便の形状と健康の関係とは? 理想の便の形状はどんなもの?

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尿や便は、私たちの健康状態を教えてくれるバロメーターでもあります。
特に、便は出なければ便秘、出過ぎれば下痢と体調不良の指標になりやすいです。
でも、健康な便とはどういう状態か?と聞かれてもあやふやな方が多いのではないでしょうか?
そこで今回は、便の形状と健康との関係についてご説明します。
尿や便は、通常ならばすぐに流してしまうもの。
しかし、体調に気になるところがあるのなら、形状を確認してみましょう。
最近、便秘や下痢気味であるという方は、ぜひこの記事を読んでみてください。

目次

  1. 便は健康状態の鏡?
  2. 便の形状と健康との関係
  3. 胃腸の状態をできるだけよくするには?
  4. おわりに

1.便は健康状態の鏡?

人間に限らず、動物は食事をすれば排せつをします。
便や尿は体の中にある老廃物や不要な水分などからできており、それらを速やかに体外に排出することによって健康をたもっているのです。
ペットを飼ったことがある方なら分かると思いますが、動物は病気にならない限り規則正しく排せつします。
人間も、健康な方なら尿は毎日出るでしょう。
でも、便はどうですか?
毎日規則正しく便が出る、という方は年齢が上がるほど少なくなると思います。
もちろん、毎日便が出ないからといって不健康であるとは限りません。
しかし、何日も便が出ずに苦しい思いをしたり、下痢が続いたりしてつらいという場合は胃腸が正常に働いていない証拠でもあります。
また、便が出ても色や形によっては病気の可能性が高いこともあるでしょう。
つまり、便や尿は健康の鏡なのです。
ですから、健康診断では必ず尿や便の検査があります。

2.便の形状と健康との関係

では、便がどのような形状ならば健康なのでしょうか?
この項では、便の形状と健康状態についてご説明します。

2-1.健康なときの便の形状とは?

体が健康で胃腸も正常に動いているのであれば、便は明るい茶色でバナナのような形をしています。
100グラム程度の便が出ているのならば、体は健康だといえるでしょう。
また、健康な便は適度な柔らかさがありますが、トイレットペーパーにはそれほどつきません。
さらに、便意はありますが腹痛が起こることは少なく、トイレに入ったら自然に出てきます。
これが、理想の排便と覚えておくとよいでしょう。

2-2.便秘のときの便の形状とは?

便秘になると、便は水分が抜けて固くなります。
便意が来ても、排せつまでに時間がかかることも多いでしょう。
さらに、固くてコロコロとした便が出ることが多いです。
ときには、排便するときに肛門(こうもん)の筋肉が切れて血が出ることもあるでしょう。
また、体内に長くとどまっていた便はチョコレート色になります。
さらに、便秘のときは腸の動きも鈍くなりますので一度の排便では出きらずに、不快な思いをする人も多いでしょう。

2-3.おなかの調子が悪いときの便の形状とは?

おなかの調子が悪いときは、下痢をすることが多いです。
便秘と同じように下痢もポピュラーな体調不良のひとつ。
暴飲暴食をした場合や体に合わないものを食べたりした場合だけでなく、ストレスがたまったときにも下痢になる人はいます。
下痢にもいろいろな状態があり、水分だけが多く色の変化がない場合はそれほど心配いりません。
また、通常の便が何度も出た後で下痢になっても同じです。
逆に、白っぽい便や黒っぽい便が何度も出たり、熱や吐き気などほかの症状がある場合は、食中毒などの病気の可能性が高いでしょう。
このようなケースは、無理に下痢を止めようとしてはいけません。
水分を補給しながら、下痢が収まるまで待ちましょう。
ただし、発展途上国に旅行した後にひどい下痢になった場合は、伝染病の可能性があります。
そのときは、速やかに病院に事実を告げて入院しましょう。
病気によっては法律によって隔離されなければならないものもあります。

2-4.すぐに病院を受診した方がよい便の形状とは?

前述したように白っぽい便が何度も出る場合は、コレラなどの感染症の疑いがあります。
また、便の形状は健康でも色が真っ黒だった場合は血便の可能性があるのです。
便に血が混じっているというと、赤い便を想像する方もいるでしょう。
しかし、腸の奥の方で出血している場合は空気に触れて血液の中にある鉄分が酸化して黒くなります。
つまり、黒い便というのは、腸で出血している可能性が高いのです。
また、鮮やかな赤い色が便に混じっている場合は、直腸付近の出血が考えられるでしょう。
どちらにしろ、放っておいてはいけません。
できるだけ早く病院を受診してください。

3.胃腸の状態をできるだけよくするには?

便秘や病気の心配がない下痢を解消するためには、胃腸の動きを整える必要があります。
それはいったいどうすればよいのでしょうか?
この項では、その一例をご説明します。

3-1.食生活を見直す

便秘や下痢は、食生活の乱れからなることが多いです。
特に、食物繊維が少ないと便秘になりやすいでしょう。
外食やコンビニ弁当が続くと、どうしても野菜不足になります。
また、油分の取りすぎは下痢になりやすいでしょう。
下痢をした後に便の上部に油が浮いている場合は、油が消化しきれていない証拠です。
また、仕事が忙しくてバランスのよい食事する暇がない場合は、ドリンクヨーグルトや野菜ジュースを飲みましょう。
さらに、休日は意識して野菜の多い和食中心の生活をしてください。
また、ストレスを暴飲暴食で解消してはいけません。

3-2.生活習慣を見直す

朝はぎりぎりまで寝ていて、朝ご飯を食べずに出かける。
運動はほとんどしない。
など、生活習慣が便秘や下痢を招くことは少なくありません。
胃腸が正常に動かすためには、規則正しい生活が大切。
特に、毎朝決まった時間にトイレに入ることが、便秘解消につながることも多いのです。
ですから、寝る時間をできるだけはやめて、朝は余裕を持っておきましょう。
また、おなかいっぱいで眠ると胃腸の休む暇がありません。
ですから、食事は寝る2時間前には終わらしておきましょう。
残業の場合はおにぎりやサンドウィッチなど、さっと食べられるものを食べ、帰宅後に重いものを食べすぎないようにしてください。

3-3.ストレスをためない

ストレス社会と呼ばれる現代では、ストレスをためないことは難しいです。
でも、休日に好きなことをしたり帰宅後にゆっくりお風呂に入ったりすれば、ストレスは解消しやすいでしょう。
また、便秘や下痢が頻繁にくりかえされるようであれば「過敏性大腸症候群」という病気の可能性があります。
一度病院を受診してください。

4.おわりに

いかがでしたか?今回は便の形状と健康との関係についてご説明しました。
まとめると

  • 便の形状は健康状態の鏡である。
  • 正常な場合は、特に何もしなくても形のよい便が出る。
  • 黒い便や止まらない下痢の場合は、病院で診察を受けた方がよい。
  • 食生活や生活習慣を見直せば、便の形状が健康的になりやすい。

ということです。
私たちは、普段じっくりと自分の便を見ることはありません。
すぐに流してしまうことが多いでしょう。
しかし、胃腸の具合が悪いときは、便を見ればおおよその症状が分かります。
ですから、便秘気味や下痢気味の場合は一度自分の便の状態を確認してみましょう。
なお、便の色は食べたものによっても変わります。
「黒い色の便は血便」と前述しましたが、イカスミなどを食べた場合は便の色が黒くなるのです。
また、ニンジンやトマトの皮なども未消化で出てきやすいでしょう。
ですから、急に便の色が変わった場合は食べたものを思い出してください。

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