ぐらつく膝の原因や対処法

ぐらつく膝の原因や対処法をご紹介! 膝のぐらつきに関係ある病気は?

監修: 光伸メディカルクリニック院長 中村 光伸  免責事項について

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年をとるほど体にさまざまな不具合が起きるものです。中高年からよくある悩みの1つが“膝のぐらつき”になるでしょう。膝がぐらつくと思うように歩けません。階段ののぼりおりもスムーズにできなくなってしまいます。安心した生活を送るためにも、膝がぐらつく原因を把握しましょう。原因が判明すれば自然と対処法もわかりますよ。膝がぐらつく原因と対処法、生活習慣で気をつけたいことについて説明しましょう。

  1. 膝がぐらつく原因
  2. ぐらつく膝の対処法
  3. 生活習慣で気をつけたいこと
  4. まとめ

1.膝がぐらつく原因

不安定な状態の膝が続くと生活に支障が出てしまいます。安心して生活するためにも膝がぐらつく原因を把握しておきましょう。一体自分は何が原因なのか、チェックしてくださいね。

1‐1.ほとんどの原因は「筋力低下」

膝がぐらつく原因は人によってさまざまですが、主な原因は「筋力低下」になります。年をとるほど運動不足になるでしょう。運動不足は筋力低下に大きくつながります。膝は上半身の重みを支えている大切な部分です。運動不足や加齢による筋力低下は、膝の支えを失ってしまいます。

そのため、歩くたびに膝がぐらついてしまうのです。膝の筋力が低下しても最初はまわりにある筋肉が不安定な膝を補っていました。しかし、周辺の筋肉も加齢と同時に衰えてくるのです。よって、膝のぐらつきがハッキリと現れ始めます。普段から運動も少しずつ取り入れることが大切です。

1‐2.交通事故やスポーツなど外部からの影響

膝がぐらつく原因は外的なものもあります。昔、交通事故にあったときに受けた傷やスポーツによる損傷も膝のぐらつきに関係しているのです。外部から加わった影響によって膝がダメージを受けます。痛みが出てくると同時に、膝へのぐらつきが現れるでしょう。一定期間、安静にしておけば膝のぐらつきも一旦は自然と治まります。しかし、安静にしていてもぐらつく場合は膝にあるじん帯が損傷している可能性があるので注意しなければなりません。

歩いている、走っているときに膝がぐらついてしまうのです。外部から受けた損傷をそのままにしておくと非常に危険なので気をつけてください。ダメージを受けた心当たりがある人が要チェックです。

1‐3.膝のぐらつきに関係している「病気」

膝の状態によっては「病気」になっている可能性もあります。膝のぐらつきに関係している病気は以下のとおりです。

  • 半月板損傷(はんげつばんそんしょう)
  • じん帯損傷(じんたいそんしょう)
  • 関節水腫(かんせつすいしゅ)
  • 神経病性関節症(しんけいびょうせいかんせつしょう)
  • 膝蓋骨不安定症(しつがいこつふあんていしょう)

以上のような病気があがっています。それぞれ筋力低下や軟骨のすり減り、スポーツや外的要因もあるので要注意です。中には、神経障害や脊髄の病気、糖尿病が原因になっている病気もあります。病気になっている場合は、適切な治療をしていかなければなりません。膝の状態をしっかり確認して原因を突き止めましょう。

2.ぐらつく膝の対処法

2‐1.できるだけ毎日「筋力トレーニング」をする

ぐらつく膝の対処法は原因によって異なります。病気になっている場合は治療をし続けていかなければなりません。しかし、ほとんどの人は筋力低下によるぐらつきが目立ちます。そのため、毎日少しずつ「筋力トレーニング」をしていきましょう。筋力トレーニングは簡単です。以下のようなやり方で続けてみてください。

  1. イスに浅く座る
  2. 足をまっすぐ伸ばしたまま10cmほど床から浮かす
  3. 元の位置に戻し、片方の足も同じように動かす

以上のような流れで膝の筋力をあげていきましょう。膝にかかる負荷は小さいので安心です。少しずつトレーニングをすることが大切になりますよ。慣れてきたら両手で太ももを支えながら、おしりの位置まで足をあげてください。負荷は大きいですが、膝のトレーニングにぴったりです。うまく動かない場合はサポーターを使うのも1つの方法になります。

2‐2.痛みがある場合は患部を冷やす

ぐらつく膝に痛みが出てくることもあるでしょう。痛みが出た場合は患部を冷やしてください。氷を入れたビニール袋をタオルやハンカチで包みましょう。そして、患部をゆっくり冷やしていけば自然と痛みは治まります。急に膝がぐらついた場合はすぐに安静することが大切ですよ。安静することで膝への負担を抑えることができます。安静にして冷やしても痛みがある場合は、病院に行ってください。

