便秘による胸焼けに悩まされている方

便秘による胸焼けに悩まされている方必見! 解消方法を紹介します。

記事監修:快適ヘルシーライフ編集部 免責事項について

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便秘になると胸焼けがして苦しい、と悩んでいる方はいませんか? 便秘が肌荒れや腹痛の原因となることは知られていますが、胸焼けに悩む方も意外と多いものです。胸焼けが続くと吐き気や食欲不振なども起こり、ひどくなると食べ物が飲みこみにくくなる嚥下障害や吐血が起こることもあります。

そこで、今回は便秘が原因で胸焼けが起こる理由やその解消方法をご紹介しましょう。

  1. 便秘になると胸焼けが起こる理由
  2. 逆流性食道炎の弊害
  3. 便秘由来の胸焼けを解消する方法
  4. 便秘と胸焼けに関するよくある質問

解消方法が分かれば、胸焼けに悩まされることも少なくなると思います。便秘になる度に胸焼けに苦しんでいるという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。


1.便秘になると胸焼けが起こる理由

はじめに、便秘になるとなぜ胸焼けが起こるのか、その理由をご説明します。胸焼けを起こしているものは何なのでしょうか?

1-1.便秘とは

便秘とは、本来は毎日排泄されるべき便が出ない症状全般を指します。便秘は年齢や性別に関わらず起こる体の不調であり、原因もさまざまです。男性と女性を比較すると女性の方が便秘に悩んでいる方が多い傾向にあります。
便秘は体調不良の中では軽く考えられがちですが、便秘が長期間続くと大腸がんなどの原因になることもあるのです。

1-2.胸焼けとは

胸焼けとは胸が焼けるような感覚がしたり、痛みを感じたりする症状です。主に消化器官の異常が原因で感じる症状で、中でも胃酸が逆流してきた時に、胸焼けを感じる方が多いでしょう。逆流性食道炎という、胃酸が逆流して食道に留まって炎症を起こす病気の代表的な症状でもあります。

1-3.なぜ、便秘になると胸焼けが起こるのか?

ここでは、便秘になると胸焼けが起こる原因をご説明します。

1-3-1.便秘になると腸の中はどうなるのか?

便秘になると、腸の中に便が溜まっていきます。便は食べ物の残りかすですから、だんだんと腐敗していき、体に有毒なガスが発生するのです。そのため、便秘になるとおならが臭くなります。便秘が長くなるほど有毒ガスの量は増えていき、腸内がガスでパンパンになることも珍しくありません。便秘になるとお腹が張るという方もたくさんいますが、これは便だけでなくガスが腸を圧迫していることが原因です。

1-3-2.腸がガスで膨らむとどうなるのか?

胃と腸は体内で繋がっており、腸は胃の下に位置しています。便秘になるとガスや便で膨らんだ腸が胃を圧迫するのです。すると、胃酸や胃の中の食べ物が逆流して食道にとどまり、炎症(逆流性食道炎)を起こします。これが、胸焼けの原因です。

1-3-3.胃酸の弊害

胃酸は、強力な酸です。胃は胃壁から分泌される胃粘液によって守られていますが、食道は無防備のため胃酸にさらされつづけると粘膜が炎症を起こしてしまいます。便秘が長引くほど、胃酸も逆流しやすくなり炎症が悪化する可能性もあるのです。

1-3-4.腸の蠕動運動が低下することも原因

便秘由来の逆流性食道炎は、腸の蠕動運動の低下も原因となります。便秘が長引けば腸の蠕動運動が低下するのです。蠕動運動とは、腸が動いて食べ物や便を送る動きのこと。蠕動運動が鈍くなれば胃の動きにも悪影響を与えます。そのため、ますます胃酸が逆流しやすくなるのです。

2.逆流性食道炎の弊害

逆流性食道炎になると、炎症をおこした粘膜がでこぼこになり、食道内が狭くなって食べ物が飲みこみにくくなります。ひどくなると、食べ物を食べようとするたびに吐き気が起こることもあるでしょう。また、炎症がひどくなると食道の粘膜に潰瘍ができ、そこから出血することもあります。そのうえ、潰瘍が癌化するリスクもあるのです。ですから、便秘になる度に胸焼けに苦しんでいる方は、一度内科を受診してみましょう。思ったよりも炎症が進んでいることもあるもです。

3.便秘由来の胸焼けを解消する方法

この項では、便秘由来の胸焼けを解消する方法をご紹介します。ぜひ参考にしてください。

3-1.便秘を解消する

前述したように、便秘由来の胸焼けは便秘を解消すればよくなります。ここでは、便秘を解消する方法をいくつかご紹介しましょう。

3-1-1.食生活を見直す

便秘になると胸焼けになるという方は、脂肪分やタンパク質を取りすぎる傾向にあります。普段の食事を振り返ってみてください。肉や魚などの料理だけをおかずにご飯を食べることが多く、野菜や果物が不足していませんか? 特に、外食やお弁当中心の食生活をしている方は要注意です。
意識して野菜や果物など食物繊維やビタミン類を含む食物を取りましょう。ビタミン類や食物繊維はサプリメントや健康食品でも取れますが、食物から取ることで食事のバランスもよくなります。

