意外と怖い「宿便」の原因や解消法!プチ断食でおなかスッキリ!

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「便秘がちなので宿便が気になる」「宿便を出さないと体に悪いというのは本当か?」という悩み、よく分かります。宿便は毎日お通じがある人でもたまると言われており、体にさまざまな悪影響を及ぼすものです。この記事では、宿便の原因や特徴・解消法などを解説します。

  1. 宿便について知ろう!
  2. 宿便を解消する4つの方法と病院での治療法
  3. 宿便解消・予防に効果的な薬やサプリメントを紹介
  4. 宿便に「プチ断食」が効くって本当?
  5. 宿便にかんするよくある質問

この記事を読むことで、宿便の出し方について解決策が分かるはずですよ。


1.宿便について知ろう!

宿便という言葉を耳にしたことはあるけれど、実際にどのようなものを言うのか知らない、という人も多いと思います。まずは、宿便の特徴や便秘との関係・原因などをまとめて解説しましょう。

1-1.腸内にたまって動かなくなった「老廃物」のこと

宿便とは、腸の壁にこびりついて動かなくなった老廃物のことを言います。「滞留便」とも呼ばれ、健康な成人でも2~5キロの宿便があると言われているのです。
通常、便は24時間たつと自然と放出されます。しかし、放出されずに腸内に留(とど)まってしまった宿便は、さまざまな体調不良を引き起こす原因になることも。実際に、宿便を排出したことで体の不調が改善された、という例も少なくないということです。

1-2.宿便の色や状態は?

宿便を見分けるためには、色や状態などの特徴を知っておく必要があります。通常、健康な状態だと便の色は黄色です。宿便は通常よりも黒い色をしているのが特徴で、腸内に留(とど)まっていた時間が長ければ長いほど、濃い黒に近づきます。また、形にも特徴があり、らせん状になっていることが多いということです。もちろん、通常の便に比べて臭いも強いということを覚えておきましょう。

1-3.便秘と宿便の密接な関係とは?

毎日排便がある人でも宿便はたまるということからも、必ずしも便秘が宿便の原因になっているわけではありません。宿便がたまる原因はほかにもたくさんあるのです。しかし、便秘によって腸内環境が悪くなると、よけいに宿便がたまりやすくなることは確か。この悪循環を解消するためにも、腸内環境を整えて便秘を解消することが必要なのです。

1-4.宿便がたまるとどうなる?主な症状6つ

宿便がたまると、私たちの体にどのような悪影響を及ぼすことになるのでしょうか。主な症状を6つご紹介します。

1-4-1.代謝が落ちて痩せにくくなる

「下腹が出ているのは宿便のせい」という話を聞いたことがあると思います。腸に宿便がたまると、腐敗物が体外に排出されにくくなり、結果的に代謝が悪くなってしまうのです。そのため、痩せたくても痩せられない、ダイエットがうまくいかないという事態を引き起こしてしまいます。

1-4-2.肌荒れが続く

この問題は特に女性にとって重要です。宿便が腸にたまっていると栄養の吸収がスムーズにいかなくなり、肌にとって必要な栄養をバランスよく吸収することができなくなります。また、腸内環境の乱れは血液をドロドロにすることにつながり、全身に栄養が行き渡らなくなることも肌荒れの原因です。肌荒れがいつまでも治らないというときは、宿便が原因になっている可能性があるでしょう。

1-4-3.おならの臭いがきつくなる

宿便がたまると、当然おならの臭いもきつくなります。異常なほどの強烈な臭いで、宿便に気づく人も多いということです。便秘になるとおならの臭いがきつくなるのは、便が腸内に長く留(とど)まっていることが原因。同様に、宿便がたまればたまるほど、おならの臭いもきつくなってしまうのです。

1-4-4.腹痛の原因になることも

宿便が原因で腹痛を起こすこともあります。宿便は老廃物の塊であり、長時間腸に停滞していると毒素を発生するのです。この毒素と共に発生する有害なガスが腸に充満し、内臓を圧迫すると腹痛を引き起こすことになります。

1-4-5.免疫力が低下する

実は、免疫細胞の多くは腸に存在しています。つまり、腸の状態が悪いと私たちの免疫力は低下し、結果としてさまざまな体調不良を起こしやすくなるのです。たとえば、風邪をひきやすくなった、感染症にかかることが増えたというときは、要注意でしょう。

1-4-6.大腸がんの発症リスクが高まる

「大腸がんの予防には宿便を出すことが必要」とも言われています。宿便がたまって腸内に悪玉菌が多くなると大腸がんの発症リスクが高まることが分かっているのです。特に、女性は男性に比べて宿便がたまりやすく、また、大腸がんの罹患(りかん)率も高いと言われています。そのことからも、宿便と大腸がんの関係がお分かりいただけるのではないでしょうか。

1-5.宿便の原因は「腸内環境」と「胃腸の不調」?

