ジャンパー膝の原因と症状・改善方法は? 予防のためのポイントも!

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ジャンパー膝とは聞きなれない名前ですが、趣味や仕事でスポーツをよく行う方に発症しやすい膝の疾患です。特に、ランニングやジャンプなど膝の曲げ伸ばしをよく行うスポーツをする方に発症しやすいので、この名前がつきました。ひどくなると膝を動かすたびに激しい痛みを覚えます。そこで今回は、ジャンパー膝の症状や原因・治療方法などをご紹介しましょう。

  1. ジャンパー膝ってどんな疾患?
  2. ジャンパー膝の原因とは?
  3. ジャンパー膝の症状
  4. ジャンパー膝かなと思ったら?
  5. ジャンパー膝を予防する方法
  6. よくある質問

痛みを我慢してスポーツを続けていると、やがて膝蓋靱帯(しがいじんたい)が断裂する恐れがあります。バスケットボールやバレーボール・サッカー・マラソンなど足をよく使うスポーツを行っている方は、ぜひこの記事を読んでみてくださいね。


1.ジャンパー膝ってどんな疾患?

ジャンパー膝は、正式な名称を膝蓋靱帯炎症(しつがいじんたいえんしょう)と言います。膝蓋靱帯とは膝蓋骨というお皿のような骨を固定する役割を担っている靭帯です。この靭帯を酷使しすぎると炎症を起こし、症状がひどくなると切れてしまいます。膝蓋靱帯は膝を曲げ伸ばしするときに使われるので、走ったりジャンプしたりすることの多いスポーツほど発症のリスクが高まるのです。そのため、ジャンパー膝という通称がついています。

2.ジャンパー膝の原因とは?

この項では、ジャンパー膝の原因をご紹介します。スポーツのし過ぎ以外の原因で発症することもあるのです。

2-1.膝の酷使

スポーツをはじめ、膝を酷使すぎるとジャンパー膝になります。この場合、年齢は関係ありません。スポーツが原因の場合は、10代前半での発症例も多いのです。また、仕事で頻繁に階段を上り下りしたり長い距離を歩いて移動する方も発症する可能性が高まります。

2-2.膝の筋肉の衰え

膝の筋肉がおとろえると、靭帯への負担が大きくなります。運動不足の方が、急に長時間運動をするようになったりすると危険です。
また、加齢によって筋肉が衰えても発症のリスクが高まります。特に高齢になると、日常生活を送っているだけで発症することも珍しくありません。

3.ジャンパー膝の症状

では、ジャンパー膝を発症するとどのような症状が出るのでしょうか?この項では、症状の軽い順から出やすい症状をご説明していきます。

3-1.軽度

軽度のジャンパー膝は、膝を酷使した直後にだけ痛みが出ます。日常生活に支障はなく、気になりながらもそのまま過ごしてしまう方が大半です。

3-2.中度

症状が進むと膝を動かしている最中にも痛みが出るようになります。しかし、安静にしていれば痛みはでません。そのため、ここまで症状が進んでも病院に行く方は少ないのです。

3-3.重度

重度のジャンパー膝になると、日常生活を送っていても痛みが出るようになります。膝を酷使するほど痛みは強くなり、スポーツを行っている方はプレイが難しくなるでしょう。ここまできてようやく病院を受診する方もたくさんいます。

3-4.最重度

膝蓋靱帯炎症がひどくなると、膝蓋靱帯が断裂してしまいます。こうなると完治までに時間がかかり、完治までの間スポーツができなくなる可能性もあるのです。

4.ジャンパー膝かなと思ったら?

ジャンパー膝の自然治癒は難しいものです。この項では、ジャンパー膝の治療法やかかるべき診療科などをご紹介しましょう。

4-1.病院へ行くべき症状とは?

スポーツをしている最中に膝が痛むのことは珍しくありません。しかし、スポーツや膝を何度も屈伸させる度に痛みが出るという場合は、ジャンパー膝の可能性があります。また、膝の痛みは他の疾患の可能性もゼロではありません。激しく膝を動かすたびに痛みを覚える場合は、一度病院を受診しましょう。

4-2.何科を受診するべき?

