二日酔いの予防方法

二日酔いになりやすい方必見! 予防方法や対策方法を紹介します。

監修: 快適ヘルシーライフ編集部  免責事項について

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お酒を飲み過ぎるたびに、頭痛や胃のむかつき・吐き気などの二日酔いに悩まされている方はいませんか? お酒の飲み過ぎはよくありませんが、楽しく飲んでいるうちについ度を越してしまった、ということもあるでしょう。二日酔いを予防する方法があればいいのにと考えている方もいるかもしれません。

そこで今回は、二日酔いを予防する対策方法をご紹介します。

  1. 二日酔いのメカニズムや原因
  2. 二日酔いの予防方法とは
  3. 二日酔いになってしまった場合の対策方法
  4. 二日酔いを予防したい方のよくある質問

二日酔いの予防方法を知っていれば、二日酔いで苦しむことも少なくなります。二日酔いの予防方法を探しているという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。


1.二日酔いのメカニズムや原因

はじめに、二日酔いが発生するメカニズムや原因をご紹介します。いったいなぜ二日酔いは起こるのでしょうか?

1-1.二日酔いとは?

二日酔いとは、多量のアルコールを摂取したことによる複合的な症状です。アルコールを摂取すると、血管が拡張して胃酸が盛んに分泌されます。お酒を飲むと顔が赤くなったり食欲が出たりするのはこのためです。

一方、アルコールが体内に入ると肝臓はアルコールを分解します。この時生まれるのがアセドアルデヒドという有害な物質です。このアセドアルデヒドも最後には分解され水と酢酸になりますが、アルコールの摂取量が多すぎると分解が間に合わないこともあります。分解が間に合わないとアセドアルデヒドが長時間体内留まってしまうのです。

つまり二日酔いとは、お酒の飲み過ぎによる胃酸過多・脱水症状・血管拡張などの症状が現れた状態のこと。また、分解しきれなかったアセドアルデヒドも吐き気や頭痛・胸やけなどの症状を引き起こします。

1-2.二日酔いの主な症状

二日酔いになると

  • 胸のむかつき
  • 吐き気
  • 頭痛
  • ひどい喉の渇き
  • 脱力感

などが症状として現れます。

1-3.二日酔いになりやすい人とは?

二日酔いは、お酒を飲み過ぎれば誰にでも起こります。特に、

  • 空腹でお酒を飲むことが多く、おつまみをあまり食べない人
  • 色々なお酒を飲むことが多い人
  • 口当たりの良いお酒を飲むことが多い人
  • アルコールに強いと思っている人

このような方は、二日酔いになりやすいので注意が必要です。

1-4.二日酔いの主な原因

二日酔いは、アルコールが体へ吸収されるスピードが速いほど、起こりやすくなります。アルコールを分解するスピードが追いつかなくなるためです。空腹でお酒を飲むと、いつもよりも少ない量で酔いが回ったという経験がある方もいるでしょう。
また、色々な種類のお酒を飲むと、味や口当たりが変わって一種類のお酒を飲み続けるよりもたくさん飲めます。すると、つい飲み過ぎてしまい二日酔いになりやすいでしょう。

1-5.二日酔いに潜む危険

二日酔いになるということは、肝臓がオーバーワークをしている証拠です。二日酔いになることが多い人ほど、肝臓には負担がかかっています。また、胃や腸などの消化器官などにも同じように負担がかかっているのです。二日酔いは遅くても1日あれば治りますが、肝臓や消化器官の受けたダメージは蓄積し、肝硬変などを引き起こすこともあるでしょう。

2.二日酔いの予防方法とは

この項では、二日酔いの予防方法をご紹介します。どうすれば、二日酔いが起こりにくくなるのでしょうか?

2-1.飲む前に食べ物や飲み物を取る

空腹や喉が乾いた状態でお酒を飲むと、アルコールの吸収速度が速まります。ですから、飲む前に軽く食べ物や飲み物を取っておきましょう。おすすめは脂肪分やタンパク質を多く含んだ食べ物です。脂肪分がアルコールの吸収をやわらげてくれます。チーズやバターといった乳製品はおやつ感覚で食べられるのでおすすめです。

できる限り脂肪分を取りたくないという方は、少量の食べ物と緑茶を飲みましょう。

2-2.おつまみを食べながらゆっくりと飲む

おつまみはお酒をおいしく飲むためだけでなく、二日酔いを予防する効果が期待できます。野菜スティックや豆腐のような低カロリーのおつまみもたくさんありますので、積極的に食べましょう。また、お酒は味わってゆっくりと飲めば吸収も穏やかになります。