病気になっている可能性もあるため、正しい治療法が必要になります。原因についてハッキリしない場合は病院で調べてもらいましょう。原因に合った方法で治療ができます。

3.生活習慣で気をつけたいこと

3‐1.膝に負担をかけない生活をする

生活習慣によって膝のぐらつきが悪化する恐れもあります。ぐらつく膝を改善するためにも生活習慣には気をつけてください。しゃがんで仕事をする、重たい荷物を運ぶ、激しい運動をするなどの行動は膝に大きな負担をかけてしまいます。
また、歩き方や姿勢にも注意してください。猫背になっている姿勢や前のめりになるような歩き方は膝に負担をかけてしまうでしょう。膝を安定するためにも、1度自分の生活習慣を見直してください。膝に負担のかけない生活をすることも大切なポイントになりますよ。

3‐2.サプリメントで栄養を補給する

生活習慣で気をつけたいことは「食生活」にもあります。加齢による膝のぐらつきは、新陳代謝の悪化や栄養不足にも問題があるのです。もちろん、運動不足による筋力低下も問題になっています。毎日筋力トレーニングをしながら食生活にも注意を払ってください。新陳代謝をあげるために栄養バランスの良い食事を心がけましょう。

食事によって筋力をあげることもできます。筋肉を作るのは「たんぱく質」になるでしょう。たんぱく質と一緒にビタミンB6やマグネシウム、亜鉛、葉酸も積極的に摂取してくださいね。たんぱく質の働きを助けてくれますよ。

なかなか栄養が摂取できないときは「サプリメント」を活用しましょう。サプリメントは必要な栄養素を十分に摂取できる健康補助食品です。飲み続けることで体の中に必要な栄養素が維持できますよ。

4.まとめ

膝がぐらつく原因や対処法、生活習慣で気をつけたいことについて説明しましたが、いかがでしたでしょうか。ぐらつく膝は何かしらの原因があります。人によって原因は異なるため、自分の原因を知ることが大切です。ぐらつく膝の原因を知り、原因に合った方法で対処しましょう。病気になっている場合は正しい治療をしなければなりません。医療施設で治療を受けながら自分でできる筋力トレーニングや規則正しい生活習慣を心がけていきましょう。

  • ほとんどの原因は「筋力低下」
  • 交通事故やスポーツなどの外的要因
  • 膝のぐらつきに関係している病気
  • できるだけ毎日「筋力トレーニング」をする
  • 痛みがある場合は氷で患部を冷やす
  • 膝に負担をかけない生活をする
  • サプリメントで栄養を補給する

以上はぜひ押さえておきたいポイントです。生活習慣に気をつけていても膝がぐらつく、痛みがある場合はすぐに病院へ行ってください。病気になっている場合は治療を早めに受けなければなりません。そのまま放置しておけば、余計に膝のぐらつきが悪化してしまいます。自分で判断せずに1度病院で診てもらってくださいね。

光伸メディカルクリニック院長中村 光伸

監修者

中村 光伸
光伸メディカルクリニック(東京 新宿)院長
医学博士
日本整形外科学会専門医
日本整形外科認定スポーツ医
日本整形外科認定リウマチ医
日本体育協会公認スポーツドクター
日本抗加齢学会認定専門医
日本胎盤臨床医学会認定専門医
日本美容皮膚科学会
日本レーザー治療学会

東京生まれ。北里大学医学部卒業、北里大学整形外科入局。
学位習得後、フンボルト大学外傷再建外科学(ドイツ)・チャンガン大学形成外科美容外科(台湾)へ留学。 Jリーグヴァンフォーレ甲府チームドクター、山梨学院大学陸上競技部(駅伝)チームドクターを歴任。 北里大学整形外科専任講師、北里大学救命救急整形外科部長、松倉クリニック&メディカルスパ等を経て、2011年12月、自身の理想とする医療を実現するため「光伸メディカルクリニック」を開業。 “リバースエイジング・健康寿命を延ばす”を命題に“見た目”の大切さと“動き目”の大切さを唱え、「整形外科」「美容外科」「美容皮膚科」「リハビリテーション科」を一つの科として診療している。

著書
「3か月で10歳若返る わたしはリバースエイジングドクター」(H304月1日発刊予定) メディア掲載歴
『Domani』2018年3月号、『VoCE』2017年11月号、『厳選 クリニックガイド』、『VOGUE』2017年9月号、『VoCE』2017年4月号、『VoCE』2017年3月号、『ViVi』2016年8月号、『VoCE』2016年6月号、『InRed』2016年6月号、『VOGUE』2016年1月号、『DRESS』2016年2月号、『MAQUIA』2016年2月号、『VoCE』2015年2月号、『VOGUE』2015年1月号、『MyAge』2015年秋冬号、他多数