「梅酒で便秘解消」はホント?

「梅酒で便秘解消」はホント? すさまじい健康効果について探る!

監修: 快適ヘルシーライフ編集部  免責事項について

可能な限り信頼できる情報をもとに作成しておりますが、あくまでも私見ですのでご了承ください。内容に誤りがあった場合でも、当ブログの閲覧により生じたあらゆる損害・損失に対する責任は一切負いません。体調に異変を感じた際には、当ブログの情報のみで自己判断せず、必ず医療機関を受診してください。

はてなブックマークに追加 Twitterでシェア Facebookでシェア

梅酒はさまざまな薬効があることで知られています。その中のひとつに「便秘解消」があるということをご存じでしょうか?便秘体質の人は、便秘を解消するためにいろいろな方法を試しているはずです。「頑固な便秘を解消したい…」と思っている人は多いでしょう。

「梅酒には本当に便秘解消効果があるのか?」「なぜ梅酒で便秘が解消されるのか知りたい」「梅酒には便秘解消以外にどんな効果があるのか?」梅酒が気になっている人のために、その効果についてまとめてみたいと思います。

  1. 梅酒に便秘解消効果があるか
  2. 梅酒で便秘が解消する理由
  3. 便秘解消以外にも好影響があるのか
  4. まとめ

1.梅酒に便秘解消効果があるか

まずは、梅酒がどのようなお酒なのかをご紹介します。
その歴史や便秘解消効果についてまとめてみましょう。

1-1.梅酒はどんなお酒?

梅酒は日本で古くから飲まれている果実酒です。
お酒と砂糖で漬け込んだ梅を、じっくりと熟成して造ります。
昔からの製法である「梅」「糖類」「酒類」だけを使ったものを「本格梅酒」と呼び、無添加であることが条件です。
一方で、酸味料や香料、着色料などの添加物を加え梅の量を減らした梅酒が増えてきています。
「梅酒は健康に良い」と言われており、当然のことながら本格梅酒の方がその効能は期待できるでしょう。

1-2.梅酒の歴史

梅は中国が原産地です。
日本に梅が渡ってきたのは弥生時代と言われています。
当初は青梅を燻製(くんせい)にしたものが漢方薬として利用され、その後「梅酒」として飲まれるようになったのは江戸時代より前である可能性が高いようです。
梅酒を作るために必要な「砂糖」は貴重品であったため、このころはまだ庶民が気軽に楽しめるお酒ではなかったと言われています。
梅酒が普及したのは江戸時代後期。
そのままでは食べることのできなかった梅を「梅酒」に加工して保存していたようです。
その後、1962年の酒税法改正により、家庭での梅酒造りが認められるようになりました。

1-3.便秘解消効果は?

そんな古い歴史を持つ梅酒の人気は、なぜ今でも衰えないのでしょうか。
その理由は、梅酒には優れた健康効果があるためです。
ダイエットや美容にも効果を発揮するため、女性からも人気の高いお酒となっています。
その中のひとつ「便秘解消効果」についても、注目を集めているようです。
便秘を解消すれば体やお肌の調子が良くなります。
「便秘薬に頼らずに便秘を解消したい」という人は、ぜひ梅酒を試してみてはいかがでしょうか。

2.梅酒で便秘が解消する理由

なぜ梅酒で便秘が解消できるのか、その理由をご紹介します。

2-1.アルコール自体にも便秘解消効果が

アルコールが体内に入ると、腸が活性化します。
この作用によって、便に含まれる水分が体に吸収される前に排便されるのです。
「飲み会の翌日にすっきり」という経験がある人は多いのではないでしょうか。
このように、アルコール自体にも便秘を解消する効果があるのです。

2-2.胃腸の働きを高めるピクリン酸

梅酒には、有機酸である「ピクリン酸」が含まれています。
ピクリン酸には、胃腸を刺激し、活発な運動を促す働きがあるのです。
このことから、梅酒は古くから便秘解消効果があることで知られています。
便秘が続くとお肌の調子も悪くなるため、梅酒が女性に人気の理由が分かるでしょう。

2-3.冷えを解消して便秘予防

冷えは便秘の大敵です。
体が冷えると血行が悪くなり、便秘が悪化してしまいます。
適量のアルコールには体を温める効果があるため、毎日少しずつ梅酒を飲むことで、便秘の原因となる冷えを改善することができるでしょう。

3.便秘解消以外にも好影響があるのか

最後に、梅酒の効能についてまとめてみたいと思います。
便秘解消以外に、どのような効果が期待できるのでしょうか。

3-1.疲労回復

梅酒に含まれる有機酸のひとつに、クエン酸があります。
クエン酸には疲れの物質である「乳酸」を分解する作用があり、疲労回復効果があると言われているのです。
クエン酸は梅干しやレモンにも含まれています。
しかし、梅酒に含まれるクエン酸の量は、梅干しの6倍、レモンの15倍です。
夏バテの原因は疲労の蓄積も関係しています。
これからの時期は適量の梅酒を飲んで、疲労回復をしっかりしていきましょう。

3-2.血液の流れをよくする

梅酒に含まれるクエン酸が糖分と結合すると「ムメフラール」と呼ばれる物質が発生します。
この物質には、血流をよくする作用があるのです。
脂肪が肝臓にたまるのを防ぎ、血栓の形成を予防します。
血流がよくなると体内の老廃物が出て行きやすくなり、高血圧や心臓病のリスクが減少することになるでしょう。

3-3.食欲増進

梅酒の酸味には唾液や胃液の分泌を促す作用があるため、食欲を増進する効果も期待できます。
特に夏場は暑い日が続くと食欲も減退しがちです。
「つい冷たくてあっさりとしたものばかり食べてしまう」という人は、食前酒として梅酒を飲んでみてはいかがでしょうか。

3-4.アロマテラピー効果

梅酒にはアロマテラピー効果もあります。
梅に含まれる芳香成分には、リラックス効果が期待できるのだそうです。
普段から「寝つきが悪い」「眠れない」と悩んでいる人は、就寝前にお湯割りの梅酒を飲んでみてはいかがでしょうか。
梅とアルコールで血行が促進され、リラックスもできるため寝つきやすくなりますよ。

3-5.ダイエット効果

クエン酸は疲労物質である乳酸を分解するだけでなく、エネルギー代謝を行う上で必要な働きをします。
クエン酸を摂取することで、エネルギーが効率良く消費されるようになるでしょう。
つまり、脂肪燃焼量が増え、ダイエットしやすい体を手に入れることができます。
乳酸がたまると痩せにくくなってしまうので、クエン酸を多く含む梅酒は、ダイエットの強い味方というわけです。

3-6.カルシウムの吸収を助ける

クエン酸には、カルシウムの吸収や定着を助ける作用もあります。
現代の日本人にはカルシウムが不足していると言われており、特に女性は骨粗しょう症になりやすいため、積極的に梅酒を飲みましょう。

4.まとめ

梅酒の便秘解消効果についてご紹介しました。

  • 梅酒に便秘解消効果があるか
  • 梅酒で便秘が解消する理由
  • 便秘解消以外にも好影響があるのか

「梅酒の便秘解消効果について知りたい」「なぜ梅酒で便秘が解消できるのか」という人は、ぜひこの記事を参考にしてみてください。