膝を打撲したときの対処法

膝を打撲したときの対処方法は? 注意点や予防のポイントを徹底解説!

監修: 光伸メディカルクリニック院長 中村 光伸  免責事項について

可能な限り信頼できる情報をもとに作成しておりますが、あくまでも私見ですのでご了承ください。内容に誤りがあった場合でも、当ブログの閲覧により生じたあらゆる損害・損失に対する責任は一切負いません。体調に異変を感じた際には、当ブログの情報のみで自己判断せず、必ず医療機関を受診してください。

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア Google+でシェア

荷物を運んでいる、スポーツをするときなど日常生活で膝を打つことがあるでしょう。膝を打撲したとき、本当に痛いですよね。
打撲した膝から全身へ痛みがじわじわと流れてしまいます。
膝の打撲をそのまま放置しておくと大変なことになるので注意しなければなりません。そこで、膝を打撲したときの対処法や絶対にやってはいけないこと、注意点や治療法について説明します。
膝の打撲で困っている人はぜひチェックしてください。

  1. 膝を打撲したときの対処法
  2. 絶対にやってはいけないこと
  3. 膝を打撲したときの注意点や治療法
  4. まとめ

1.膝を打撲したときの対処法

打ち身とも言われる「打撲」は体に大きな衝撃が加わることで起こります。
傷をつくらないので大したケガではないと思うものです。
しかし、打ちどころが悪いと痛みが出るケースもあるでしょう。
私たちにとって大切な膝を打撲したときの対処法について説明します。

1‐1.打撲した膝を固定する

打撲をしたときの状況によって痛みの質が人それぞれ異なります。
激しい痛みがやってくる人、痛みはなくアザだけができる人もいるでしょう。
状況によって対処法も異なりますが、まずは打撲した膝を固定することが大切です。
膝を固定するため「当て木」を見つけてください。
ほとんどは小さい木の板を利用しますが、当て木になるようなものなら何でも構いません。とにかく膝を固定できるものなら何でもOKです。
当て木を膝に当てて包帯やハンカチで固定をします。
たとえ、骨にひびが入っていても固定しておけば安心です。
ひびが入っているかどうかは病院で調べてみなければわかりません。
応急処置として打撲をしたときは膝を固定しておきましょう。

1‐2.激しい動きをしない、安静にする

膝を打撲したとき、にぶい痛みが全身をかけめぐるでしょう。
ほとんどの打撲はすぐに痛みが治まります。
しかし、治まったからと言ってスポーツをする、重たい荷物を持つなど膝に負担のかかるような行為をしないでください。
痛みが治まったとしても膝の神経やまわりの筋肉や靭帯が損傷・炎症を起こしている可能性もあります。
無理に動こうとすれば膝の状態も悪化してしまう可能性があります。
膝を打撲したときは激しい動きをしないで安静にしておきましょう。
できるだけ膝を動かさないように楽な姿勢でいてください。
横になるときは心臓よりも高い位置に膝を置くと良いですよ。
痛みが引いたとしても安静にして激しい動きはしないでくださいね。

1‐3.腫れが出てきた場合は冷やす

打撲した状況によっては膝の部分が腫れることもあります。
腫れているか確かめるときは片方の膝と見比べてみると良いでしょう。
見比べることですぐに腫れているかどうかわかります。
膝が腫れている場合はすぐに冷やすことが大切です。
氷が入った袋を用意してタオルで包む、水道水で膝を冷やすなどさまざまな方法で冷やしてください。
できるだけ無理のない姿勢で冷やしたいので袋に氷を入れると良いでしょう。
そして、ゆっくり冷やすことが大切です。
冷やしても痛みが引かない場合はすぐに病院へ行ってください。
骨が折れる、ひびが入っている可能性が高いでしょう。
できるだけ早めに専門的な治療を受けなければなりません。

2.絶対にやってはいけないこと

2‐1.応急処置をしないはダメ!

膝を打撲したときに絶対やってはいけないことがあります。
「時間がないから」「対処がわからないから」と応急処置をしないことです。
捻挫や打撲など、さまざまなケガにおいて応急処置はとても大きな役割を持っています。
応急処置をきちんとしておかなければ状態がさらに悪化する恐れがあるのです。
打撲した膝を早く治したい人は応急処置を必ずしてください。
応急処置をしない場合、血行障害が起こります。
最悪なケース、膝を動かすときに必要な神経や筋肉が死んでしまうのです。
「コンパートメント症候群」と呼んでいますが、後遺症が残る可能性が高くなります。
そのため、応急処置はとても大切なことなのです。

