
便秘になるとイライラする方必見!!その原因と解消法を紹介!
2016/03/17
2017/06/23
監修: 快適ヘルシーライフ編集部
便秘が最もポピュラーな体調不良のひとつです。
しかし、便秘になると肌トラブルや内臓機能の低下、さらにイライラなどいろいろな体の不調が起こるでしょう。
今回は、その中でも便秘が原因で起こるイライラの原因とその解消法についてご紹介します。
便秘になると吹き出物ができたり、おなかが張ったりするのは理由も分かりやすいです。
では、なぜ精神にも影響が出るのでしょうか?
それは、この記事を読めば分かりますよ。
便秘がちな方はぜひこの記事を便秘解消の参考にしてください。
1.便秘になるとなぜイライラするの?
便秘になると、肌荒れがしたりおなかが張ったりといった体調不良が連鎖的に起こりやすくなります。
また、便秘になるとなぜか過食気味になったり人間関係が悪くなったりするという方もいるでしょう。
それは、イライラが原因かもしれません。
便秘とは、本来速やかに体外に排出されるべき便が何日もたまってしまうことです。
便は、死んだ内臓の細胞や消化された食べ物のカス、さらに老廃物からできています。
つまり、一種のなまものです。
これが何日も体の中に入っていると、腐敗して毒素が発生します。
この毒素にはさまざまな有害物質が含まれているので、肌荒れや内臓の調子の悪化などの原因となるでしょう。
さらに、この毒素に含まれているアミン化合物は自律神経に作用するのです。
自律神経とは、意識してコントロールできない体の働きをつかさどる神経のこと。
一例をあげると眠りや消化吸収、さらにリラックスやイライラなどがあります。
自律神経には交感神経と副交感神経があり、交感神経が活発になると目がさえて活動的になるのです。
しかし、その反面交感神経が活発になりすぎるとイライラして落ち着かなくなるでしょう。
アミン化合物の作用でイライラするのはそのためです。
また、体調が悪いとちょっとしたことが気に障る、という方も少なくありません。
便秘が長引けば、おなかも張りますし重苦しさを感じることもあるでしょう。
普段なら受け流せるようなことも気に障ることもあります。
それが、イライラの原因になるケースもあるのです。
2.イライラすると便秘が悪化するって本当?
胃腸の動きは精神の状態が反映されやすいのです。
ストレスがたまると胃が痛くなったり、食欲がなくなったりした経験がある方も多いでしょう。
逆に、異様に食欲がわいて過食気味になってしまう人もいます。
さらに、緊張感が高まると下痢になる方もいますし、便秘になってしまう方もいるのです。
イライラするということは、気持ちが高ぶっているということでもあります。
ですから、余計に便秘がひどくなることもあるでしょう。
特に、妊婦の方は女性ホルモンの影響で気持ちが不安定になりやすい方もいます。
そのような方は、特に便秘になるとイライラしやすくなるかもしれません。
3.便秘でイライラしたときの対処法
便秘のイライラの対処法は便秘解消が最も効果的です。
しかし、すぐに便秘が解消するならば、誰も苦労はしません。
イライラしてどうしようもないという場合は、温かい水分を取りましょう。
温かいものには気持ちを落ち着ける効果があります。
また、ハーブティーなど香りのよいお茶ならば、効果はより高くなるでしょう。
しかし、同じ温かい飲み物でも濃いコーヒーや紅茶、玉露などはカフェインが多く含まれています。
カフェインには興奮作用がありますので、人によってはイライラが悪化することもあるでしょう。
コーヒーや紅茶が飲みたいという方は、ミルクを大目にプラスしてください。
また、甘みをつけると神経が落ち着きやすくなります。
ただし、一緒にお菓子などをたくさん食べれば、便秘は悪化してしまうでしょう。
お茶に合わせて甘いものが食べたいという場合は、果物か寒天を利用したゼリー、和菓子がお勧め。
ビタミンと食物繊維が取れるので便秘が解消しやすくなります。
4.イライラしにくい便秘解消の方法とは?
この項では、リラックスしながらできる便秘解消の方法の一例をご紹介します。
女性の場合は生理前なども便秘になりやすいです。
その場合の対処法などもご紹介しましょう。
4-1.長期間便秘になったら、まずは解消することを優先する
すでに長期間便秘になっているという方は、まず解消を最優先しましょう。
便秘が長引くほど便から水分が抜け、便秘解消が難しくなります。
ですから、市販薬を利用して便秘を解消してください。
妊婦の場合は、かかりつけ医に相談してみましょう。
体に影響のない便秘薬を処方してくれます。
便秘薬にはいろいろな種類がありますが、使いやすいものを使えばよいでしょう。
ただし、用法と用量は守ってください。
一刻も早く解消したいという場合は、即効性のある便秘薬もあります。
4-2.温かい水分を多めに取る
便秘は水分が不足するとなりやすいです。
しかし、冷たい水分をたくさん取りすぎると、胃腸の働きが悪くなるでしょう。
そこで、温かい水分を多めに摂取してください。
麦茶やほうじ茶、さらにハーブティーなどはカフェインレスですので、妊婦や夜遅く飲んだりしても安心です。
そして、白湯(さゆ)も効果的。
特に、朝の白湯(さゆ)は内臓の動きを活発にしてくれるでしょう。
4-3.甘いものは果物や寒天で取る
甘いものが大好き、という女性は多いでしょう。
しかし、甘いものは糖分や脂肪分が多く、取りすぎは腸内環境の悪化につながります。
ですから、甘いものは果物や寒天を使った和菓子で取りましょう。
特に、あんこは豆が原料ですから食物繊維も同時に取れます。
これからの季節はイチゴが旬を迎えますので、イチゴ大福などもお勧め。
和菓子は洋菓子に比べるとカロリーが低いので、ダイエット用のおやつとしても優秀です。
また、今はコンビニでもカロリーがゼロの寒天ゼリーが売られています。
4-4.食事をゆっくりと食べて適度に体を動かす
早食いは食べ物を十分にかみ砕いて胃へ送らないので、胃腸に負担がかかりやすいでしょう。
また、早食いをするとつい食べ過ぎてしまいます。
ですから、食事は最低でも15分以上かけてゆっくりと食べましょう。
特に、食物繊維はよくかんで食べないと消化しづらいです。
また、激しくなくてもいいので、運動をしましょう。
ウォーキングを20分するだけで腹筋がきたえられます。
運動はストレス解消にもなりますから、イライラしたときは散歩をするのも効果的です。
5.おわりに
いかがでしたか?今回は便秘のときにイライラする理由とその解消法についてご紹介しました。
特に、生理前と妊娠しているときは女性ホルモンの影響で気分の変調が激しくなりやすいです。
それに便秘のイライラが加わると気持ちのコントロールがつかなくなる方もいるでしょう。
しかし、この症状は体調が改善すれば治るものなのです。無理に気持ちを抑える必要もありません。
人に八つ当たりしてはいけませんが、思いっきりスポーツをしたり、泣ける映画に感情移入したりしてもよいでしょう。
また、入浴は手軽にリラックスできる方法です。
ただし、その場合は熱い風呂に短時間つかるよりもぬるめなお風呂に30分以上つかりましょう。
体が温まることで便秘も解消しやすくなります。
好みの入浴剤を使えば、さらにリラックス効果も高まるでしょう。