便意を抑える方法

急な便意にツボを押せ! 便意を抑える方法とは?

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通学・通勤中の電車やバスの中で、あるいは大事な会議中に襲ってくる便意。突然やってきた便意に苦しみつつ、それでもトイレに行けないという状況は珍しくないでしょう。

そんなとき、便意を止められる方法を知っておけば、その苦しみを味あわなくてすむとは思いませんか?

そこで、今回は便意を抑える方法について中心にご紹介します。

目次

  1. 便意の原因
  2. ツボで便意を抑える
  3. 便意で困らないための習慣とは?

1.便意の原因

1-1.過敏性腸症候群

何の前触れもなく強烈な便意を感じることがあれば、それは多くの場合『過敏性腸症候群』と呼ばれる病気です。実はこの過敏性腸症候群に悩んでいる人は多く、アスリートにも多いといわれています。

アスリートに多い理由は、この過敏性腸症候群を引き起こす原因の一つがストレスやプレッシャーだからです。つまり、仕事がうまくいかなくてプレッシャーを感じていたり、上司の説教などでストレスを感じていたりするときに急な便意を感じるようなら、それは9割方過敏性腸症候群でしょう。

過敏性腸症候群は、放っておいても死ぬような症状ではありません。しかし、なるべくなら発生しないに限りますよね。しっかりと対策をしましょう。

1-2.直腸がん

あまり多いわけではありませんが、直腸がんが原因で便意を感じている可能性があります。一番怖いのは、下痢を繰り返して完全に便が出尽くしているのにもかかわらず、なおも強い便意を感じる場合。この場合は直腸がんの可能性が非常に高いのです。

そのほかにも、おなかがいつも張っている感覚や、切れ痔(じ)のような出血が有名な症状としてあげられます。

直腸がんは死亡率こそ高くありませんが、発見が遅れると人工肛門(こうもん)を余儀なくされる恐ろしい病気です。また、がんですから転移をしますので、放置していればやがて必ず死に至ります。

下痢を繰り返して便が出きっているのに便意を感じ、普段からおなかが張っていて、出血もしている。そんな方は必ず医師の診断を受けるようにしましょう。

1-3.ウィルス性胃腸炎

ウィルス性胃腸炎によって便意を感じている可能性もあります。ウィルス性胃腸炎の特徴は下痢を伴う便意と嘔吐(おうと)、発熱などがあるので、簡単に判別がつくでしょう。

ウィルス性胃腸炎の場合は市販薬などを使っても簡単には直りません。医師の診断を受けてくださいね。

1-4.食べ過ぎや飲み過ぎ

11月に入り、そろそろ年末年始の飲み会などで暴飲暴食しやすくなる季節ですね。暴飲暴食をすると、おなかの調子が悪くなると思います。これは許容以上の量を摂取したため消化不良を起こしているわけです。つまり、下痢。

下痢となると耐えられないほどの便意が襲うことも珍しくはありません。暴飲暴食には注意しましょう。

特にアルコールを大量に摂取すると血管や筋肉が緩みます。肛門(こうもん)周りの筋肉も弱まるため、便意を感じやすくなるでしょう。

2.ツボで便意を抑える

多くの人は足の裏にしかツボがないと思っているようですが、実際には人間の体には至る所にツボがあることはすでに証明されています。そして、無数にあるツボはそれぞれさまざまな効果を人体に及ぼしてくれるのです。

実際、ツボは世界保健機関(WHO)においても効果が認められています。オカルトなどではないので、安心して試してみてくださいね。

2-1.下剤点のツボを使って便意を抑える

数あるツボの中で最も有名な下痢・便意対策のツボといえば、手の甲にある『下痢点』という名のツボでしょう。これはその名のとおり、下痢に効くツボです。腸の動きはを正常に戻す効能があります。そのため、特別な原因のない下痢や便意……つまり、暴飲暴食による下痢や過敏性腸症候群に対して特に効果の高い方法といえるでしょう。

ただし、前述したようにこのツボは腸の機能を正常に戻す機能しかありません。そのため、ウィルス性胃腸炎や直腸がんに起因するものを改善する効果はありませんのであしからず。

肝心のツボの場所ですが、一言でいえば手の甲の真ん中となります。ただし、正確にいうならば『中指と薬指の骨の間を指でたどり、ちょうど手の甲の中心付近』となるでしょう。つまり、手の甲の真ん中、やや小指よりといった位置です。ぜひ、試してみてくださいね。

2-2.関元 (かんげん)のツボを使って便意を抑える

関元 (かんげん)のツボはへその真下9㎝布巾にあるツボで、別名『丹田』とも呼ばれています。関元 (かんげん)は腸の調子を正常な状態へと戻してくれる、下痢対策のツボです。

おなかなので簡単に刺激できますし、手が空いていないときはベルトをきつくすることで対応することもできます。手のツボよりも位置が近いので効果が高く、おすすめですよ。

2-3.天枢(てんすう)のツボを使って便意を抑える

天枢(てんすう)のツボも腸の調子を整えてくれるツボ。おへその左右6㎝にあるツボです。下痢からくる便意を抑えることができるでしょう。

3.便意で困らないための習慣とは?

3-1.ツボを定期的に刺激して腸内環境を整えておく

すでにご紹介したツボを定期的に刺激することで、腸内の状態を常に良い状態にリセットすることができるでしょう。特に関元や天枢(てんすう)は1日1回ほど刺激することをおすすめします。

3-2.暴飲暴食を避ける

暴飲暴食を避ければ消化不良による下痢を回避することができます。通勤中などに便意に襲われたくないなら、少なくとも仕事や学校が次の日にある場合は避けるようにしましょう。

3-3.規則正しい生活を心がける

規則正しい生活も便意を回避する上でとても大切です。便意と規則正しい生活のどこに接点があるのかと不思議に思うことでしょう。しかし、腸は自律神経と密接な関わりがあります。そして、自律神経は不規則な生活によって崩れてしまうのです。ですから、自律神経を乱さないためにも、規則正しい生活を送るようにしましょう。

まとめ

いかがでしたか?

今回は便意を抑える方法について中心にご紹介しました。

  1. 便意の原因
  2. ツボで便意を抑える
  3. 便意で困らないための習慣とは?

便意を我慢して他の作業を行うことは非常に体力を消耗します。今回の記事を参考にしてしっかりとした対策を練っておきましょう。