産後便秘になりやすい4つの理由とは?便秘解消法と共に紹介します。

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妊娠中は便秘しやすいことは知られていますが、実は産後も便秘に悩まされる人が多いのです。
そこで今回は、産後の便秘解消法についてご紹介しましょう。
便秘を解消するには薬に頼る方法もありますが、産後に下剤をつかっても問題はないのでしょうか?
また、出産の状況によっては痛いからいきめない、というかたもいるでしょう。
その方向けの便秘解消法も合わせてご紹介します。
産後に便秘になってしまったという方はこの記事を読めば解消法が見つかるかもしれません。

目次

  1. 産後に便秘になりやすい理由とは?
  2. 便秘解消のために下剤を飲んでも大丈夫?
  3. 便秘を解消する方法とは?
  4. おわりに

1.産後に便秘になりやすい理由とは?

妊娠中、便秘になりやすいのはホルモンのせいです。
では、産後に便秘になりやすい理由はなんでしょうか?
この項ではそれをご紹介します。

1-1.水分不足

母乳育児をしていると、お母さんは水分不足になりがちです。
新生児の頃は飲む量も少ないですが、月齢が大きくなっていくにつれて母乳の量も増えると、お母さんはますます水分不足になるでしょう。
体内の水分が少なくなると、当然便の中の水分も少なくなります。
固い便が出にくいのは御存じの方も多いでしょう。また体内の水分が少なくなると便の滑りが悪くなり、便秘になりやすくなります。

1-2.生活の変化

子供が生まれると生活が一変します。子供のことが最優先で、自分のことは二の次になる人がほとんどでしょう。
それに赤ちゃんは昼夜問わず世話をしなくてはなりません。
疲れもたまりますし、睡眠不足にもなるでしょう。
そうなると自律神経が乱れてきます。
腸の動きは副交感神経に支配されていて、常に緊張状態でいると腸の働きが鈍り便秘になりやすくなるでしょう。
また毎日決まった時間にトイレにいけないことも、便秘になりやすい原因になります。

1-3.運動不足

子持ちのお母さんはすごく動いているというイメージがありますが、子供が歩き出さないうちに実は運動不足になりやすいのです。
赤ちゃんを抱えて散歩をするのは意外と大変。
とくに月齢が低いうちは季節によっては家に子持ちがちになるため、ますます運動不足になるでしょう。
筋力が低下すれば当然便秘にもなりやすくなります。

1-4.出産の後遺症

出産時は強くいきんで赤ちゃんを押し出します。
しかし、強くいきみすぎると肛門括約筋が傷つく場合があるのです。
こうなると便意があってもうまく排便することが出来ずに便秘になる場合もあるでしょう。

2.便秘解消のために下剤を飲んでも大丈夫?

便秘が続いた場合、便秘薬を使ってでも早くすっきりしたいという方もいるでしょう。
しかし、産後に便秘薬を使っても大丈夫なのでしょうか?
結論を先に申しあげると、薬によっては問題がある場合もあります。
特に母乳育児をしているお母さんは不用意に便秘薬を飲むと、その成分の一部が母乳に出てしまう場合もあるでしょう。
便秘薬の成分で赤ちゃんが具合が悪くなる可能性はとても低いです。
しかしくするの苦み成分が母乳に出で、母乳の味が変わってしまうことがあります。
その結果赤ちゃんが母乳を拒否するようになるかもしれません。
また、便秘薬を飲むとかえって下痢になることもあります。
赤ちゃんが泣いているのにトイレから出られなくなっては大変です。
ですから、便秘薬を使う場合は効果の弱い物を産婦人科医に処方してもらうと良いでしょう。

3.便秘を解消する方法とは?

