空腹感を利用した便秘解消法

空腹感を利用した便秘解消法があるって本当?その効果ややり方とは?

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便秘は多くの方が悩んでいる体の不調です。便秘解消の方法もインターネットや本・テレビなどで盛んに紹介されており、片っ端から試してみたという方もいることでしょう。最近では、空腹が便秘解消に効果的であることが分かってきました。では、なぜ空腹が便秘解消に効果的なのでしょうか?

そこで、今回は空腹が便秘解消に効果的な理由や、便秘解消につながる食事の取り方をご紹介しましょう。

  1. 便秘と空腹の関係
  2. 空腹感を利用して便秘を解消する方法
  3. 併せて実践したい便秘を解消する方法
  4. 空腹を利用した便秘解消に関するよくある質問

空腹による便秘解消の効果や空腹を利用した便秘解消法が分かれば、便秘がより解消しやすくなります。便秘が中々解消せずに悩んでいるという方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。


1.便秘と空腹の関係

まずは、便秘と空腹の関係をご紹介します。なぜ、空腹が便秘解消に効果的なのでしょうか?

1-1.空腹とはどのような状態?

空腹とは、文字通りお腹の中が空っぽになるということです。私たちが食べ物を食べると、胃で消化されて小腸で栄養分が吸収されます。この一連の活動を消化吸収活動といい、生命を維持するにはかかせません。食べ物が胃や腸の中からなくなれば、空腹になります。ちなみに、食べたものが胃で消化されるまでは平均3時間、小腸で吸収されるまで5時間~9時間です。ですから、食べ物が便として排出されるまでは、だいたい8時間~12時間かかる計算になります。また、消化や吸収にかかる時間は食べ物によって異なり、いわゆる「消化の悪いもの・腹持ちのよいもの」を食べると、消化に倍くらいの時間がかかることもあるでしょう。

1-2.現代人の空腹事情

今、私たちの周りには食べ物があふれています。そのため、特にお腹がすいていなくても食べたいものを目の前に出されると、ついつまんでしまうという方もいるでしょう。また、時間になれば空腹感とは関係なしに食事を取る方もいると思います。

空腹感を覚えないうちに食事やお菓子を食べると、胃腸が休まる暇がありません。食事を食べてすぐに寝ると、翌朝に胃がもたれた感じがするという方もいるでしょう。これは、寝ている間も胃腸が動き続け、疲労したためです。

胃腸は蠕動運動という動きを行って食べ物や便を胃から小腸・大腸へと動かしていきます。しかし、胃腸が疲れていると蠕動運動も弱くなるのです。そのため、便を押し出す力が弱くなり便秘の原因にもなります。

1-3.便秘解消の切り札、モチリン

便秘を解消するには、腸の蠕動運動を活発化させることが大切です。そのために、マッサージをしたり運動をしたりしている方もいるでしょう。体は空腹になると十二指腸から、モチリンというホルモンが分泌されます。このモチリンには腸の蠕動運動を活発にする効果があるのです。お腹がすくと、胃や腸がぐるぐる活発に動く感触を覚えたことのある方もいるでしょう。運動やマッサージで蠕動運動を促進させるより、ホルモンの働きによって蠕動運動が活発になる方が、便秘解消には効果的です。

1-4.空腹感は健康のバロメーター

胃腸が健康的ならば、時間がくればきちんと空腹感を覚えます。しかし、食べ過ぎや飲み過ぎで胃腸が疲れていると、空腹感を覚えないこともあるでしょう。また、便秘になって便やガスで大腸が圧迫されていると空腹感を覚えないこともあるのです。ですから、便秘に限らずなんとなく胃腸の調子が悪いという方は、一度空腹感を覚えるかどうか確認をしてみましょう。前回の食事から3時間以上たっても空腹感を覚えない場合は、胃腸の働きが低下している可能性があります。

1-5.空腹が便秘解消に効果的な理由

前項で空腹になると十二指腸からモスリンというホルモンが分泌され、胃腸の蠕動運動が活発になると説明しました。これは、食事を受け入れる準備を調えるためです。この時に、適量の食べ物を食べると腸の蠕動運動はますます活発になり、便意も起こりやすくなります。便秘知らずの方が朝ご飯の後でトイレに行くことが多いのは、睡眠という絶食時間を経て空腹になっている時に食事を取るからです。

便秘を解消するには、規則正しい生活をするのが効果的といわれています。この規則正しい生活の中には、規則正しく食事を取ることも含まれているのです。だらだら食べをやめるだけでも、便秘解消の効果が期待できるでしょう。

2.空腹感を利用して便秘を解消する方法

この項では、空腹を利用して便秘を解消する方法をご紹介しましょう。ぜひ参考にしてくださいね。

2-1.空腹の時間を作る

食べたものが体内で栄養を吸収され、便として排出されるまで約8時間かかります。ですから、食事と食事の間を8時間以上あければ、間違いなく空腹になれるでしょう。とはいえ、すべての食事を8時間開けて取るのは無理です。そこで、夕食と朝食の間だけ8時間以上開けるように努力をしてみてください。夕食を8~9時までに食べ終えたら、朝7時頃までなにも食べずに過ごしましょう。寝てしまえばそれほど苦になりません。

