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ウサギのフンみたいなコロコロ便が出る?その原因とベストな対策について

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ウサギのフンのようなコロコロ便、あなたも経験したことがあるのではないでしょうか?

意外にも、これは便秘の一種で、バナナのような適度な長さと太さを持つ便が健康的とされています。しかし、単に水分をたくさん摂れば解消されるというわけではありません。

そこで今回は、このコロコロ便の謎を解き明かし、効果的な対策を探る旅に出かけましょう。何が最も有効なのか、それはこの記事を読み進めることで明らかになります。

  1. なぜ、コロコロ便になるの?
  2. 水分を摂取してもダメ?
  3. コロコロ便を解消する方法
  4. 痔にならないように気をつける
  5. コロコロ便がなかなか出ない場合の対処法

1.なぜコロコロ便になるの?

1-1.便の構造と健康な状態

私たちの体から排出される便は、内臓の老廃物や栄養を吸収した後の食物残渣、そして水分から成り立っています。驚くべきことに、健康な便はその約70%が水分で占められているのです。これが理想的な状態で、その結果として、便意が起こった時、適切なタイミングで排出されるはずです。また、バナナに似た太さと長さがあることが特徴的です。

1-2.コロコロ便の成り立ち

しかし、便の水分量が60%程度に減ると、便はコロコロとした状態になります。このコロコロ便は、便意が起こってもなかなか排出されず、さらに腸内を移動するのに時間がかかります。腹痛があり、便が出そうな感じがするけれど出てこない、という状況は、腸内でコロコロ便が形成されている可能性を示しています。逆に、便の水分量が多すぎると、下痢になるリスクがあります。

1-3.コロコロ便の原因

コロコロ便が形成される原因は大きく2つあります。一つ目は、水分不足です。日常の食事から摂取する水分が不足すると、便の水分量も低下し、コロコロ便の形成を助けます。二つ目は、腸の働きの低下です。私たちの腸は、便を直腸まで運ぶ「蠕動運動」を行っています。このプロセスは通常約10時間かかりますが、腸の動きが悪くなると、この時間がさらに伸び、結果的に便の水分が失われることになります。

2.水分を摂取してもダメ?

コロコロ便を解消するための手段として、よく水分摂取が推奨されます。しかしながら、すでに体内にコロコロ便が形成されてしまっている場合、いくら水分を摂取しても効果は限定的です。なぜなら、既に形成された便に後から水分を追加することはできないからです。

さらに、水分を過剰に摂取すると、体内が冷えてしまい、結果として腸の動きが鈍くなる可能性もあります。そうなると、便秘の解消どころか、さらに状態が悪化することも考えられます。

したがって、既にコロコロ便に悩んでいる方は、水分摂取のバランスに気をつけることが重要です。適切な量の水分摂取を心掛けるとともに、過剰摂取には十分注意しましょう。

3.コロコロ便を解消する方法

コロコロ便に悩んでいるあなたへ、ここでは便秘を解消し、健康な腸内環境を手に入れるための方法を紹介します。

3-1.水溶性食物繊維を意識的に摂る

便秘解消に効果的な食物繊維ですが、その中にも「水溶性」と「不溶性」の2種類が存在します。不溶性食物繊維は水分を吸収し腸内の便を押し出しますが、逆に便自体の水分を奪うこともあります。そこでコロコロ便に悩むあなたには、水溶性食物繊維を積極的に摂ることをおすすめします。これは水分を吸収し便を包み込み、滑りを良くします。こんにゃくや海藻類に含まれているので、ワカメやところてん、こんにゃくなどを積極的に食べると良いでしょう。

3-2.腸内環境を整える

腸の動きが鈍くなると、便はなかなか排出されません。腸内環境を改善するためには、ヨーグルトやオリゴ糖などを摂取し、善玉菌を増やすことが有効です。また、食事を適量にし、アルコールも控えることで、内臓の疲れを癒し、腸の働きを改善できます。

