自律神経が乱れると便秘になる? 解消するための方法は?

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自律神経が乱れていると便秘になりやすい、という話を聞いたことがある方は多いと思います。
ではなぜ自律神経が乱れると便秘になりやすいのでしょうか?
そこで今回は便秘と自律神経の関係についてご紹介します。
また、ストレスがたまると便秘になりやすいという人もいますが、それもまた自律神経と深い関わりがあるのです。
仕事などが忙しいと便秘になりやすく、対策を知りたいという方や、自律神経と便秘の関係を知りたいという方はぜひ読んでみてください。

目次

  1. 自律神経とはいったい何?
  2. 自律神経を整えるにはどうしたらいいの?
  3. こんな場合は医師に相談しよう

1.自律神経とはいったい何?

この項では、自律神経の仕組みやなぜ自律神経が乱れると便秘になりやすいのかをご説明します。
自律神経は自分でコントロールできませんが、一度乱れるといろいろな症状が起こるのですよ。

1-1.自律神経とは?

自律神経とは、呼吸や循環器、消化吸収などをつかさどる神経のことです。
手や足は自分で意識して動かせますが、血液の流れや消化の速度などはコントロールできません。
つまり、自分の意志では動かせない部分を動かす神経と考えればよいでしょう。
自律神経には交感神経と副交感神経の2つがあります。
昼間活発に動いているときは交感神経が優位になり、リラックスしているときや夜眠っているときは副交感神経が優位になるといわれています。

1-2.自律神経が乱れるとはどういうこと?

交感神経と副交感神経はそれぞれ1:1の割合で働くのが理想と言われています。
つまり、程よい緊張感に包まれている時間とリラックスしている時間が12時間ずつあれば人間は健康なのです。
しかし、心配事や悩み事があると夜眠れないこともあります。
また、ストレスがたまっているとイライラしてリラックスできないということも珍しくないでしょう。
こうなると交感神経だけがどんどん活発に働き、副交感神経の出る幕がありません。
これが自律神経が乱れるということです。

1-3.自律神経が乱れるとなぜ便秘になるの?

前述したように、自律神経は消化器官の動きをつかさどっています。
そして、腸の働きを活発にするのは副交感神経です。
つまり、自律神経が乱れて交感神経ばかりが活発になると、腸の働きが鈍り、便秘になりやすいのです。
これはすべての人に当てはまるわけではありません。
逆に緊張してストレスがたまると下痢になるという方もいます。
しかし割合的には自律神経が乱れると便秘になる人の方が多いでしょう。
また、自律神経が乱れて便秘になった場合は、夜眠れない、胃が痛いなどの症状が同時に起こることも多いです。

2.自律神経を整えるにはどうしたらいいの?

では、自律神経を整えるにはどうしたらよいのでしょうか?
この項ではその方法をご紹介します。

2-1.規則正しい生活をする

寝不足は自律神経の乱れを引き起こします。
また、寝不足が続くと余計にイライラするでしょう。
たとえ眠れなくても布団に入って体を休めているだけでだんだんと副交感神経が活発になってきます。
ですから眠れないからといってテレビやインターネットを見続けてはいけません。
目からどんどん情報が入ってくると、脳が活性化して余計に眠れなくなります。
ストレスがたまっているなと思った時や、仕事などが忙しい時は意識して日付が変わるまでに布団に入りましょう。
また、朝はたっぷりと日光を浴びると体内時計がリセットされて、うつを改善するセロトニンという物質が脳から盛んに放出されます。

2-2.暴飲暴食を避け、適度な運動をする

ストレスがたまるとついやけ食いをしてしまうという方は少なくないでしょう。
しかし、暴飲暴食はますます胃腸を弱らせてしまいます。
ストレスがたまっているときこそ正しい食生活を心がけましょう。
ヨーグルトや野菜などビタミン、ミネラルが豊富で食物繊維たっぷりの食材を意識して食べれば腸内環境も整っていきます。
また、体を動かすことはストレス解消になります。
きれいな景色を見ながらウォーキングをしたり、水泳をして全身の筋肉をほぐせば夜もぐっすり眠れます。
また、心配事があって眠れないという場合は、相談できる相手を見つけましょう。ひとりで抱え込んでいても何の解決にもなりません。

2-3.自分でリラックスできる方法を見つける

マッサージや整体も体をリラックスさせる有効な方法です。
特に腕の良いマッサージ師や整体師に体をほぐしてもらうと、便秘が解消しやすいでしょう。
また、自分で横になって好きな音楽でも聴きながらお腹を優しくマッサージしても効果があります。
さらに、入浴は副交感神経を活発にしてくれる効果が高いです。
最近疲れているなあと思ったら、ゆっくりとお風呂に入ってみましょう。
温度はぬるめで、アロマオイルや入浴剤を入れても良いですね。
お風呂の中でお腹をマッサージするのも便秘解消には効果的です。
また、お風呂から出たら湯冷めをしないうちに布団の中に入りましょう。

3.こんな場合は医師に相談しよう

  • ストレスがたまっているのか、イライラして夜眠れない。
  • 便秘だけでなく激しい胃痛、胸やけなどを感じる。
  • 何をする気も起きないし、休日は1日寝たままという場合もある。

このような症状がある場合は、自分で自律神経を回復することは難しいです。
神経科や心療内科などしかるべき病院を受診しましょう。
仕事が原因でこのような状態になっているのなら、思い切って休職することも大切です。
自律神経の乱れくらいで済めばよいのですが、この状態の時に無理をするとうつ病へと移行する恐れがあります。
また、飲むとリラックスするからといっても、アルコールに頼ってはいけません。
アルコールは少量ならば脳の一部を麻痺させ、明るく陽気な気分にさせてくれます。
しかし、同時にアルコールは胃腸や肝臓に深刻なダメージを与えます。
アルコールを毎日飲み続けたら便秘が解消した、という場合は、自律神経が正常になったからではありません。
アルコールで腸がダメージを受けただけです。
それに、ストレスをアルコールで解消するくせをつけると、アルコール依存症になる恐れもあります。
現在は神経科や心療内科に気軽に通える時代になりました。
便秘を解消するだけでなく、心の健康を取り戻すためにもおかしいな、と思ったら病院を受診しましょう。
また、家族がこのような状態になっていたら、できるだけ早く病院に連れて行ってください。

おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は自律神経の乱れによる便秘対策についてご紹介しました。
まとめると

  • 自律神経が消化や排せつをつかさどっている
  • 自律神経が乱れて交感神経ばかり活発になると副交感神経が働かなくなり、腸の働きが鈍る
  • 食生活や睡眠を規則正しくすると便秘が解消しやすい

ということです。現代はストレス社会といわれています。
仕事や人間関係でくたくたに疲れてイライラがたまっているという人も多いでしょう。
しかし、ストレス解消の仕方を工夫すれば、副交感神経を活発にすることも可能です。
大切なのは体を休ませてあげることと、適度な運動です。
毎日パソコンに向かって仕事をし、家と会社の往復だけではストレスもたまります。
休日は1日眠っていたいという気持ちもわかりますが、思い切って起きだして、散歩などの運動をしてみましょう。

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