2-2.腹八分目を心がける

だらだら食べも胃腸に負担がかかりますが、食事の度に苦しくなるまで食べるのも胃腸に負担がかかります。食事量は腹八分目を心がけてください。1人前の量を1口につき30回以上よくかんで食べれば、満腹感も得られやすくなります。
また、お腹が空いたからといって間食するのも控えましょう。せっかく食事の時間を開けても、間食をしてしまったのでは効果がありません。お付き合いなどでどうしても食べたい場合は、1日1回までにしてください。だらだらと食べ続けるのも厳禁です。

2-3.食事の内容を変えたり食事を抜いたりしてもよい

食事は無理に3食食べなくても構いません。たとえば、朝にどうしても食欲がわかない場合は、野菜を丸ごとミキサーにかけたスムージーだけでも大丈夫です。朝の食事を飲み物だけにしても胃腸は活発に動きますし、胃の負担も軽くなります。そのため、固形物の朝食を食べるより便秘解消に効果的です。また、ご飯を食べ応えのある玄米や雑穀米にすると早食いを防げ、食物繊維も取れます。腹持ちもよいので、間食防止にもなるでしょう。

なお、食事は空腹を覚えてから食べるようにしてください。空腹を感じない場合は1食くらい抜いても問題はありません。

2-4.時間をかけて体をならす

食生活というのは、なかなか改変が難しいものです。特に、間食の習慣がついている方は食事をして2~3時間経つとなんとなく口寂しさを感じ、食べ物に手が伸びる方もいることでしょう。ですから、1度や2度食事の間隔を守れなかったからといってあきらめてはいけません。少しずつ体を慣らし、食事の間隔を開けられるようにしてください。なお、仕事が忙しくてどうしても夕飯が10時過ぎになってしまうという場合は、残業中におにぎりなどを食べて、仕事が終わったらスムージーや果物など、胃腸に負担のかからないものを取るとよいでしょう。

3.併せて実践したい便秘を解消する方法

この項では、食事の時間を空ける便秘解消方法と併せて実践できる便秘解消方法をご紹介していきます。実践できるものは実践してみてください。

3-1.水分を取る

水分は、便を適度に柔らかくして排泄しやすくします。お茶やコーヒーは利尿作用があり、水分を取ってもほとんどが尿として排出されてしまうので、麦茶・ほうじ茶・水がおすすめです。水分は飲み過ぎなければ胃腸の負担になりません。お腹がすいたときは、無糖の炭酸水や温かいほうじ茶を時間をかけて飲むと、空腹が紛れます。また、食欲はないけれど体を温めたいという場合は、砂糖を少量入れたホットミルクなどがおすすめです。

3-2.運動をする

時間を持て余しているとどうしても食べ物に手が伸びてしまうという場合は、運動もおすすめです。腹筋を鍛える以外にも、ウォーキングをすれば腸の蠕動運動が助けられて便通がよくなります。夕食を食べた後で間食する習慣がついてしまっている人は、その時間にウォーキングをしてみましょう。夜に外を歩きたくないという方は、軽い体操でも大丈夫です。今は、屋内でもできる運動を集めたDVDなども発売されていますので、利用してみてください。

3-3.便秘薬の利用について

すでに頑固な便秘であり、まずはそれを解消してから空腹感を利用して便秘解消をしたいという場合は、便秘薬を利用しましょう。用法と用量を守れば、便秘薬は大変有効な便秘解消の方法です。複方熊胆円(ふくほうゆうたんえん)は、胃腸を調える効果もあるので、暴飲暴食で胃腸が弱っている方にもおすすめ。漢方薬なので一般的な便秘薬よりも効き目が穏やかで、長期間飲み続けることもできます。

3-4.注意点

玄米や雑穀米は消化が悪く、胃腸が弱っている場合は下痢の原因になります。暴飲暴食のおかげで胃腸が弱って便秘になっているという方は、医師と相談しながら玄米や雑穀米を食べてください。
なお、10代の育ち盛りにとって、食事は大切な栄養源です。10代の方で空腹感を利用した便秘解消法を試してみたいという場合は、食事をしっかりと取りましょう。

4.空腹を利用した便秘解消に関するよくある質問

Q.1日2食ですと、カロリー不足が心配です。
A.その場合は、スムージーや果物を搾ったりミキサーでつぶしたりしたジュースを飲むと良いでしょう。カロリーの他ビタミン・ミネラルが補給できます。

Q.食べるものの量を減らすと便秘が悪化すると聞きましたが…。
A.まったく食べないのではなく、食べ過ぎていた分を減らすのであれば問題はありません。

Q.コンニャクや海藻ならば間食しても大丈夫ですか?
A.コンニャクや海藻は消化が悪く、胃腸がフル回転しなければ消化ができません。口寂しいのならばガムを噛みましょう。

Q.会社でお茶の時間があり、付き合いでお菓子を食べなくてはならないのですが…。
A.間食は絶対ダメということはありません。お菓子を食べすぎないように注意しましょう。

Q.水を飲むとトイレが近くなります。
A.冷たい水ではなく、白湯をゆっくり飲むように心がけましょう。

5.おわりに

いかがでしたか。今回は、空腹を利用した便秘解消の方法についてご紹介しました。食事の時間を空けるのは、最初はつらく感じるかもしれませんが、慣れれば気にならなくなります。なお、この方法には向き・不向きがありますから、どうしても体に負担が大きかったり空腹感が耐えられないようでしたら、無理をしないようにしましょう。即効性はありませんが、慢性的な便秘に悩まされている方には効果が期待できます。