2-3.ソフトドリンクをお酒と一緒に飲む

お酒には利尿作用がありますので、ソフトドリンクを一緒に飲むと脱水症状を防げます。お冷でもかまいません。

2-4.複数のお酒を一度に飲まない

現在の居酒屋は、ビールや日本酒・ワインなどいろいろなお酒を取り揃えています。しかし、複数のお酒を飲むと一種類のお酒を飲み続けるよりもたくさん飲めてしまうため、二日酔いになりやすいのです。お酒を飲むときは、1~2種類のお酒を味わって飲みましょう。

2-5.飲んだ後は水分を補給し、睡眠を多めにとる

飲んだ後も水分を忘れずに補給しましょう。また、シメのラーメンは魅力的ですが、胃もたれの原因になります。飲んだ後におなかがすいた場合は、ヨーグルトなど消化の良いものがおすすめです。帰宅したら早めに布団に入り、睡眠をたっぷりととりましょう。

3.二日酔いになってしまった場合の対策方法

いくら予防法を取っていても二日酔いを完全に防ぐことはできません。この項では、二日酔いを早く治す方法をご紹介しましょう。

3-1.水分を多めにとる

二日酔いの頭痛や気持ち悪さは、脱水症状が原因のこともあります。ですから、水分を多めに摂取しましょう。ホルムアルデヒドの分解も早まるでしょう。コーヒーには覚醒効果があり、頭がはっきりします。また、トマトジュースに含まれるリコピンはアセドアルデヒドの分解を早めてくれす効果が期待できるのです。

3-2.シジミの味噌汁などを飲む

シジミにはホルムアルデヒドを分解する胆汁の分泌を促す効果があります。また、水分や塩分も摂取できますので、何か食べなくてはならないという場合は、シジミの味噌汁がおすすめです。今はコンビニなどでもカップみそ汁が手軽に手に入りますので、ぜひ利用してみましょう。

3-3.市販の胃腸薬を利用する

市販の胃腸薬には、吐き気やむかつきを抑える効果があります。吐き気やむかつきがひどい場合は利用してください。

3-4.複方熊胆円を利用する

複方熊胆円(ふくほうゆうたえん)は、熊の胆のうを原料とした漢方薬です。複方熊胆円は、胆汁の分泌を促してホルムアルデヒドの分泌を早める効果が期待できます。胃腸の機能も回復する効果が期待できるので、胃のむかつきやもたれにも有効です。

3-5.休養する

二日酔いのときは、体調が戻るまで無理をしないようにしましょう。無理をすると症状が長引きます。

3-6.注意点

汗を流せば二日酔いが解消するという説がありますが、汗をかけば脱水症状が余計にひどくなります。ですから、二日酔いの状態でサウナに入ったり熱いお風呂に浸かったりしないように心がけましょう。また、迎え酒も絶対にいけません。二日酔いになった後は、2~3日お酒は控えるくらいでちょうどよいのです。

4.二日酔いを予防したい方のよくある質問

Q.飲む前に食べてしまうとお酒があまり飲めなくなります。
A.飲み過ぎるよりも、飲み足りないくらいが丁度よいと思いましょう。

Q.お酒によって二日酔いになりやすい・なりにくいはありますか?
A.アルコール分が高いお酒の方が、少量で二日酔いになりやすいでしょう。また、赤ワインは皮も一緒につぶしているので色々な成分が入っており、白ワインよりも飲みやすいという特徴があります。

Q.二日酔いになる前に吐いてしまえば楽になるのでしょうか?
A.飲んでいる最中に吐き気があるということは、すでに二日酔いが始まっている証拠です。吐いてすっきりしたら、そこで飲酒を切り上げましょう。

Q.二日酔いで吐き気が止まらない場合は、どうしたらよいのですか?
A.吐いても水分は取り続けましょう。脱水症状がひどくなると意識を失うこともあります。

Q.胃薬を飲むと二日酔いを予防する効果があると聞きました。本当ですか?
A 胃薬に二日酔いを予防する効果はありません。食べ物のほうが効果的です。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回は、二日酔いの予防方法をご紹介しました。これから3月・4月にかけて送別会や歓迎会でお酒を飲む機会も増えるでしょう。ぜひともこの記事を参考に、楽しく飲酒をしてください。おつまみと一緒にゆっくりお酒を飲むことを心がけるだけで、飲酒量を減らすことができます。