2‐2.間違った対処法

打撲をしたとき、どのような状態になっているのか確かめる人も多いでしょう。
確かめるために膝を動かすのはNGです。
膝の内部が損傷している可能性もあるため、むやみに動かしてしまえば余計に状態が悪化してしまいます。
確認したい気持ちはわかりますが、できるだけ動かさないように注意してくださいね。膝をぶらぶらする、動かすような対処は間違った方法になります。
骨折やひび、半月板(はんげつばん)損傷、十字じん帯損傷、関節の炎症などさまざまな症状になっている可能性も高いのです。
できるだけ安静にして膝を動かさないことが大切になりますよ。

3.膝を打撲したときの注意点や治療法

3‐1.膝を打撲しないための予防

打撲が完治した後でも再びケガをしないように気をつけておかなければなりません。
膝の打撲は「予防」が非常に大きなポイントになるでしょう。
日常生活において打撲する危険性はたくさんひそんでいます。
年をとるほど膝まわりの筋肉が硬くなってしまうので、できるだけ筋肉をやわらかくしていかなければなりません。
筋肉の働きを高める動きを生活の中に取り入れていきましょう。
日ごろから膝まわりの筋肉を動かしていかなければなりません。
軽いウォーキングやストレッチ、筋力トレーニングなどを始めてください。
毎日続けていけば膝まわりだけでなく全身の血流が良くなります。
血行促進効果が生まれるでしょう。血流が良くなると筋肉の働きも活性化します。
未然に打撲が防げるので運動不足になっている人はぜひ試してみてください。

3‐2.状態に合わせた治療法

ほとんどの打撲は安静にしておけば自然と治るでしょう。
しかし、1週間以上経過しても痛みがなくならない、内出血を起こしている、膝が曲がらないなど症状が続く場合は病院に行かなければなりません。
膝の筋肉や神経が損傷している可能性が高いです。
そのため、医療機関で専門的な治療を受けてください。
膝でもどのようなところが損傷しているのかわかりません。
病院でしっかり検査と診断をしてもらったうえで、状態に合わせた適切な治療法を受けるのが大切ですよ。
状態によっては「鍼(はり)治療」や「薬物療法」、「電気治療」などがあります。
医師と相談しながら正しい方法で治療を続けてくださいね。
できるだけ早めに病院へ行かなければ、手術をしなければならない状態まで悪化してしまうこともあります。
打撲の放置は絶対にしないでくださいね。

4.まとめ

膝を打撲したときの対処法や絶対にやってはいけないこと、膝を打撲したときの注意点や治療法について説明しました。いかがでしたでしょうか。
膝を打撲したとき、人によって状態は異なります。
自分の状態をしっかり確認してから適切な処置をしていかなければなりません。
打撲の状態が軽度でも応急処置は必ずしてください。
今後の治療にも大きくかかわるほど、応急処置は大切なポイントになります。

  • 打撲した膝を「当て木」で固定する
  • 激しい動きをしない、安静にする
  • 冷やす。特に腫れが出てきた場合は必須
  • 応急処置をしないと悪化する
  • 膝を動かす、ぶらぶらすることはNG
  • 日ごろから筋肉の動きを高める
  • 状態に合わせた治療を続ける

以上のポイントは要チェックです。
痛みや腫れが引かない場合はすぐ病院へ行ってください。

光伸メディカルクリニック院長中村 光伸

監修者

中村 光伸
光伸メディカルクリニック(東京 新宿)院長
医学博士
日本整形外科学会専門医
日本整形外科認定スポーツ医
日本整形外科認定リウマチ医
日本体育協会公認スポーツドクター
日本抗加齢学会認定専門医
日本胎盤臨床医学会認定専門医
日本美容皮膚科学会
日本レーザー治療学会

東京生まれ。北里大学医学部卒業、北里大学整形外科入局。
学位習得後、フンボルト大学外傷再建外科学(ドイツ)・チャンガン大学形成外科美容外科(台湾)へ留学。 Jリーグヴァンフォーレ甲府チームドクター、山梨学院大学陸上競技部(駅伝)チームドクターを歴任。 北里大学整形外科専任講師、北里大学救命救急整形外科部長、松倉クリニック&メディカルスパ等を経て、2011年12月、自身の理想とする医療を実現するため「光伸メディカルクリニック」を開業。 “リバースエイジング・健康寿命を延ばす”を命題に“見た目”の大切さと“動き目”の大切さを唱え、「整形外科」「美容外科」「美容皮膚科」「リハビリテーション科」を一つの科として診療している。

著書
「3か月で10歳若返る わたしはリバースエイジングドクター」(H304月1日発刊予定) メディア掲載歴
『Domani』2018年3月号、『VoCE』2017年11月号、『厳選 クリニックガイド』、『VOGUE』2017年9月号、『VoCE』2017年4月号、『VoCE』2017年3月号、『ViVi』2016年8月号、『VoCE』2016年6月号、『InRed』2016年6月号、『VOGUE』2016年1月号、『DRESS』2016年2月号、『MAQUIA』2016年2月号、『VoCE』2015年2月号、『VOGUE』2015年1月号、『MyAge』2015年秋冬号、他多数