3-1-2.食物繊維は取り方を工夫する

食物繊維といえば便秘を解消するために必要な栄養素ですが、水に溶けない不溶性食物繊維は腸の中で膨れ上がるため、過剰に取りすぎるおかえって胸焼けがひどくなることがあります。食物繊維を取るならば、海藻やこんにゃく・果物に含まれている水溶性食物繊維を多めに取りましょう。不溶性食物繊維と水溶性食物繊維のバランスは、2:1が理想といわれています。

3-1-3.水分を多めに取る

水分不足になると便秘になりやすくなります。水分は努めて多めに取りましょう。ただし、冷たい水は胃腸の働きを鈍らせます。おすすめは白湯です。特に、朝起きてすぐに白湯を飲むと胃腸の働きが活発になります。また、水分は胃酸を薄める効果が期待できるのです。

3-1-4.腸内環境を整える

便秘にはヨーグルトが効果的といわれているのは、ヨーグルトには腸内環境を改善するヴィフィズス菌や乳酸菌がたくさん含まれているためです。ヨーグルト以外にも、みそやキムチ・ぬか漬けなどに乳酸品はたくさん含まれているので積極的に取りましょう。野菜たっぷりのみそ汁は、食物繊維も取れますから一石二鳥です。

3-1-5.運動をする

適度な運動も便秘解消に効果的です。ただ歩くだけでも腹筋が鍛えられますので、時間がある限り歩いてみましょう。腰を左右にひねるだけでも、腸の蠕動運動が活発になります。

3-2.ストレスをためない

強いストレスが長期的にかかると、自律神経に悪影響が出ます。自律神経とは、腸の蠕動運動や胃の動き・睡眠などを調整する神経です。この神経が乱れと、便秘や逆流性食道炎が発症しやすくなります。
今まで便秘になったことがないのに、いきなり便秘と胸焼けに悩まされるようになったという方は、自律神経が乱れているかもしれません。ストレスを解消すれば、自律神経も整いやすいのです。休日は体を休め、リラックスするように心がけましょう。

3-3.胸焼けがひどい場合は病院を受診する

胸焼けがひどい場合は、それだけ炎症が悪化している可能性があります。一度内科を受診してみましょう。場合によっては投薬などの治療が必要です。

3-4.便秘を解消するときの注意点

便秘を解消するために、便秘薬を使っている方は多いでしょう。しかし、便秘薬を乱用すると腸は便秘薬なしでは蠕動運動を行わなくなってしまうことがあるのです。便秘薬には色々な種類があり、服薬すればほぼ確実に便秘を解消することができます。何日も便が出ない頑固な便秘を解消するためには大変有効です。用量と用法を守って使用しましょう。

4.便秘と胸焼けに関するよくある質問

Q.年を取るにつれて便秘をするたびに胸焼けに悩まされるようになりました。なぜですか?
A.年を取ると便秘になりやすく、胃腸の動きも乱れやすくなります。そのため、胸焼けも起こりやすくなるのです。ひどくならないようにまずは便秘にならないよう食生活を工夫しましょう。

Q.妊娠してから便秘と胸焼けに悩まされるようになりました。どうしてですか?
A.妊娠すると胎児が胃や腸を圧迫します。また、女性ホルモンの影響で便秘になりやすくなるのです。出産が終われば症状が改善する方も多いので、妊娠による体の変化と考えましょう。

Q.逆流性食道炎に胃薬は効果的ですか?
A.ある程度の効果は期待できますが、悪化した場合は病院での治療が必要になります。

Q.野菜や乳製品がどうしても苦手で食べることができません。
A.サプリメントなどを利用しながら、食べられる野菜や果物を食べてください。

Q.漢方薬の便秘薬ならば副作用はないのでしょうか?
A.漢方薬は生薬を利用しているので市販薬よりは効き目が穏やかです。しかし、副作用がないということはありません。漢方薬も用法や用量を守って使用してください。

5.おわりに

いかがでしたか? 今回は便秘で胸焼けが起こる原因や解消方法をご紹介しました。胸焼けも決して珍しい体の不調ではありません。安静にしていれば治る胸焼けの場合は、対策もたてないまま放っておく方もいるでしょう。しかし、前述したように胸焼けがひどくなると吐血や嚥下障害がでます。胸焼けが長引くようになった場合は、できるだけ早く病院を受診しましょう。便秘にならないように食生活や生活習慣を整えることも大切です。