくつか挙げていますので順を追って見ていきましょう。

3-1.主な症状

ガスだまりによる腹痛にはキリキリとした尖(とが)った痛みが多いです。ガスによって膨らんだ腸は筋肉だけを圧迫するのではありません。周囲の臓器も刺激します。人間の体は丈夫にできていますが、内部から見ると実は非常にデリケートです。少しの刺激でも痛みを生じます。

3-2.伴う別症状について

  • 腰痛
  • 頭痛
  • 下痢
  • 便秘
  • めまい
  • 肩こり
  • 吹き出物
  • 自律神経の乱れ
  • 頻繁に出るおなら
  • 嘔吐(おうと)による脱水症状

といった事柄がガスだまりによって引き起こされます。一見すると頭痛・腰痛などはかかわりがないように感じるでしょう。ですが、大いに関係があります。第二の脳ともいわれる腸は、体内に広がる自律神経とかかわりが深いのです。腸内環境が悪くなれば自律神経も乱れ、不調は全身に及びます。めまい・頭痛・吹き出物をはじめ、精神病の引き金にもなりかねません。

3-3.放置するとどうなる?

ガスだまりを放っておくと、腹痛・腹部膨満感に絶えず悩まされるだけではありません。

  • 横隔膜が押し上げられ、呼吸機能が低下する
  • 静脈の流れが阻害され、心臓・腎臓の機能を弱める
  • ガスで腸内壁の血管が圧迫され、血行障害が起きる
  • 腸内細菌が増殖するとともに毒素も生成され、血中に入り込む

上記の事柄は実際に起きます。ガスだまりで腸内環境が悪化すると腹痛にとどまらず、心臓などの生命維持に欠かせない臓器にも異常が及ぶのです。

3-4.こんなときは病院へ

基本的に、痛みを伴うお腹のはりが続く場合は危険信号です。早めに医療機関を受診してください。症状が進行すると、

  • 嘔吐
  • 血便
  • 発熱
  • 冷や汗
  • 激しい腹痛
  • 顔面蒼白(がんめんそうはく)

などに陥る場合があります。また、上記の症状に見舞われた時点で、大腸がん、あるいは腸がねじれて塞(ふさ)がる腸閉塞(イレウス)の可能性も否めません。
胃腸科では漢方薬・整腸剤・消化管運動機能改善薬などを処方してもらえます。内視鏡検査を採用している病院であれば「胃内視鏡検査」をはじめ、「大腸内視鏡検査」等、より詳細な検査をしてもらえるでしょう。

3-5.考えられる病気

3-5-1.過敏性腸症候群(IBS)

ガス型・下痢型・便秘型に分かれ、緊張時などで下腹部に痛みを生じたり、ガスの排泄を催したりする症状です。以前は原因不明とされていましたが、今はストレスが原因だといわれています。学校や職場などで「おならが出たらどうしよう」と心配するあまり、うつ病のような状態に陥る方も多いです。

3-5-2.胃潰瘍(いかいよう)

ピロリ菌・非ステロイド性抗炎症薬等によって胃の粘膜がダメージを受け、組織の一部がなくなる・穴が開いてしまう病気です。腹部に刺すような強い痛みを生じます。胃潰瘍になるとおよそ胃酸を分泌する機能が衰え、食べ物の消化がままなりません。腸に負担がかかり、機能が弱まれば腸内でガスは大量に発生してしまいます。

3-5-3.十二指腸潰瘍

胃液に含まれる塩酸をペプシンと呼び、このペプシンが十二指腸にダメージを与える病気を十二指腸潰瘍といいます。胃酸が通常より多く分泌されるので下腹部だけでなく、みぞおちもキリキリと痛いです。症状が進行すると吐血します。しかし、恐ろしいことに血を吐いてようやく病に気付くほど、強い自覚症状がありません。

3-5-4.大腸がん

食欲がないのにお腹がはっていたり、おならがきつい腐敗臭であったりすると危険です。血便が出たら要注意でしょう。大腸がんは初期症状でガスが溜まることがあるため、ガスだまりの症状と類似する時期があります。

3-5-5.腸閉塞

便秘のせいで腸の一部が狭い、またはガスだまりで腸の活動が悪くなり、消化しきれなかった食べ物が腸管内部に詰まる病気を腸閉塞と呼びます。下腹部がはることで激しい腹痛や吐き気に見舞われ、冷や汗をかく、脈が弱くなる、あるいはショック状態にも陥りかねません。60才以上の急性腹症(突然腹痛を生じる症状)では腸閉塞が最も頻度の高い病気となります。

4.ガスによる腹痛から脱するセルフケア方法!

最後の項では、ガスだまりが引き起こす腹痛を自力で治す方法をまとめます。簡単なマッサージから生活習慣の見直しなど、紹介する改善方法は今日から実行可能です。

4-1.腸内環境を整える!