3-3.適度な腹筋運動を行う

腹筋運動を適度に行うことで、腸が持ち上がり動きが活発になります。腹筋運動と聞くと大変そうに感じますが、歩くだけでも十分です。日常生活に無理なく運動を取り入れてみてください。例えば、通勤時に一駅余分に歩くなどが効果的です。

3-4.ストレスの解消を意識する

腸はストレスに敏感で、ストレスがたまると腸の動きが鈍くなり、便秘や下痢になりやすくなります。仕事の後にゆっくりお風呂に入る、休日に好きなことをして過ごすなど、心地よいリラクゼーションタイムを設けることが大切です。ただし、ストレス解消のための暴飲暴食は逆効果ですので避けましょう。

ストレスが溜まり過ぎると、過敏性大腸炎になるリスクもあります。これは、ストレスが原因となる腸の炎症で、コロコロ便が出ることも一つの症状です。ストレスが高まり、自己管理が難しくなったと感じたら、心療内科などでの診察を受けることをお勧めします。

健康な体を維持するためには、バランスが大切です。食事、運動、リラクゼーション、すべてが一緒になって初めて健康が生まれます。コロコロ便に悩むあなたに、新たな一歩が踏み出せますように。

4.痔にならないように気をつける

コロコロ便が頻繁に現れると、強くいきむことが必要となり、便が大きくなると肛門に傷をつける可能性があります。これが繰り返されると、痔の発症リスクが高まります。つまり、排便時の痛みが増すと、便秘がさらに悪化する恐れもあるのです。

4-1.いきむ緩急とウォシュレットの活用

そんな時は、いきみに緩急をつけると良いでしょう。また、ウォシュレットを使って肛門の筋肉を緩めることもお勧めします。もしウォシュレットが利用できない場合でも、シャワーで代用することが可能です。温かいお湯を使えば、筋肉がより緩和し、便通が改善するかもしれません。

4-2.痛みや出血の場合の対処法

しかし、痛みが激しい、またはトイレットペーパーに血がつく場合は、早めに医療機関を受診しましょう。痔は放置しておくと、治療に手術が必要になることもあるため、早期発見・早期治療が重要なのです。

5.コロコロ便がなかなか出ない場合の対処法

お腹の中にコロコロ便が溜まり、なかなか自力で排便できない時は、市販の下剤を活用するのが一つの解決策となります。水分が少ない便は、自力での排便が難しくなる傾向にあります。さらに便秘が長引くと、肛門近くの便はますます硬くなり、便秘の悪循環に陥ることもあります。

下剤の中には、便を柔らかくする効果を持つものも存在します。そのため、下剤を使用する際には、必ず用法と用量を守ることが大切です。

さらに、すぐに便を出したいという状況では、浣腸タイプの製品の利用も効果的でしょう。これらの対策を用いて、コロコロ便という厄介な問題を解消し、快適な日々を取り戻しましょう。

まとめ

今回、コロコロ便の原因と対処法についてご紹介いたしました。コロコロ便は、少量でも排便が行われているため、自分が便秘だと気づきにくい方も多いのです。また、コロコロ便がお腹の中でなかなか動かないと、慢性的な重苦しさや腹痛に悩まされる方もいます。

ダイエット中の方で食事量を極端に減らすと、コロコロ便になりやすいです。これに悩まされている方は、腸内環境を改善しながら、下剤を利用して便をしっかりと排出することをお勧めします。そのためには、「カイテキオリゴ」のような便秘サプリが役立つでしょう。腸内環境を整えるとともに、スムーズな排便を促進します。

妊娠中や薬が飲めない方は、産婦人科医に相談してください。さらに、ウォーキングなどの適度な運動も助けとなります。特に食後の軽い運動は、腸の動きを活発化させる効果があるので、食後30分ほどでウォーキングを始めてみてください。

それでも改善しない場合は、一度病院で診てもらうことをおすすめします。大腸にポリープなどが存在すると、腸の動きが悪くなる可能性があります。健康な毎日のために、自分の体と上手に向き合いましょう。