ジャンパー膝の治療は整形外科で行います。レントゲンを撮るなどの検査をすれば、ジャンパー膝かどうかはすぐに分かるのです。
かかりつけの整形外科がある場合はそこを受診しましょう。初めての病院の場合は、問診票に詳しく症状を書いておくと診察がスムーズに行えます。

4-3.治療方法とは?

ジャンパー膝の治療方法は、症状の進行具合によって異なります。初期の場合は膝をあまり使わないようにして様子を見る方法が一般的です。筋力を鍛えるため、大腿四頭筋のストレッチや筋力訓練が行われることもあります。靭帯が断裂してしまった場合は手術が必要です。炎症を抑えるために湿布薬が使われます。どうしても膝を使わなければならないという方には、テーピングを行って膝の負担を軽減する治療法が行われることが一般的です。

4-4.治療を受ける場合の注意点

膝蓋靱帯の炎症は一朝一夕では改善しません。痛みが出なくなっても、自己判断で動かすのは症状を悪化させます。どうしても動かさなくてはいけない場合は、テーピングを行ったりサポーターをつけたりしましょう。自宅でストレッチや筋力訓練を行うように指示されたら、必ず行ってください。自己判断でスポーツを再開するのはやめましょう。

5.ジャンパー膝を予防する方法

ジャンパー膝は一度発症すると厄介です。この項では、ジャンパー膝の予防や再発を防ぐ方法をご紹介しましょう。ぜひ参考にしてください。

5-1.大腿四頭筋のストレッチ

大腿四頭筋とは、太ももから膝にかけての筋肉全体を指します。ここをよくストレッチしておけば、ジャンパー膝の予防にもなりますし再発も防げるのでぜひ行ってみてください。

ストレッチはうつぶせに寝て膝を曲げて足首をつかみ、膝から下を太ももに押し付けるように曲げます。これだけで大腿四頭筋が伸びて柔らかくなるのです。体を横向きにして同じポーズをとってもよいでしょう。立って行ってはいけません。また、痛みを感じたら無理をせず休息しましょう。

5-2.サプリメントの利用

年を取るとどうしても筋力が衰え、膝の軟骨もすり減ってジャンパー膝を発症するリスクが高まります。そのため、膝の軟骨の再生を促すサプリメントを摂取していると、ジャンパー膝の予防に効果的です。膝の痛みに効果があると言われるサプリメントはいろいろありますが、常に飲み続けられるものを買いましょう。通信販売を利用するのもいいですね。すすでにジャンパー膝を発症している場合でも、痛みを和らげる効果が期待できます。

5-3.サポーターなどの利用

サポーターを利用したりスポーツに使うシューズを見直すことも大切です。シューズが適していないと、膝に余分な負担がかかります。
サポーターを付けると、膝への負担も軽減するのでおすすめです。
 

6.よくある質問

Q.ジャンパー膝は再発するのでしょうか?

A.再び炎症が起これば再発になります。ですから、一度発症したら無理をしないことが大切です。

Q.膝に痛みがありますが、ジャンパー膝かどうか判別できません。どうしたらよいでしょうか?

A.膝に痛みが出る症状はジャンパー膝だけではありません。その他にも骨や筋肉を傷めている可能性があります。運動をしているときだけ膝に痛みがある場合は軽度のジャンパー膝の可能性が高いですが、自己流の判断は禁物です。

Q.テーピングをすればジャンパー膝でもスポーツしてもよいのでしょうか?

A 炎症が納まらない限り、激しいスポーツは避けた方が無難です。テーピングはあくまでも補助であり治療方法ではありません。

Q.10代でもジャンパー膝になるのでしょうか?

A.スポーツが原因のジャンパー膝は10代の発症が最も多いのです。無理をしないようにしましょう。

Q.高齢者がストレッチをしても大丈夫ですか?

A.問題ありません。整形外科を受診すれば、医師や理学療法士からストレッチを行う際の注意点が伝えられます。それを守ってストレッチを行いましょう。

7.まとめ

いかがでしたか?今回はジャンパー膝の原因や治療法をご紹介しました。ジャンパー膝は膝の疾患の中ではそれほど重篤なものではありません。しかし、放置をしたり再発を繰り返せば膝に重大なダメージが残ります。若いうちは痛みが出ても無理をしてスポーツを続けがちですが、痛みが出たら休息も大切です。

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