4-1-1.食事

腸内環境は今日明日で改善できるものではありません。定期的に発酵食品を取り、悪玉菌を減らしてください。ヨーグルトをはじめ、納豆・みそ・キムチといった食べ物が効果的です。悪玉菌と善玉菌の優位性は容易に逆転可能となります。悪玉菌を減らすと同時に、善玉菌の栄養である食物繊維も摂取してください。きのこ類や海藻類、果物などが該当します。そのほか、悪玉菌のエサとなる動物性たんぱく質を控え、できるだけファストフードやジャンクフードは食べないようにしましょう。
また、飲み物は冷たいものを避け、温かい飲み物を積極的に取ると良いです。ホットミルクは胃の粘膜を保護してくれるので特におすすめできます。カフェイン・アルコールといった刺激物は好ましくありません。今現在、毎日のようにコーヒーを飲んでいる方は、ぜひ紅茶に変えてみてください。タバコはもちろんご法度です。とはいえ、すぐに禁煙するのも難しいでしょう。電子タバコなどを前向きに検討してみてください。

4-1-2.睡眠

睡眠は体を休めるだけではありません。傷ついた組織や細胞を修復・回復する役割を担っています。良質な睡眠を取りましょう。夜の10時~深夜2時はゴールデンタイムといわれ、脳内では幸せホルモンと呼ばれる「セロトニン」が分泌されます。過敏性腸症候群の原因であるストレスの緩和にも非常に有効ですので、睡眠の質が悪い・夜中も起きているという方も最低限ゴールデンタイムは眠るようにしてください。くれぐれも夜中にお菓子を食べ、炭酸飲料をがぼがぼ飲んではいけませんよ。

4-1-3.運動

腸の蠕動運動が弱まっている方・便秘の方には特におすすめです。蠕動は腹筋の影響を強く受けますので、筋力が衰えてくるとお腹にガスが溜まりやすくなります。腹筋を鍛えてあげると便秘の改善をはじめ、ガスだまりを解決できる可能性も高いでしょう。ランニング・ジョギングといった有酸素運動が好ましいです。時間のない方はストレッチで身体を伸ばすだけでも構いません。とにかく定期的に運動する習慣を付け、腸の動きを活発にしてください。ガスだまり対策には非常に効果てきめんです。
また、通勤ではなく運動として体を動かすことが肝となります。運動中はバッグ・スーツ・ビジネスシューズ・ハイヒールといったものを忘れてください。身軽な格好で好きな音楽を聴きながら運動すると自律神経を良い意味で刺激します。ぜひ試してみてください。

4-1-4.便秘の解消

上記で代表的な生活習慣の改善に触れましたが、ガスだまりの原因が便秘の方も対策を大きく変える必要はありません。食事・睡眠・運動といった上記の3項目を見直すことで便秘は改善できます。ただし、下剤はおすすめできません。すぐに便が出るのですっきりするものの、薬に頼ると腸本来の働きを弱めてしまいます。今は良くてもあとで困るのです。慢性的に下剤を飲んでいると下剤なしでは便が排泄できなくなる可能性も否めません。

  • 腹部を冷やさないようにする
  • 動物性たんぱく質の多い食事を控える
  • 適度に油を摂取する(腸内の潤滑油となります)

といった日常生活の見直しから便秘は治していきましょう。

4-2.ガス抜きに効果的なマッサージ・体操・ツボ刺激を一挙にご紹介!

4-2-1.のの字マッサージ(手を温めておくのがポイント)

  1. ベッドに仰向(あおむ)けで横になってください
  2. 2本指で下腹部を軽く押しながら「の」の字を書きます
  3. 1分ほど続けてください(腹部が温かくなり、ガスが出てきます)

4-2-2.だるまのポーズ

  1. ベッドに仰向けで寝転がってください
  2. 両ひざを胸の前で抱え込み、そのまま体勢を維持します
  3. ガスが腸内を移動し始め、おならが出てきます(便秘にも効果的です)

4-2-3.猫のポーズ

  1. ベッドで四つんばいになってください
  2. 上体を伏せます(猫が伸びをしているイメージです)
  3. お尻(しり)を突き上げたまま体の力を抜いていると、自然とガスが排出されていきます

4-2-4.ガス抜き体操(ガス抜き体操は朝と就寝前におこなうと効果的です)

  1. 仰向けになって目を閉じてください
  2. 親指・人差し指・中指で耳と両手の甲を1~2分もみほぐします(準備運動です)
  3. うつ伏せになってください
  4. まくらをひざの下に敷き、ひざを曲げます
  5. かかとでお尻を小突くように足を交互に動かしてください(5分間ほど)
  6. 自然とおならがしたくなります