宿便がたまりやすくなる原因には、腸内環境の悪化と胃腸の不調が挙げられます。具体的に解説しましょう。

1-5-1.腸内の新陳代謝が低下すると宿便の原因に!

宿便がたまる原因の一つが、新陳代謝が低下する腸内環境です。便秘がちになり腸内の新陳代謝が低下すると、便がスムーズに排出されなくなります。その結果、宿便として腸内にたまってしまうのです。腸内環境が悪化する要因には、栄養バランスの悪い食事や運動不足・ストレスなどがあります。

1-5-2.胃腸が弱い人も要注意!

もう一つの原因は、胃腸に不調があることです。便を押し出す力が弱まると、新陳代謝が活発に行われません。そのため、腸内に宿便として停滞してしまうのです。特に、もともと胃腸が弱い人は注意が必要。胃腸を元気にするために、食事や睡眠・運動を見直してみましょう。

2.宿便を解消する4つの方法と病院での治療法

では、宿便を解消するためにはどのような方法があるのでしょうか。病院での治療法についてもご紹介します。

2-1.宿便を解消するには?

宿便を解消するための効果的な方法には、食事や運動・ツボマッサージ・生活習慣の改善の4つがあります。

2-1-1.食事のポイントは「食物繊維」と「善玉菌」!

食便を解消して腸をきれいにするためには、食事の見直しが必要になります。ポイントは「食物繊維」と「善玉菌」です。食物繊維を多く含んだ食品には、便秘を解消して宿便がたまるのを防ぐ効果があります。ただし、食物繊維を摂(と)りすぎると宿便を誘発する可能性もあるということを覚えておいてください。不要性食物繊維と水溶性食物繊維を、バランスよく毎日の食事に取り入れていきましょう。
また、宿便がたまりにくくするためには、悪玉菌の活動を抑える働きをする善玉菌を増やすことが必要です。そのためには、乳酸菌とオリゴ糖を積極的に摂取しましょう。毎日摂取するのが難しい場合は、サプリメントなどを利用する方法もおすすめです。

2-1-2.ウォーキングやジョギングで宿便解消!

ウォーキングやジョギングなどの運動は、便秘解消にも効果的です。当然、宿便の解消にも大変おすすめの方法となっています。ハードな運動は交感神経の興奮につながり逆効果な場合もあるため、軽い有酸素運動を取り入れましょう。ジョギングやウォーキングは副交感神経の働きを高め、腸の働きを改善する効果があります。

2-1-3.腸を刺激するツボマッサージとは?

ツボマッサージにより腸を刺激し、宿便を解消することもできます。以下の3つのツボをマッサージしてみてください。

  • 「合谷(ごうこく)」親指と人差し指の間にあるツボ
  • 「三陰交(さんいんこう)」くるぶしから8cmほど上の両側にあるツボ
  • 「天枢(てんすう)」おへその両側、真横に指2~3本分の位置にあるツボ

2-1-4.生活習慣の改善で効果を倍に!

上記以外にも、生活習慣を改善することで宿便を解消・予防することが可能です。特にストレスや睡眠不足は腸内環境の悪化につながるため、普段から注意して過ごすようにしましょう。自分なりのストレス解消法を見つけ、できるだけためこまないようにしてください。また、正しい生活リズムを身に着けるため、毎日の就寝時間と起床時間を一定にするように心がけましょう。朝のトイレタイムはしっかりと確保し、排便のリズムを整えることも大切です。

2-2.病院での治療法は?

自分で宿便を出すことが難しい場合は、病院で治療を受けることもできます。
病院での宿便の治療法には、腸管洗浄法を行う場合がほとんどです。その方法には、直接チューブを肛門(こうもん)に入れて温水で大腸を洗浄するものと、下剤を飲んで自分で排泄(はいせつ)するものがあります。まずは自分に合った治療法を見つけるためにも、信頼できる病院を探すようにしましょう。

3.宿便解消・予防に効果的な薬やサプリメントを紹介

宿便を解消・予防するためには、薬やサプリメントが有効な場合もあります。漢方薬や市販薬にはどのようなものがあるか、服用の注意点などを解説しましょう。

3-1.副作用が怖い人のために!漢方薬で宿便解消

「できるだけ副作用の少ない漢方薬で宿便を解消したい」という人は多いでしょう。実際に、宿便の治療として漢方薬を処方する病院もあるということです。宿便を解消するための漢方のタイプには、腸の機能を高めるもの・冷え性を改善するもの・食物繊維が豊富に含まれているものなどがあります。漢方薬局の薬剤師さんなどに相談して、自分に合ったものを選ぶようにしましょう。おすすめは「複方熊胆円(ふくほうゆうたんえん)」です。熊胆(ゆうたん)を使用した和漢生薬で、胃腸の働きを正常化する効果があります。

3-3.サプリメントで安全に出したい人必見!

