花粉症の薬で便秘になる?

花粉症の薬で便秘になるって本当?便秘を引き起こす成分を知ろう!

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花粉症の薬の副作用で、便秘を引き起こす可能性があることは事実です。
今回は、花粉症の薬がどうして便秘を引き起こすのかを解説していきましょう。

  1. 花粉症の薬の副作用で便秘になるのは本当?
  2. 花粉症の薬が便秘を引き起こす理由を解説
  3. 花粉症の薬で便秘を引き起こす成分は?対策は?
  4. まとめ

花粉症の薬で便秘になるって本当?

この記事を読むことで、花粉症の薬でどうして便秘になるのか深く理解できますよ。


1.花粉症の薬の副作用で便秘になるのは本当?

花粉症の薬の副作用で便秘になるのは本当?

花粉症の症状を抑えるために薬を飲んでいる人の中には、便秘に悩んでいる人も少なくありません。
やはり、花粉症の薬の副作用で便秘になるのは本当なのでしょうか。

1-1.花粉症の薬で便秘がちになる人は多い

実際、花粉症の薬を飲んだ後に便秘がちになる人はとても多いです。
薬を飲む前と比べると、便の回数が減ったり量が少なくなったりする場合があるのは事実。
明らかに薬を飲む前よりも便が出にくくなったと感じるのならば、花粉症の薬が原因と考えましょう。
花粉症の薬が、便秘を引き起こしている状態で間違いありません。

1-2.花粉症の薬を飲まない時期は便秘も治る

花粉症の季節が去ると、薬を飲まなくて済むようになりますよね。
つまり、花粉症の薬が原因で便秘になっている人は、薬を飲まなくなると同時に便秘も解消するはず。
自分が花粉症の薬のせいで便秘になっているのか、ほかの原因で便秘になっているのかを正確に判断するには、薬を飲まない時期に判断するべきでしょう。
ただし、便秘が習慣化してしまうと、すぐには正常は排便リズムに戻らないこともあるので様子見も必要ですよ。

1-3.必ずしも便秘になるとは限らない

花粉症の薬を飲んでいる人でも、全員が便秘になるわけではありません。
同じ薬を飲んでいても、体質によっては便秘にならない人もいます。
また、花粉症の薬の中には便秘になりにくい成分の物も。
今飲んでいる花粉症の薬で便秘にならないタイプの物ならば、問題はありません。

2.花粉症の薬が便秘を引き起こす理由を解説

粉症の薬が便秘を引き起こす理由を解説

それでは、花粉症の薬が便秘を引き起こす理由を解説しましょう。
仕組みを理解することで、対策もしやすくなりますね。

2-1.花粉症の薬には腸の働きを抑える副作用がある

花粉症の薬の中には、腸の働きを抑える副作用がある成分も含まれています。
体質や体調によって腸の働きを抑える副作用が強く出てしまうと、便秘になりがちに。
特に、薬を服用する前から便秘がちであった人は、さらに症状が悪化する恐れがあります。
普段から便秘がちな人で、花粉症の薬で便秘が悪化した場合は体に負担が大きいので早急に医師に相談してください。

2-2.腸の動きが抑えられると便秘になる仕組み

では、腸の動きを抑えることがどうして便秘を引き起こすことになるのでしょうか。
便は腸が活発に動くことで、スムーズに体外に押し出すことができます。
腸が動いてくれないと、いくら食物繊維を多く含んだ食事に気を付けても、水分をたくさん飲んでも、無意味。
腸が活発に動いてこそ、便の排出も正常に行われるのです。
花粉症の薬の成分で腸の働きが抑えられてしまうことは、正常な排便を大きく妨(さまた)げることを覚えておいてください。

3.花粉症の薬で便秘を引き起こす成分は?対策は?

花粉症の薬で便秘を引き起こす成分は?対策は?

まず、花粉症の薬で便秘を引き起こす成分には何があるかを学びます。
また、効果的な便秘対策には何があるかをご紹介しましょう。

3-1.抗ヒスタミン剤が便秘の原因になる

花粉症は、花粉に対するアレルギー症状です。
アレルギー症状を抑えるために処方される治療薬の中には、抗ヒスタミン剤と呼ばれる成分が含まれていることでしょう。
抗ヒスタミン剤は、副作用として腸の動きを抑えてしまう働きも。
つまり、花粉症の治療薬に含まれている抗ヒスタミン剤の副作用によって、便秘になりやすくなるのです。

3-2.便秘が気になるなら花粉症の薬を変更する方法も

もしも、花粉症の薬が引き起こす便秘が気になる場合は、薬の種類を変更する方法も考えましょう。
薬の種類を変更するときは、必ず主治医に便秘が気になることを告げて、便秘になりにくいタイプの薬を処方してもらうことが大切です。
ただし、変更後の薬が自分の体質に合うかどうかは、実際に飲むまではわかりません。
花粉症の症状に対する効き目が悪くなったり、ほかの問題が出てきたりする点も理解しておきましょう。

3-3.今の薬のままで便秘薬を処方してもらう方法も

今飲んでいる花粉症の薬はそのままにして、新たに便秘薬を処方してもらう方法もあります。
花粉症の薬が体質に合っていて、できれば薬を変えたくないという人は便秘薬を追加することを考えてください。
薬の種類が増えることに抵抗がある人は、おだやかな作用の便秘薬を処方してもらうと良いでしょう。
主治医に相談して、今のままの薬と併用できる便秘薬を探してくださいね。

3-4.腸内の善玉菌を育てることで便秘を解消する

たとえば、ヨーグルトなどやサプリメントを利用して、腸内の善玉菌を育てることも便秘解消に役立ちます。
善玉菌には腸の動きを活発化する作用もあるので、自然に便が出る効果も期待できるでしょう。
できるだけ、腸まで生きて届くタイプの菌を採用している製品を選ぶことも大切です。
腸に届く前に死んでしまうと、便秘解消効果を感じることはできないので注意してください。
腸内の善玉菌を上手に育てることができると、花粉症の薬による便秘も解消できるでしょう。

3-5.便秘のままでも問題ないと考えてはいけない

別に便が出にくくても、特に問題がないのではと考えることは止めましょう。
便秘の状態は、花粉症の症状が悪化することもあるのです。
便で老廃物やアレルギー物質が適切に排出されてこそ、花粉症の症状もやわらぐもの。
また、便秘は肌荒れや精神的なイライラなども引き起こす原因になります。
花粉症の症状が悪化する恐れがある上に、ほかの症状で悩む可能性を作ってはいけません。

4.まとめ

花粉症の薬の成分が原因で便秘になることについてのまとめ

さて、花粉症の薬の成分が原因で便秘になることや理由について理解できたでしょうか。
ここで、改めて花粉症の薬による便秘についての知識をまとめておきましょう。

  • 花粉症の薬は便秘の副作用がある成分も含んでいる
  • 花粉症の薬で便秘になるメカニズムを理解しておく
  • 便秘を引き起こす成分について学んで適切な対応をする

花粉症の薬を飲んでいて便秘に悩んでいる人は、適切な対応をして便秘解消を目指してください。