4-2-5.ツボ刺激

  1. まずは背中の緊張を取り除きます
  2. 背骨の第11胸椎から指2本ぶん外側に「脾兪(ひゆ)」というツボ(骨盤より上、みぞおちより少し下の辺りです)がありますので探してみてください
  3. 背骨上にある「骨盤の上の端」と同じ高さから、指2本ぶん外側に大腸兪(だいちょうゆ)というツボがあります。脾兪と同じく探してください
  4. 両手の親指で脾兪と大腸兪を少し強めに押し込んでください(テニスボールを当てて刺激するのも1つの手です)

4-3.気を付けたい生活習慣

腹痛に限らず、ガスだまりを予防するならストレスを溜め込みすぎないことが1番です。ただ、日常生活をひっくり返すことになりかねない方もいるでしょう。そこで、気を付けていただきたいのが食事です。慌ただしく食べてはいけません。落ち着いてゆっくりと噛んで食べるようにしてください。くれぐれも暴飲暴食はダメです。消化器粘膜が炎症を起こしてお腹がはる原因になります。食事は単なる摂取ではなく、楽しみながら食べる習慣を付けましょう。
また、お菓子などの間食を断続的に取るのも良くありません。消化液が過剰に分泌されて炎症を引き起こす原因になります。絶えず食べ物が送られてくれば胃も休むことができません。働きすぎて消化能力が衰えてしまうと食べ物を消化できないまま腸に送ってしまい、栄養をうまく取れないほか、肌荒れや便秘を引き起こします。

5.ガスによる腹痛についてよくある質問

この項ではインターネットを介して寄せられるお問い合わせ内容をまとめてみました。
ガスによる腹痛についてお悩みの方は、ぜひ参考にしてみてください。

Q.便秘改善のために食物繊維を取っていますが、お腹のはりがなくなりません。

A.食物繊維にも種類があるので気を付けてください。芋や豆など不溶性食物繊維が豊富な食べ物はおならの回数を増やし、ガスを多く発生させます。ただし、お腹がはっているということは、今現在ガスを排出する機能が弱まっているということです。不溶性食物繊維を摂取すると余計に苦しいと思います。オクラ・山芋といった水溶性食物繊維を取るように心がけてください。ポイントはねばねばした食べ物です。

Q.便秘でもないのにおならが臭いのは?

A.臭いがきつくなるのはお肉などに含まれる動物性たんぱく質が原因です。動物性たんぱく質をエサに増えた悪玉菌は、分解される際に悪性物質を放ちます。この悪性物質が臭いの元です。魚や野菜中心の食生活に変えることで改善できますので試してみてください。改善されない場合、病気の可能性もあるので医者に診てもらうことを推奨します。

Q.善玉菌を増やせる食べ物はヨーグルトだけですか?

A.ぜひオリゴ糖を試してください。粉末やドリンクタイプなど今はさまざまな商品が出ています。ただ、オリゴ糖は腸内に善玉菌を増やす反面、大量に取るとお腹を緩くしてしまうので気を付けてください。

Q.なぜ薬を飲まない方が良いのでしょうか?

A.市販で並んでいる商品は即効性もあるので魅力的です。けれども、できれば自分の体を本質的に改善する方法を選んでください。記事でも述べましたが、便秘の人が日常的に下剤を使っているといずれ腸の排泄機能が低下してしまいます。症状を取り除くことだけに注目せず、再発や悪化を根本的に治すことを目指した方が健康的です。そこで、漢方をおすすめします。漢方になじみのない方は、まず山椒(さんしょう)を食事に取り入れてみてください。
「山椒と漢方は関係あるの?」と首を傾(かし)げるでしょうが、山椒はガスだまり・冷え症に効果的とされ、大建中湯(だいけんちゅうとう)と呼ばれる漢方にも使われています。この大建中湯は過敏性腸症候群にもよく効くとされ、実は海外でも注目を集めているのです。

Q.お腹で鈍い音がします。ポコポコというか、もっと重い感じの音で少し怖いです。

A.胃腸の中には窪(くぼ)みのように箇所があり、まだ固まっていない便・飲んだ水などが溜まりやすい傾向にあります。腸内のガスや便は逆流することもあり、その際、さかのぼってきた勢いが窪みの中でボコボコと鈍い音を生じるのです。お腹の音はおよそ問題ありません。とはいえ、心配な方は念のため医者に診てもらってください。

6.まとめ

最後までお付き合いいただき、誠にありがとうございます。ガスだまりと腹痛について駆け足で述べてきましたが、悩みはなくなったでしょうか?
ガスだまりの対策は生活習慣の見直しに始まります。一度付いた癖はなかなか改善できません。けれど、ガスだまりの原因やメカニズム、引き起こされる病気についてすでに記事で把握していると思います。ぜひ「自分で治すんだ!」という強い意志をもって、症状の悪化を防止してください。

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