便秘と痔の関係性を知ろう!妊婦が痔になりやすいのはナゼ?

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「便秘と痔は密接な関係にある」と言われています。
便秘が原因で痔になってしまう人は多く、特に妊婦さんや産後の女性の中には痔の症状に悩まされている人がたくさんいるようです。
便秘による痔といえば「切れ痔」というイメージがあると思いますが、実は「いぼ痔」も便秘が原因で起こることがあるということをご存じでしたか?
このように切っても切れない関係にある便秘と痔。
なぜ便秘が原因で痔になってしまうのか、どう対処したらよいのか、予防方法にはどのようなものがあるのか、情報をまとめてみたいと思います。

目次

  1. 痔で悩む女性が増えている背景
  2. 便秘が原因で痔になってしまう理由
  3. どう対処すべきか
  4. 便秘・痔を予防する方法について

1.痔で悩む女性が増えている背景

「中年男性がなるもの」というイメージの強い痔ですが、実は近年になって若い女性の中にも痔に悩む人が増えてきていると言われています。
その背景にはどのようなものがあるのかまとめてみました。

筋力の弱さから便秘になりやすい

男性に比べて女性のほうが便秘になりやすいという話はよく耳にします。
これは女性が男性よりも筋力が弱いため腸を動かす力がなく、便秘になりやすいという理由からでしょう。
排便のためにはある程度の腹筋の力が必要になりますので、筋力の弱い女性はどうしても便秘になりやすいというわけです。
そこにダイエットなどで食べる量自体が減ること、食物繊維などの便秘解消に効果的な栄養素が十分に取れないことが加わり、さらに便秘になりやすい女性が増えてしまうことにつながるのでしょう。

生理によるホルモンの乱れ

生理前になると便秘になりやすくなる女性はたくさんいます。
これは女性ホルモンの働きによるもので、生理前に分泌量が増える黄体ホルモンには自律神経をにぶらせて便意を感じにくくする作用があるのだそうです。
生理がくるのと同時に便秘が解消される女性も多いようですが、定期的に便秘になるのがクセにならないように気をつけなければなりません。

妊娠・出産

妊娠中や産後は便秘になりやすいものです。
ホルモンバランスの変化はもちろんのこと、妊娠中にお腹が大きくなってくると排便に抵抗を感じたり、産後はゆっくりとトイレに入る時間がないという理由も関係してくるのでしょう。
「妊娠、出産を機に便秘体質になった」という女性も少なくありません。

病院に行くのが恥ずかしいという思い

痔に悩む女性が増えている理由のひとつに「恥ずかしさから病院に行こうとしないので症状が悪化しやすい」というものもあります。
痔の症状に悩んでいても恥ずかしくてなかなか病院に行けず、知らず知らずのうちにひどい痔を患うことになってしまうのでしょう。

2.便秘が原因で痔になってしまう理由

便秘が原因で痔になる可能性が高いことは分かりましたが、なぜ便秘が痔の原因につながるのでしょうか。
便秘と痔の関係については、考えてみればすぐに分かります。
排便の間隔が開くと腸が水分を吸収してしまい、便は太く固い状態になってしまうのです。
そのような状態の便が肛門を通り抜ける際に無理が生じて、肛門の出口付近が切れてしまいます。
排便すると切れて痛いので排便を我慢し、我慢することでさらに便秘が悪化する、という悪循環に陥ってしまう人は多いでしょう。
切れ痔だけの問題ではありません。
便秘気味だとどうしてもいきむ時間が長くなってしまうため、うっ血を起こしていぼ痔になりやすくなります。

3.どう対処すべきか

便秘が原因で痔になってしまった場合、どのように対処したらいいのでしょうか。
自分でできる対処法も含めてご紹介します。

安静にする

痛みを感じると肛門に余計に力が入り、痛みがますます悪化してしまいます。
まずは横になって安静にし、痛みが和らぐのを待ちましょう。
ひざを軽く曲げた姿勢で横向きに寝るのが、もっともリラックスできておすすめです。
ある程度痛みが和らいだら、以下のような対処法を試してみてください。

患部を温める

切れ痔であってもいぼ痔であっても、患部を温めることで痛みを和らげられます。
温めて肛門付近の血行をよくすることで症状が和らぐので、半身浴をしたりお尻をぬるま湯に浸からせるなどして温めてあげましょう。
半身浴が困難なほど痛みがひどいときは、温めた濡れタオルや使い捨てカイロを患部に当ててみてください。

市販薬を使う

痛みが和らいできたら市販薬を使ってみましょう。
痔の市販薬にはさまざまなタイプのものがありますので、どれが自分に合っているかよく考えて選んでください。
市販されている痔の薬には坐薬や軟膏などの外用薬のほかに、炎症を和らげたり血行を改善する内服薬があります。
外用薬には効き目が強力なステロイド配合のものと効き目が穏やかな非ステロイド配合のものがありますので、症状に合わせて選んでください。

病院に行く

特に女性は恥ずかしさから痔の病院に行くことに抵抗を感じやすいものです。
しかし、放置しておくと悪化し、自分で対処できない範囲にまで及んでしまう危険性があるということを忘れないでください。
最近は女性でも行きやすい痔専門の病院も増えてきているので、信頼できる病院が近くにないか探してみるとよいでしょう。

4.便秘・痔を予防する方法について

痔は一度なってしまうと再発しやすいと言われているので、できるだけならないように日ごろから気をつけておくことが大切です。
便秘や痔を予防する方法をいくつかご紹介しましょう。

バランスのよい食生活

ダイエットで必要以上に食事制限をすると、便の量が減って便秘になりやすくなります。
便秘になると腸内環境が悪化するので、効果的にダイエットできなくなることをご存じでしたか?
また「食物繊維さえ取っていれば便秘にはならない」と思って他の栄養素の摂取量が減るのも問題です。
痔の原因になる便秘を予防するためには、普段からバランスのよい食生活を心がけていく必要があります。
食生活を改善することが、便秘や痔の予防にはもっとも効果的なのです。

トイレは便意を感じてから

規則的な排便習慣を身につけるのは大切なことです。
忙しい朝に排便を我慢したりすると便秘になりやすいので気をつけてください。
ただし、規則的な排便のために無理やり出そうとしてトイレで長時間いきむと痔の原因になります。
トイレは便意を感じてから行くようにしましょう。

こまめな水分補給

水分が少ないと便が固くなり、便秘になりやすくなります。
普段からこまめな水分補給を心がけ、便が固くなるのを防ぐようにしましょう。
特に朝起きてすぐや入浴後、スポーツの後には積極的に水分を補給するようにしてください。

お風呂にゆっくり浸かる

入浴はお尻を清潔に保つだけでなく、血行をよくして痔になりにくくする効果があります。
忙しいからといってシャワーだけで済ませてしまわず、できるだけお風呂に浸かるようにしましょう。
ぬるめのお湯に長時間かけてゆっくり浸かるのが効果的です。

まとめ

便秘と痔の関係についてまとめてみましたが、いかがでしたでしょうか。

  • 痔で悩む女性が増えている背景
  • 便秘が原因で痔になってしまう理由
  • どう対処すべきか
  • 便秘・痔を予防する方法について

「便秘や痔の症状に悩んでいる」という人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。
便秘の改善は痔の予防だけでなく、体の健康を維持するうえでとても大切なことです。

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