では、産後の便秘を解消するにはどうしたらよいのでしょうか?
この項では、その方法をご紹介します。

3-1.水分をたっぷりとる

特に母乳育児をしているお母さんにおすすめの方法です。
母乳は毎日600mL~800mlほど体内で作られます。
しかし、それだけの量の母乳を作るにはお母さんの体から1リットル近い水分が失われているのです。
ですから産前に比べて水を1リッターほど多くとるように心がけましょう。
ただし紅茶やコーヒーなどは利尿作用があるのでせっかくの水分が、あっという間に体の外に出てしまいます。
水分摂取は麦茶やお水などで行いましょう。白湯を飲むと体も温まって一石二鳥です。

3-2.お母さんもたまには休息を取る

赤ちゃんのお世話に加えて家事もしていると、お母さんは休む暇がありません。
また初めての育児の場合はお母さんも頑張ってしまうことが多く、つい無理をすることもあるでしょう。
育児は年単位で行う長丁場です。全力疾走をずっと続けていると早々に息切れするかもしれません。
赤ちゃんのお世話に家族が慣れてきたら、お母さんも少し休息を取りましょう。
夜にゆっくり眠れるだけで便秘が解消することもあります。
また朝の30分だけでも家族に赤ちゃんを見てもらえるようになると、ゆっくりトイレに入る時間も作れるでしょう。

3-3.食生活を見直す

赤ちゃんのお世話に力を注いでいると、自分の食生活はおろそかになりがちです。
人によってはスーパーのお惣菜を流し込むように食べている、という場合もあるかもしれません。
便秘には食生活の改善が効果的です。
ヨーグルトやオリゴ糖など、簡単に食べられて便秘解消の効果の高い物を積極的に食べましょう。
ただし。イモ類野菜に含まれている不溶性食物戦にばかり食べると、便秘には逆効果という場合もあります。
野菜だけではなく、ヨーグルトなどの乳製品やこんにゃくなどをに含まれる水溶性食物繊維も一緒に取るように心がけましょう。

3-4.お腹をマッサージしたり、室内でできる運動をする

妊娠期間を経て出産すると、腹筋が大きく伸び縮みします。
その結果腹筋が弱まってしまうこともあるでしょう。
腹筋が弱まると腸を支える力も弱くなり、便秘になりやすくなります。
腹筋を回復させるのは運動が一番ですが、赤ちゃんのお世話をしながら運動をするのはなかなか大変でしょう。
また、出産は体に大きな負担がかかります。その負担が回復していないうちに激しい運動をすると、お母さんの体にもよくありません。
ですから負担が少なく腹筋が鍛えられる緩やかな筋トレやヨガ、そしてお腹のマッサージをしましょう。
特にお腹のマッサージは腸を動かす効果があります。毎日行えば腸の動きが改善するかもしれません。

3-5.うまくいきめない場合は、医師に相談をしよう

肛門括約筋が傷ついた場合は、便意が起こってもうまくいきむことができません。
また、この傷は自然治癒しにくいでしょう。何となく排便しにくいなと感じた場合は、できるだけ早く医師に相談してください。
便秘が重症化してしまうと、たとえ肛門括約筋が良くなっても、うまく排便できずに大変な思いをすることになります。
なかなか相談しにくい部位ですが、出産で肛門括約筋が傷つくのは珍しくありません。恥ずかしがらなくても大丈夫です。

4.おわりに

いかがでしたでしょうか。今回は産後の便秘の原因とその解消方法についてご紹介しました。
まとめると

  • 産後は生活習慣の変化や運動不足などで便秘になりやすい
  • 安易に下剤を使うのは危険
  • できる範囲で便秘解消効果のあることをしよう

ということです。女性が便秘がちになるのは珍しいことではありません。
しかし、産後の便秘は頑固なことが多く、「そのうち出るだろう」と放置をしておくと苦しい思いをするかもしれません。
2~3日便が出ないなと思ったら、食生活を改善してみるなど対策を立てましょう。
赤ちゃんがいると自分のことは何かと後回しになりがちですが、お母さんが病気になっても大変です。
自分の体も大切にしましょう。

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