風邪を引くと体中が痛い

「風邪を引くと体中が痛い…」その原因を検証!関節痛はなぜ起こるの?

監修: 光伸メディカルクリニック院長 中村 光伸  免責事項について

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風邪の引きはじめに起こりやすい症状には、さまざまなものがあります。喉の痛みや鼻水、頭痛のほかに「体中の痛み」を感じる人も多いのではないでしょうか。この症状は「関節痛」です。「熱が出る前に必ず関節痛が起こる」という人も多いでしょう。関節痛の原因が何なのか、ご存じですか? つらい関節痛を緩和するために、その原因について知っておきましょう。「風邪を引いたときの関節痛がつらい」「関節痛の原因は何なのか?」「どうすれば緩和することができるのか?」そんな人たちのために、風邪を引いたときに起こる関節痛の原因と対処法をまとめてみたいと思います。

  1. 風邪を引くと関節が痛む原因
  2. 関節痛を緩和する方法
  3. サプリメントもおすすめ
  4. まとめ

1.風邪を引くと関節が痛む原因

風邪を引くと関節が痛むのは、なぜなのでしょうか。そのメカニズムや注意点についてご紹介します。

1-1.ウイルスに対する免疫作用

風邪を引くということは、体内にウイルスが侵入するということです。しかし、風邪を引いたときに起こる関節痛は、風邪のウイルスのせいではありません。ウイルスが体内に侵入すると、体の免疫機能が働くのです。鼻水や頭痛、発熱などもそのせいで起こります。

関節痛も、体の免疫機能が働く際に分泌する物質が、関節に炎症を起こすことが原因なのです。風邪のウイルスが直接関節を攻撃しているわけではなく「自分自身の体を守ろうとする免疫の副作用」ということになります。

1-2.関節痛は「安静に」のサイン

では、私たちの体はなぜ、わざわざ痛みを感じる物質を出すのでしょうか。その理由は、体を安静な状態にするためです。
関節が痛くなると、自ら体を動かすのをやめて休もうとします。風邪を引くと体力が落ちるため、むやみに動き回らないようにするために、関節痛は起こるのです。

ウイルスに対抗するためには、体力が必要。無駄な体力を使わずに、安静にするのが一番なのです。つまり、関節痛は「安静のサイン」であると考えましょう。そう思うことで、つらい関節痛にも耐えることができるはずです。

1-3.長引く場合は注意が必要

風邪の際に起こる関節痛は、風邪が治ると痛みも消えます。しかし、風邪が治っているのに関節痛が続く場合は注意が必要です。2週間~1か月たっても関節痛が治らないときは、膠原(こうげん)病の可能性があります。膠原(こうげん)病とは、体の免疫機能が暴走して、自分の体を攻撃してしまう病気です。風邪の際に起こる関節痛と同じような仕組みですが、風邪の場合は一過性。常態化してしまうのが膠原(こうげん)病なのです。

こうした自己免疫疾患は、男性より女性の方が起こりやすくなっています。「風邪が治ったのに関節痛がいつまでも続いている」という場合は、早期に病院を受診してください。

2.関節痛を緩和する方法

「安静にしていなければならない」ということは分かっていても、つらい関節痛を少しでも軽くしたいですよね。「関節痛がひどくて眠れない」というときもあるでしょう。そこで、風邪を引いたときの関節痛を緩和する方法がいくつかあります。

2-1.冷やす

風邪のウイルスに感染すると、そのことを脳に知らせるための物質が出ます。この物質が血液によって脳に届くと、脳はウイルスに感染したことを知るのです。物質が関節を通ったときに、白血球が異物を取り除こうとして炎症を起こします。
この炎症が、関節痛なのです。

つまり、白血球の働きを抑えることで、痛みを緩和することができます。そのためには、冷やすのが効果的です。関節痛がひどくて眠れないときは、冷たいタオルを関節に当てて冷やすようにしましょう。

2-2.風邪を早く治す

冷やすことで関節痛を一時的に緩和することは可能です。しかし、もちろん根本的な問題は解決していません。関節痛は、風邪が治れば痛みは消えるのです。

つまり、風邪を早く治すことだけが、関節痛の根本的な解消方法と言えるでしょう。関節痛の痛みを止めることよりも、風邪を治すことを一番に考えてください。風邪を治すためには、水分補強をしながら、無駄なエネルギーを使わずに休むことが大切です。

