便秘を浣腸で治そうとするのは危険? 安易に頼るとこんなリスクが!

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「便秘が続いて辛い」 「どうしてもすぐに便秘を解消したい」
こんな時、浣腸を使って便秘を解消しようと思う方も多いでしょう。
しかし、便秘になったからといってすぐに浣腸に頼るのは危険です。
そこで今回は、浣腸の仕組みや正しい使用方法、浣腸を常用するリスクなどを紹介します。

目次

  1. 浣腸の仕組みとは?
  2. 生後3か月までの赤ちゃんと妊婦は注意が必要
  3. 浣腸を使う際の注意点
  4. 腸内環境を整え便秘を改善するには?

1.浣腸の仕組みとは?

この項では、浣腸で便秘が解消する理由をご紹介します。
正しく使えば浣腸は便秘にとても効果のある薬なのです。

すぐに便秘が解消する理由とは?

浣腸は腸に直接薬液を注入することで、腸の動きを活発にしつつ腸壁の滑りをよくすることで、便秘を解消する方法です。
錠剤の便秘薬とは異なり即効性が特徴で、注入してから10分~30分で便意を催します。
便秘が続いてお腹が張って苦しいというときや、旅行などの前に便秘を解消しておきたい、というときに使うとよいでしょう。

赤ちゃんからお年寄りまで使える

浣腸はその即効性から、強い薬剤を使っているのでは?と思う方もいるでしょう。
しかし、浣腸に使われている薬剤の主成分のグリセリンは錠剤の便秘薬よりも安全性が高く、赤ちゃんからお年寄りまで使用できます。
子供は便秘とは無縁と思われがちですが、環境が変わるとストレスから便秘になってしまうことも多いのです。
そんなときも浣腸をすると腸が再び動き出して便秘が解消するのです。

用途に応じて使い分けられる

浣腸というと特徴的な形ばかりに注目されがちですが、年齢や便秘の程度によって細かく種類が分かれています。
パッケージに対象年齢や薬剤の量が書いてあるので、必ずよく確かめてから買い求めましょう。
また、前述したように浣腸は即効性のある便秘薬です。使用すればすぐに便意を催すでしょう。
どこでも使うことができますが、できれば落ち着いて用を足せる場所で使用してください。
使用前に40度前後に暖めることでより効果が高まります。
浣腸を温める方法は、手でしばらく握っているかお湯に10分ほど付けておくとよいでしょう。

2.生後3か月までの赤ちゃんと妊婦は注意が必要

子供からお年寄りまで使える浣腸ですが、生後3か月までの赤ちゃんと妊婦が使用する際には注意が必要です。
赤ちゃんはまだ消化器官が未発達なので、たとえ少量の浣腸でも効きすぎることがあります。
また、妊婦は便秘になりやすいものですが浣腸を使って急に便意を催させると、腸の動きによって子宮が圧迫される可能性があるのです。
赤ちゃんや妊婦に浣腸を使用する場合は必ず事前に医師の診察を受け、少量から使用していきましょう。
また、赤ちゃんの便秘に効果的とされる「綿棒浣腸」は、オリーブオイルを塗った綿棒で腸を刺激するもので、薬剤を注入する浣腸とは別のものです。

3.浣腸を使う際の注意点

この項では、浣腸を使う際の注意点や危険性をご紹介します。効果がないからと使用回数を増やしてしまうと大変なことになるかもしれません。

効果がないからといって使用回数を増やさない。

頑固な便秘の場合は、浣腸でも効果がない場合があります。
しかし、「効かないから」と勝手に使用量を増やしてはいけません。
浣腸が効きすぎると脱水症状を起こす可能性があります。
特に幼児の便秘に浣腸を使用する際は、様子を見ながら少しずつ使ってみましょう。
「浣腸が効かない」という場合は医師に相談してください。

常用しない

浣腸は常用するものではありません。どうしても便秘を解消したいときにのみ使用しましょう。
浣腸で便を出す癖をつけてしまうと、腸は浣腸を使わないと動かなくなります。
そうなれば便秘はますますひどくなるでしょう。
また、浣腸も便秘薬と同じように使い続けるうちに慣れが生じ、効きにくくなります。
大量に薬剤を使えば健康にも影響が出てくるでしょう。

4.腸内環境を整え便秘を改善するには?

便秘を改善するには、腸内環境を整えるのが一番です。
そこでこの項では、腸内環境の整え方をご紹介しましょう。

オリゴ糖やヨーグルトなどで腸内の善玉菌を増やす

オリゴ糖やヨーグルトを食べると、ビフィズス菌などの善玉菌が腸内で増えます。
善玉菌が増えれば、腸内環境が良くなり便通も改善するでしょう。
特におならが臭い人は腸内環境が悪化している可能性が高いので、オリゴ糖やヨーグルトを積極的に食べましょう。

水分を多めに摂り、適度な運動を心がける

水分が不足すると便が硬くなり、余計に出にくくなります。
また、運動不足になると腹筋が弱くなり腸が便を押し出す力も弱くなるでしょう。
便秘を改善するには水分を多めに摂って、適度な運動を心がけてください。
腰を左右に振るだけでも一定の効果があるんですよ。

漢方薬で体質を改善する

運動不足や腸内環境の悪化で便秘になった場合は食生活や適度な運動で便秘を解消することができるでしょう。
しかし、体質やストレスが原因で便秘になる場合は改善が難しいです。
そんなときは漢方薬を利用してみましょう。
特に腸が弱く、便秘と下痢を交互に繰り返す方には、「複方熊胆円」という漢方薬がお勧めです。
これは熊の肝が原料の生薬で、胆汁の分泌を促し、腸や肝臓の機能を高めてくれるのです。
昔から熊の肝は貴重な漢方薬として珍重されてきました。
今でも中国では熊の肝は貴重な薬として高値で売買されています。
西洋の医学でも、便秘と下痢を交互に繰り替えす症状には対処療法しかないのが現状です。
便秘と下痢の繰り返しで悩んでいるという人はぜひ複方熊胆円を試してみてください。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は浣腸の使い方と効果・注意点や危険性をご紹介しました。
まとめると

  • 浣腸は錠剤の便秘薬よりも即効性があり、安心して使用できる
  • 幼児からお年寄りまで使用できるが、赤ちゃんと妊婦が使用する場合は医師に相談する
  • 浣腸は用法用量を守って使用する
  • 浣腸は常習しないこと

ということです。
便秘が続くと苦しいですし、肌荒れやのぼせ、イライラなどの辛い症状も併発します。
つい手っ取り早く解消する浣腸に頼りたくなることもあるでしょう。
しかし、便秘は腸内環境を整えたり、腸の機能を向上させない限り根本的に治りません。
「どうしても」というときだけ使用し、食生活や運動・漢方薬を利用して便秘を改善するように心がけましょう。
また、便秘はがんなどの腸の病気が原因、ということもありますので急にひどい便秘になったり、何をしても便秘が解消しない、という人は医師に腸の検査をしてもらいましょう。

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