便秘で悩んでいる方へ

夏になると便秘になる?夏の便秘の原因と対策・解消法

監修: 快適ヘルシーライフ編集部  免責事項について

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夏になるとなぜか便秘になってしまう・・・とお悩みではありませんか?便秘は長く続けば続くほど、体がだるくなってしまうものです。気温が上がる夏は、夏バテになる可能性もあるでしょう。夏バテ+便秘はとても大変です。

そこで今回は、夏の便秘原因や便秘対策、解消法について説明します。健康的に夏を乗りきるためにも、正しい知識を身につけてくださいね。

  1. 夏に便秘になってしまう原因は?
  2. 夏場の便秘対策はどうすればいい?
  3. 夏場の便秘解消法を紹介
  4. まとめ

1.夏に便秘になってしまう原因は?

なぜ、夏場になると便秘になるのでしょうか? 便秘を解消するためには、原因を把握しなければなりません。原因は人によって違います。自分の便秘原因を知り、効率的に解消していきましょう。

1-1.大きな原因は水分不足

夏場になると、水分不足が深刻化します。暑い時期だからこそ、汗をたくさんかくでしょう。汗をたくさんかけばかくほど、体内にある水分も少なくなってしまうのです。
汗をかいたぶん、水分補給しなければなりません。水分不足になると便が硬くなってしまいます。硬い便はなかなか排出できず、どんどんたまっていくものです。硬くなっている便を何とか出そうと力んでしまえば、お尻の穴が傷つくでしょう。結果、「痔(じ)」になった人もいます。

夏場は熱中症の危険性もあるので、こまめに水分補給をしてくださいね。日ごろから摂取していない人は特に、水分補給が大切になります。

1-2.夏バテからくる食欲不振

最近は、最高気温を更新していますよね。年々暑くなっているので、夏バテになる人も多いのではないでしょうか。夏場、便秘になる人は夏バテしやすい傾向があります。
夏バテになると、食欲がなくなってしまうものです。食欲不振になれば、必要な栄養素が吸収できなくなってしまいます。

1日3食から2食になり、1食しか入らなくなってしまうのです。それでは、便秘が解消できません。食欲不振は、健康にも悪いので注意してくださいね。夏バテでもしっかりご飯を食べなければ、さらに体がだるくなってしまいます。

1-3.クーラーが効いている部屋での冷え

夏になると、クーラーをつける人が多いと思います。実は、クーラーが便秘の原因になっているのです。クーラーが効いている室内は、とても冷えています。ずっと冷えた空間にいると、体も同時に冷えてしまうのです。冷え性になっている人は特に、「冷え」を注意しておかなければなりません。体の冷えは、血液の流れが悪くなってしまいます。血液の流れが悪くなると、腸のぜん動運動が弱まってしまうのです。ぜん動運動が弱くなると、便を押し出すことができません。よって、老廃物や毒素がどんどんたまってしまうでしょう。

できるだけクーラーが効いている部屋にい続けないこと、体を冷やさないように工夫することが大切です。オフィスで働いている人は、薄手のカーディガンやブランケットを常備しておきましょう。

2.夏場の便秘対策はどうすればいい?

2-1.こまめな水分補給と栄養バランスの良い食事

夏場の便秘原因を知ったうえで、対策について説明します。夏場の便秘対策は、「こまめな水分補給」と「栄養バランスの良い食事」です。原因で説明したとおり、水分補給が大きな原因になっています。汗をたくさんかく夏だからこそ、こまめな水分補給が大切です。夏場は、1日1.5L~2.5Lほど水分を飲んでくださいね。飲み物は何でも良いですが、ミネラルウォーターがおすすめです。つい、冷えたミネラルウォーターを飲んでしまいますが、冷たい飲み物は体を冷やしてしまいます。体を冷やさないように、できるだけ「常温」のミネラルウォーターを飲みましょう。

また、「栄養バランスの良い食事」も、便秘対策の1つです。夏バテになると、食欲不振になってしまいます。しかし、食事から栄養を摂取しなければなりません。十分な栄養を摂取しなければ、便秘解消できないのです。夏バテ対策には、「麺類」をおすすめします。冷やし中華には、トマトやきゅうりなどの野菜ものっているので便秘解消にはぴったりです。

2-2.体を冷やさない

夏場の便秘対策は、「体を冷やさないこと」も大切なポイントです。クーラーが効きすぎているオフィス内は、体を冷やしてしまいます。薄手のカーディガンやブランケット、ストールなどを活用しましょう。休憩時間は、クーラーが効いていない部屋に行くなどリフレッシュすることが大切です。

また、冷え性になっている人は「生姜(しょうが)湯」を飲んでください。生姜(しょうが)湯は、体の芯から温まることができます。生姜(しょうが)に入っているシンゲロールは、胃腸機能を活性化する効果があるのです。生姜(しょうが)湯が苦手な人は、「白湯(さゆ)」を飲みましょう。ぬるま湯程度の白湯(さゆ)は、新陳代謝がアップします。便を排出するぜん動運動も活性化するのです。

3.夏場の便秘解消法を紹介

3-1.下剤ではなく腸内環境を整える薬を

すでにしつこい便秘が何日も続いている場合は、便秘薬を利用してまず便秘を解消しようと考える方が多いでしょう。しかしドラッグストア販売されている薬の大半が、腸のぜん動運動を促して便秘を解消するタイプです。

胃腸が弱っている場合は、このような便秘薬はおすすめできません。複方熊胆円は、江戸時代から胃腸や肝臓の働きを回復させる効果があるとして珍重されてきた、熊の胆を主成分とした便秘薬です。便秘だけでなく下痢や消化不良など消化器系全般の不調に対して効果があるので、ぜひ試してみてください。

3-2.基礎代謝を上げる

便秘解消するためには、基礎代謝を上げることが大切です。基礎代謝を上げるため、毎日の生活に運動を取り入れてください。夏場、日中は暑くなるので朝や夜にウォーキングをしましょう。ウォーキングする時間がなければ、お風呂上がりのストレッチでもOKです。ストレッチを毎日続けていけば、徐々に腸のぜん動運動が活性化しますよ。

また、半身浴も基礎代謝を上げる方法です。夏場は、熱いお湯につかりたくなくなるでしょう。シャワーで済ませる人も多いですが、便秘で悩んでいる人は半身浴をしてください。38℃~40℃のぬるま湯に設定して、体の半分だけお湯につかりましょう。15分~20分ほど入り続けると、体の芯から温まります。基礎代謝も徐々に上がってくるのです。

4.まとめ

いかがでしたか? 今回は便秘に効く食べ物や便秘薬について解説しました。食べ物で便秘が解消すれば、それに越したことはありません。しかし、すでに長期間便秘が続いている場合は、まず薬を利用して便秘を解消し、その後は便秘を解消する効果が期待できる食べ物を積極的に取って便秘を予防しましょう。