  • ウイルスを体外に出すためにうがいをする
  • 免疫細胞を活発にするために睡眠を多くとる
  • 体力低下を防ぐために水分補給をする
  • 胃腸の機能を高めるために消化の良いものを食べる

以上が、風邪を早く治すための方法です。

あまりにも関節の痛みがひどい場合は、鎮痛剤を使用してください。関節痛を緩和する作用のあるものを選びましょう。しかし、薬を飲んで無理やり熱を下げることで風邪の治りが悪くなってしまいます。できるだけ薬には頼らないようにしましょう。

3.サプリメントもおすすめ

関節痛を解消するためには、風邪を治すのが一番の対処法です。風邪を早く治すために、サプリメントを飲んでみてはいかがでしょうか。

3-1.風邪を治すサプリメント

風邪を早く治すためには「栄養と安静」が必要不可欠です。しかし、風邪でも仕事に行かなければならないとき、つらくて食事がとれないときもありますよね。そんなときは、サプリメントに頼りましょう。風邪で体力が落ちているときに、必要な栄養素を簡単にとることができます。また、普段からサプリメントを飲んでおくことで、風邪を引きにくい体質になることもできるのです。たとえば、サプリメントに多く使われるハーブには、体の免疫力を強化する作用があります。

また、ビタミンAには喉や鼻の粘膜を強化し、乳酸菌には腸内環境を整えて免疫力が高める効果があるのです。このような栄養素を含んだサプリメントで、風邪対策を整えておきましょう。

3-2.サプリメントのメリットとは

アメリカでは、風邪を引いたときや風邪予防のために、サプリメントを飲む人が多くなっています。その理由は、サプリメントが手軽で値段も安いため。風邪薬のように、飲むと眠くなったり頭がボーっとしたりすることもないでしょう。サプリメントで常に健康状態を良好にしておけば、疲労や栄養不足、ストレスなど風邪の要因になるものも取り除くことができますよ。

4.まとめ

風邪を引いたときに起こる関節痛の原因をご紹介しました。

  • 風邪を引くと関節が痛む原因
  • 関節痛を緩和する方法
  • サプリメントもおすすめ

「風邪を引いたときの関節痛がつらい」「関節痛の原因が知りたい」という人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。

光伸メディカルクリニック院長中村 光伸

監修者

中村 光伸
光伸メディカルクリニック(東京 新宿)院長
医学博士
日本整形外科学会専門医
日本整形外科認定スポーツ医
日本整形外科認定リウマチ医
日本体育協会公認スポーツドクター
日本抗加齢学会認定専門医
日本胎盤臨床医学会認定専門医
日本美容皮膚科学会
日本レーザー治療学会

東京生まれ。北里大学医学部卒業、北里大学整形外科入局。
学位習得後、フンボルト大学外傷再建外科学(ドイツ)・チャンガン大学形成外科美容外科(台湾)へ留学。 Jリーグヴァンフォーレ甲府チームドクター、山梨学院大学陸上競技部(駅伝)チームドクターを歴任。 北里大学整形外科専任講師、北里大学救命救急整形外科部長、松倉クリニック&メディカルスパ等を経て、2011年12月、自身の理想とする医療を実現するため「光伸メディカルクリニック」を開業。 “リバースエイジング・健康寿命を延ばす”を命題に“見た目”の大切さと“動き目”の大切さを唱え、「整形外科」「美容外科」「美容皮膚科」「リハビリテーション科」を一つの科として診療している。

著書
「3か月で10歳若返る わたしはリバースエイジングドクター」(H304月1日発刊予定) メディア掲載歴
『Domani』2018年3月号、『VoCE』2017年11月号、『厳選 クリニックガイド』、『VOGUE』2017年9月号、『VoCE』2017年4月号、『VoCE』2017年3月号、『ViVi』2016年8月号、『VoCE』2016年6月号、『InRed』2016年6月号、『VOGUE』2016年1月号、『DRESS』2016年2月号、『MAQUIA』2016年2月号、『VoCE』2015年2月号、『VOGUE』2015年1月号、『MyAge』2015年秋冬号、他多数