アロエで便秘を解消!効果を高める方法と注意点とは?

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アロエは便秘に効く、という話を聞いたことはあるでしょうか? 昔から「医者いらず」といわれるほど多くの効果や効能が認められてきたアロエが、便秘に働きかける仕組みをお伝えします。しかし、アロエの使用には注意も必要です。正しい知識を身につけて、アロエを便秘解消に役立てていきましょう。

目次

  1. アロエと便秘の関係
  2. アロエの便秘解消効果とは
  3. 効果的にアロエを取り入れる方法
  4. アロエの副作用・注意点について

1.アロエと便秘の関係

1-1.便秘とは

排泄物が大腸にたまっているのに、正常に排泄されない状態が続いているのが便秘です。個人差はありますが、3日以上排便がなければ便秘と思ってよいでしょう。また、排便はあるが、便が出にくかったり、便が残っているような感じがしたりする状態も便秘といわれることがあります。
便秘が起こる原因はさまざまですが、一般的には食物繊維の不足や運動不足、ストレスなどで便秘になっているケースが多いようです。そして、毎日の食事は大きく関係しています。食生活の欧米化によって便秘が増えたのではないか、とも考えられているほどなのです。

1-2.アロエの作用

アロエといえば、切り傷やすり傷の手当てに使われるというイメージが大きいのではないでしょうか。これ以外にも、湿疹(しっしん)や肌荒れ、胃腸の調子を整えるなど多岐に渡る効果が注目されています。「万病の薬」として、昔から民間療法に用いられてきたという歴史もあるくらいです。最近では、便秘解消によい食べ物として取り上げられることも多くなっています。

1-3.アロエの種類

アロエには、いくつか種類があります。食べられるのは、キダチアロエ・アロエベラ・ケープアロエであることを覚えておきましょう。このうち、アロエベラとケープアロエの葉皮に含まれている薬効成分は薬事法規制の対象となっています。そのため、健康食品には葉皮を除いた部分が使われているのです。キダチアロエに限っては、薬事法において医薬品扱いにならないため、葉皮と果肉の両方を使った健康食品が多く出回っています。

2.アロエの便秘解消効果とは

2-1.カギとなるのはアロエの主成分「アロイン」

アロエが便秘に効果的なのは、葉皮に含まれている「アロイン」という成分があるからです。アロインとはアロエ独特の成分であり、下剤作用があるとして薬事法の規制を受けているバルバロインという成分が主となっています。臓器を充血させる働きもあるため、長期的な服用は避けたほうがよいでしょう。
また、アロエの果肉にはたくさんの栄養素が含まれています。そのなかに、セルロースやキシロースという多糖類も含まれているのです。この多糖類には水溶性食物繊維と似た作用があり、腸内で便の水分を適量に保ちながら善玉菌を増殖させるといった働きをしてくれます。これが、便秘を解消するのに役立っているというわけです。
これだけではありません。アロエは、便秘解消に有効とされているカリウムや亜鉛などのミネラルも豊富に含んでいます。

2-2.腸内環境を整える働き

アロエに含まれているアロインなどの働きによって、腸内の水分量が増え、便を送り出すぜん動運動も活発になります。腸内にある余分なものを排出する機能が高まるため、便秘は解消されていくでしょう。
便秘になっているときは、腸内環境が悪化していると考えてください。腸の中には、善玉菌と悪玉菌が存在しており、そのバランスが保たれていることで健康を維持できているのです。しかし、何らかの原因により悪玉菌が優位になると、食べ物が長時間に渡って滞留してしまいます。腸内環境が悪化して、便秘をはじめとしたトラブルが起こるという仕組みです。
アロエには、善玉菌の働きをサポートする多糖類が含まれています。これにより、腸の調子を整える効果が期待できるのです。

2-3.緩下(かんげ)作用と瀉下(しゃか)作用

アロエには、緩下作用と瀉下作用があります。緩下とは、腸を刺激することにより排便を促す作用のことです。排便をおだやかに促進するというのが特徴的といえます。いっぽう、瀉下作用は下痢のことです。緩下とは違って、下剤のように強制的に排便を促す働きがあると思ってよいでしょう。

3.効果的にアロエを取り入れる方法

3-1.アロエの食べ方

アロエで便秘を解消するためには、外用ではなく内服しなければなりません。アロエの葉を根元から切り、きれいに洗います。キダチアロエの場合はそのまま1回分の量にカットして食べますが、アロエベラの場合は外皮をむいてください。そのまま生で食べて構いません。
ただし、キダチアロエは苦味があるので、ハチミツをかけると食べやすくなるでしょう。アロエベラは外側の皮をむくので中身のゲル部分を食べますが、ここは苦味が気にならないはずです。多少の青臭さは感じるかもしれません。アロエベラの皮とゲルの間にあるオレンジ色をした汁に、アロインが含まれています。このアロインには苦味成分が含まれているのですが、頑張って食べたほうがよいでしょう。
この食べ方では無理という人は、アロエをすりおろして絞った汁を飲んでみてはいかがでしょうか。

3-2.アロエヨーグルト

市販のアロエヨーグルトにもアロエが入っています。しかし、アロインが豊富に含まれている皮はむかれている状態で使われているので、便秘解消の効果を期待するのであれば、かなりの量を食べなければなりません。
少量で効果を得たければ、やはり皮ごと食べることをおすすめします。

3-3.アロエ粉末

アロエを粉末にしたものを利用してもよいでしょう。最大のメリットは、長期保存が可能なことです。持ち運びにも便利なうえ、常温でも保存できるので、いつでも手軽に摂取できます。生のアロエを加工すると効果が落ちてしまうのではないかと思われがちですが、そんなことはありません。アロエは熱にも強いので、生で食べる場合とほとんど変わらないでしょう。
アロエをみじん切りにして天日干しにした後にすりつぶせば、アロエの粉末を簡単につくれます。市販のアロエ粉末を試してみてもよいでしょう。

4.アロエの副作用・注意点について

4-1.摂取方法に注意

アロエを皮ごと食べる場合でも、トゲは必ず取り除いてください。また、摂取する量にも注意が必要です。目安として、大人が生で食べるのであれば、1日15gと覚えておきましょう。粉末にしてある状態では、0.6gくらいです。
ただし、最初は様子をみながら少量におさえておきましょう。おなかが緩くなりすぎる恐れもあるので、少しずつ増やしていってください。作用が強い成分が含まれている皮の部分を取り除いてもよいでしょう。

4-2.妊娠中の摂取は医師に相談を

アロエには、子宮を収縮させる作用もあります。流産の危険性もありますから、妊娠中には基本的に摂取してはなりません。ただし、アロエドリンクやアロエヨーグルトなど作用がおだやかなものであれば問題ないかもしれません。個人差もありますから、医師に必ず相談をしてから判断してください。

4-3.生理中にもアロエは控えて

骨盤内の充血を高める作用があるアロエを食べると、生理に関するトラブルが起こる可能性があります。月経過多となる可能性もあるので、生理中にはアロエを食べるのは控えたほうがよいでしょう。

まとめ

いかがでしたでしょうか。アロエには次のような成分が含まれているため、便秘を解消する働きがあります。

・カギとなるのはアロエの主成分「アロイン」
・アロエに含まれる多糖類には水溶性食物繊維と似た作用がある
・便秘解消に有効とされているカリウムや亜鉛などのミネラルも豊富

注意点には十分気をつけながら、アロエの力を上手に取り入れて便秘を解消していきましょう。

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