便秘が解消できる?! 「りんご」がもたらす力とは?
2014/10/07
2017/05/18
監修: 快適ヘルシーライフ編集部
お腹の中に老廃物や毒素が蓄積され上手く外に排出されずにいる状態が苦しい「便秘」は主に女性に多くみられます。
便秘が発生する原因としては生活習慣や食生活の乱れ、胃腸の機能・新陳代謝の低下が考えられますが、便秘改善のためにサプリメントや薬を飲んでいる方もたくさんいらっしゃいます。
そこでお勧めしたい改善策が“リンゴ”です。
今回は、リンゴがもたらす便秘改善効果について詳しく調べてみました。
便秘で悩んでいる方は要チェックです。
腸の働きを活性化してくれる
リンゴが便秘改善にもたらす理由として腸の働きを活性化してくれる力があるからです。
リンゴには善玉菌となる成分が豊富に含まれています。
リンゴの成分が胃腸の中に入り、善玉菌と変化することで腸の働きが活性化されるのです。
腸の働きを妨げてしまう悪玉菌と呼ばれる物質がありますが、悪玉菌が増えれば増えるほど老廃物や毒素が溜まりやすくなり、なんとなく体もだるくなってしまい、疲れもなかなかとれません。
悪玉菌をやっつけてくれるのが善玉菌であり、善玉菌の数が増えれば増えるほど健康的な腸を維持し続けることができます。
老廃物や毒素もスムーズに外に排出することができるのです。
腸が活性化すれば便秘がしにくい体質に変化します。
便秘改善のためにはヨーグルトを飲むと良いと言われているのはヨーグルトには善玉菌が含まれているからなのです。
ヨーグルトの中にリンゴを入れて食べるとなおさら効果は抜群になるでしょう。
硬い便をやわらかくしてくれる
便秘の特徴として挙げられるのは便が出にくくなり、硬い便になってしまっていることです。
硬い便を出しても痔になるなど皮膚が傷ついてしまう恐れがあります。
リンゴは硬い便をやわらかくしてくれる効果が期待できます。
リンゴにはペクチンと呼ばれる成分が含まれています。
ペクチンは水溶性食物繊維であり、硬くなってしまった便をやわらかい便に変えてくれる働きをもっているのです。
リンゴを食べると果汁が次々と口の中に出てきます。
それがペクチンの水分です。
水分が豊富に含まれている食物繊維は腸の中を掃除するだけでなく、やわらかい便として排出しやすくしてくれます。
リンゴには便秘に効果的な成分がたくさん含まれているのです。
リンゴの活用方法
より便秘に効果的なリンゴの食べ方があります。
リンゴを皮のまま食べることです。
皮のまま食べることが苦手と感じる方も多いですが、慣れれば次第に美味しく感じるようになっていきます。
実は便秘に効果的な成分であるペクチンはリンゴの中身よりも皮の部分に多く含まれているのです。
皮のまま食べることでより便秘に効果的な成分をからだの中に吸収することができ、効果が早く実感できるでしょう。
また、食べるタイミングは吸収率が高い朝がお勧めです。朝は昼・晩よりも新陳代謝が上がり、からだの内臓機能が活性化されているので成分をより吸収することができます。
朝にリンゴを丸々齧ると便秘を改善することができるのでお勧めです。
まとめ
リンゴには「腸の働きを活性化させる」「ペクチンが便を柔らかくする」と2つの効果があるということが分かりました。
昔から健康に良いとされている果物でもあるので健康維持のためにもお勧めできます。
本当はリンゴそのものを食べることが最適ですが、難しい場合はリンゴジュースでも構いません。
便秘が一向に治らないという方はぜひリンゴを積極的に食べ続けてください。