宿便解消に効果的なサプリメントなら、副作用の心配も少なく安全です。おすすめは、善玉菌を増やす効果のある乳酸菌を含むもの。ヨーグルトを食べるよりも効果的に乳酸菌を摂取することができます。

3-4.副作用にはどんな症状がある?

特に、市販の便秘薬は副作用も心配な人が多いと思います。実際に、吐き気や腹痛・下痢・口の渇き・低血圧などの副作用が現れる場合も。軽い腹痛程度であれば問題ありません。しかし、症状が重い場合はすぐに使用をやめるようにしてください。また、漢方薬やサプリメントの場合も、体質や体調によっては食欲減退や腹痛・軟便などの副作用が出る場合もあるということを覚えておきましょう。

4.宿便に「プチ断食」が効くって本当?

今話題の「プチ断食」が宿便解消の効果的であるということがメディアでも紹介され、注目を集めています。やり方や効果・注意点をご紹介しましょう。

4-1.週末3日間を利用した「プチ断食」の正しいやり方

プチ断食にもさまざまなやり方がありますが、今回は週末3日間を利用した簡単プチ断食を例に挙げてご紹介しましょう。

4-1-1.休日前日の「準備段階」

まず、休日の前日には準備を始めます。急に食べ物を食べないようにするのは体への負担が大きすぎるため、この日から少しずつ食べる量を減らしていきましょう。昼食は普段より軽めに済ませ、夕食はカロリーの低いものを少量食べるようにしてください。

4-1-2.断食決行

翌日が「断食日」になります。この日は食べ物を一切口にしないようにしましょう。ただし、水分はしっかりと摂(と)り脱水症状を起こすのを予防してください。過度な運動は控え、できるだけゆっくりと過ごすのがポイントです。

4-1-3.最終日の「復帰」

3日目には、少しずつ食べ物を口にするようにしてください。朝食はおかゆやヨーグルトなど、胃腸に負担のかからないものを選ぶようにしましょう。朝食・夕食も、ゆっくりと食事を元に戻していきます。
うまくいけばこの日には、宿便がどっさり出るでしょう。

4-2.プチ断食で宿便が出るのはなぜ?

なぜ、プチ断食をすると宿便が出やすくなるのでしょうか。
腸は、食べたものを処理するために常に働き続けています。そのため、疲れて本来の力を発揮できなくなり、宿便を排出できなくなってしまうのです。つまり、腸が本来の力を取り戻すためには、内臓を休めることが必要。断食によって食事の摂取を断つことで、内臓を休めて回復につなげることができるのです。

4-3.知っておこう!プチ断食の注意点

プチ断食には注意点がたくさんあります。まず、準備期間と復帰期間を必ず設けること。いきなり断食を始めるとエネルギーをためこみやすい体質になってしまい、逆効果です。また、断食中は内臓が敏感になっているため、タバコやコーヒー・お酒などの刺激物は避けるようにしましょう。胃が荒れる原因になります。もちろん、妊娠中や体調を崩しているとき・成長期の子供がプチ絶食を行うのは絶対にやめてください。

5.宿便にかんするよくある質問

宿便に悩む人が感じるであろう疑問とその回答を「よくある質問」としてまとめてみました。ぜひ参考にしてください。

Q.男性に比べて女性は宿便がたまりやすいのはなぜですか?

A.便秘が女性に多いのと同じ理由です。女性は生理前や生理中に黄体ホルモンの分泌が増えることも関係しています。また、男性に比べて筋肉量が少なく、冷え性によって腸の働きが悪くなることも多いため、排便がスムーズにいかなくなることが多いのです。その結果、宿便がたまりやすくなります。

Q.宿便がたまりやすいのはどんな人ですか?

A.先天的に腸の働きが弱い人や腸の蛇行が複雑になっている人は、宿便がたまりやすいと考えられます。また、普段から便意を我慢することが多い人・運動不足で腹筋の力が弱い人なども注意が必要です。

Q.宿便が原因で口臭がきつくなることもありますか?

A.あります。宿便は腸内にたまった老廃物であり、ガスを作り出して口臭の原因となるのです。実際に、宿便を出したら口臭が改善したという例はたくさんあります。

Q.子供でも宿便がたまることはありますか?

A.子供でも宿便はたまります。腹痛や吐き気の原因が宿便であった例もありますので、注意が必要でしょう。特に、離乳食開始時期やトイレトレーニングを機に便秘がちになり、宿便がたまりやすくなります。

Q.プチ断食には便秘を解消する効果もありますか?

A.もちろん、便秘を解消する効果も十分に期待できます。プチ断食を行うことによって腸内の老廃物が体外に排出されるでしょう。そのほかにも、プチ断食には脂肪燃焼効果や新陳代謝アップ効果があります。

まとめ

いかがでしたでしょうか。つらい便秘の原因にもなる宿便。その特徴や原因・解消方法などをまとめてご紹介しました。あなたが悩んでいた体の不調も、宿便が原因である可能性があります。
この記事を読んで宿便について知り、自分に合った解消方法を見つけてください。

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