グルコサミンはなぜ関節痛に効果があるの?副作用の出ることはある?

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関節痛をやわらげる効果のあるサプリメントの広告に、「グルコサミン」という物質がよく登場しています。
「グルコサミンがたくさん入っています」などの文句を見ると、「効果がありそうだ」と思う方もいるでしょう。
しかし、グルコサミンとはいったい何かよくわからないという方も少なくないと思います。
そこで、今回はグルコサミンの効果をご紹介しましょう。効果的な取り方や副作用の有無などもご紹介します。
グルコサミンの入ったサプリメントを試してみようか迷っている方は必見ですよ。

目次

  1. グルコサミンの原料と効果とは?
  2. なぜ、グルコサミンが関節痛に効果があるの?
  3. サプリメントはどうやって選べばいいの?
  4. グルコサミン摂取以外で関節痛に効果があることとは?
  5. おわりに

1.グルコサミンの原料と効果とは?

グルコサミンとは、別名「アミノ糖」とも呼ばれている物質です。
カニやエビの甲羅や貝殻などの主成分にもなっているほど、自然界にもたくさん存在しています。
私たちの体内でも、ブドウ糖を主原料にしてグルコサミンが作られているのです。
体内で生成されたグルコサミンがヒアルロン酸やコンデロイチン硫酸の原料となり、このふたつの物質から作られるのが「軟骨」になります。
焼き鳥の部位で「軟骨」というものがあるでしょう。
コリコリしていて歯でかみ砕けるほど柔らかい骨は、人間の体内では関節を滑らかに動かすクッションの役目を担っています。
軟骨がなければ、関節が動くときに直接骨がぶつかり合って痛みが出てしまうのです。
軟骨は柔らかい骨ですから、ぶつかり合ううちにすり減ってきます。
グルコサミンを摂取すると、軟骨の生成を助けてくれる効果が期待できるのです。
ちなみに、グルコサミンが含まれているサプリメントには、「コンドロイチン」という物質も一緒に含まれていることが多いでしょう。
コンドロイチンは、グルコサミンから作られる物質で、軟骨の分解を抑制し軟骨内の水分をたもつ働きがあります。
ですから、一緒に摂取するとより効果的です。
ちなみに、グルコサミンは納豆やオクラ、ウナギなどに多く含まれています。

2.なぜ、グルコサミンが関節痛に効果があるの?

では、なぜグルコサミンを含むサプリメントが関節の痛みをやわらげてくれるのでしょうか?
この項では、その理由やサプリメントの効果が期待できる関節痛などをご紹介します。

2-1.グルコサミンが関節痛をやわらげる理由とは?

前述したように、グルコサミンは軟骨の生成を助けます。
そして、軟骨は加齢とともに劣化し、再生しにくくなるのです。
「年をとるにつれて、ひざやひじの関節が痛むようになった」という方もいるでしょう。
それは、軟骨の劣化が原因です。
ですから、軟骨を生成させる効果があるグルコサミンを摂取すると、軟骨が再生されて痛みがやわらぐ可能性が高いでしょう。

2-2.どんな関節痛に効果があるの?

関節痛を発症する原因は、大きく分けて3つあります。
ひとつは、前述した加齢による軟骨の劣化。
ふたつめが、関節が変形したりする病気。
3つめが、けがです。
病気やけがが原因の関節痛には、グルコサミンを摂取しても効果はありません。
整形外科を受診し、適切な治療を受けましょう。
しかし、加齢による関節痛は病院を受診しても、「年のせいですから仕方がありませんね」としっぷや痛み止めを出されるだけのことも多いです。
そんな人にこそ、グルコサミンを含んだサプリメントが効果的でしょう。

2-3.グルコサミンには副作用はないの?

グルコサミンの摂取量の目安は、体重が55キロ以上の人の場合で1500mg~2000mgといわれています。
そして、グルコサミンには、現在のところ目立った副作用は報告されていません。
過剰摂取しても体外へ排出されるだけでしょう。
しかし、現在市販されているサプリメントに入っているグルコサミンは、エビやカニ由来のものが多いです。
ですから、エビやカニなどにアレルギーがある方は植物由来のグルコサミンが含まれているサプリメントを選びましょう。
また、軟骨の劣化予防にグルコサミンを含んだサプリメントを摂取したい、という方もいるかもしれません。
しかし、関節に問題がないうちからグルコサミンを摂取し続けると、体に備わっているグルコサミンを作る機能が衰えてしまうそうです。
ですから、軟骨の劣化や関節の痛みを予防したければ、別の方法を採りましょう。

3.サプリメントはどうやって選べばいいの?

現在、グルコサミンやコンドロイチンを含むサプリメントは、たくさん販売されています。
どれを選べばよいのか迷ってしまう方も多いでしょう。
サプリメントは薬と異なり、効果が出るまでは時間がかかります。
ですから、長期にわたって飲み続けられるものを選びましょう。
値段が高い製品やとにかくグルコサミンがたくさん含まれているものがよい、というわけではありません。
また、特定の店だけにしか売ってない商品では、買いに行くのも大変です。
インターネット通販を利用できる商品ならば、欲しいときにすぐに購入できるうえ、自宅まで届けてくれるので便利でしょう。

4.グルコサミン摂取以外で関節痛に効果があることとは?

では、最後にグルコサミンを摂取する以外で関節痛に効果のあることをご紹介します。
サプリメントの摂取と合わせて行えば、より効果が期待できるかもしれません。

4-1.軽い運動をする

関節に負担をかけるほど、軟骨はすり減りやすくなります。
ですから、関節に負担をかけすぎないように、適度に筋肉を鍛えましょう。
年をとるほど運動量は減っていきがちです。
といっても、ハードなスポーツをする必要はありません。
階段の上り下りのような軽い運動を毎日続けましょう。
すでに関節の痛みが出ているという人は、いすに座ってひざ関節やひじ関節を軽く曲げ伸ばしするだけでも効果があります。
さらに、水の中は浮力がありますから、関節に負担をかけずに運動ができるでしょう。
「ひざに軽い痛みが出ているけれど、医師に無理のない運動を勧められた」という場合は、プールで水中ウォーキングがお勧めです。

4-2.冷やさない

体が冷えると血行が悪くなり、筋肉が収縮します。
そうなると、関節の回りの筋肉も収縮して、動かしにくくなるでしょう。
ですから、冬になると関節がより痛む人が増えるのです。
また、夏でも冷房が効いている場所に長時間滞在すれば、関節痛が出る場合があります。
なので、痛む関節はできるだけ冷やさないようにしましょう。
サポーターをつけたり、カイロをはったりするのも効果的です。
また、毎日お風呂に入って関節周辺の筋肉をよく温めてほぐしましょう。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は、グルコサミンの効果や副作用の有無などをご紹介しました。
まとめると

  • グルコサミンは軟骨の生成を行う物質の原料となるものである。
  • グルコサミンを摂取すれば、軟骨の生成を助ける効果がある。
  • グルコサミンの摂取しすぎによる副作用は今のところ報告されていない。
  • エビやカニのアレルギーがある方は、グルコサミンの原料に注意する。

ということです。グルコサミンを摂取すれば、加齢が原因の関節痛がきれいに治る、ということはありません。
しかし、痛みをやわらげる効果は期待してよいでしょう。
マッサージや保温、軽い運動などと組み合わせて行ってみてください。
ただし、関節が痛んだからといって自己判断でサプリメントを摂取しない方がよいでしょう。
関節の痛みが発症する原因はいろいろあります。
病気やけがの場合は前述したように適切な治療を受けなければ改善しません。

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