便秘に乳酸菌に効く理由は何? どうすれば効果的に乳酸菌が取れるの?

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便秘解消にはヨーグルトが効果的といいますが、正確にはヨーグルトの中の乳酸菌が便秘の解消に効果を発揮するのです。
今はたくさんの乳酸菌飲料が売られていますが、便秘解消により効果的な飲み方はあるのでしょうか?
そこで今回は乳酸菌が便秘に効く理由や、より便秘解消に効果的な乳酸菌飲料の取り方をご紹介しましょう。
最近は免疫細胞を活性化するプラズマ乳酸菌というものもあるんですよ。
便秘解消に効果的な乳酸菌の摂取方法を知りたいという方はぜひ読んでみてくださいね。

目次

  1. 乳酸菌が便秘に効果的な理由とは?
  2. 乳酸菌の効果的な取り方とは?
  3. 最近の乳酸菌事情とは?
  4. どの乳酸菌を選べばいいの?

1.乳酸菌が便秘に効果的な理由とは?

この項では、乳酸菌が便秘解消に効果的な理由や、乳酸菌が多く含まれている食品をご紹介しましょう。
日本の伝統的な食品であるアレにも含まれているんですよ。

1-1.乳酸菌の効果とは?

人間の腸には、たくさんの細菌が生息しています。
その中には腸内環境を整えてくれる善玉菌や、逆に腸内の環境を悪化させる悪玉菌もあります。
乳酸菌はその善玉菌の良質なエサなのです。
つまり、乳酸菌がたくさん腸内に入れば、その分善玉菌が増えるのですね。
腸内環境が良くなれば便秘も解消しやすくなります。これが乳酸菌が便秘に効く理由なのです。

1-2.乳酸菌が含まれている食べものとは?

乳酸菌が含まれている食べものといえばなんといってもヨーグルトが有名です。
今は乳製品メーカーが独自に開発した乳酸菌が含まれているヨーグルトもたくさん販売されています。
また、「発酵食品」と呼ばれる食べものにも乳酸菌はたくさん含まれています。
日本の伝統的な料理であるぬか漬けにも乳酸菌がたっぷりと入っているのですよ。
江戸時代は「便秘が続くなど、お腹の調子が悪くなったらぬかをお湯に溶かして飲む」という民間療法がありました。
つまり、昔の人は経験で乳酸菌が腸の調子を整えることを知っていたのです。
このような発酵食品は世界中にあり、韓国のキムチや中国のザーサイ、さらにドイツのザワークラフトなども発酵食品の一種なのです。

1-3.便秘解消以外にもこんなうれしい効果が……

腸内環境が整うと、免疫力がアップして肌や髪、爪などが美しくなります。
最近ではインフルエンザにも効果があることがわかってきました。
また、日本でも患者数が増えてきた大腸がんを予防する効果も期待できます。
さらに、乳酸菌をたくさん摂取している地域の人々は長寿という研究結果も出ており、元気で長生きする秘訣としても注目されています。

2.乳酸菌の効果的な取り方とは?

しかし、乳酸菌をとっても便秘が解消しないという方もいます。これはいったいなぜでしょうか?
実は乳酸菌は胃酸に弱く、せっかく摂取してもタイミングが悪いと胃酸に溶かされて死んでしまうのです。
テレビの乳酸菌飲料のCMなどで「生きて腸にとどく」というフレーズを聞いたことがある方も多いでしょう。
つまり、乳酸菌は生きて腸にとどいてこそ効果があるのです。
胃酸が盛んに分泌されるのは、極度の空腹時です。
ですから、空腹の時にヨーグルトに代表される発酵食品を飲んだり食べたりしても効果が薄いのですね。
ダイエットをしている人の中には、カロリーカットと便秘解消を兼ねてヨーグルトを食事の代わりにしている人がいますが、これも効果は期待できません。
発酵食品を食べるなら、食事の最後か、デザートにしましょう。
そうすれば、胃酸に溶かされることなく乳酸菌が生きて腸までとどきます。
また、乳酸菌は熱にも弱いためみそ汁など発酵食品を溶かした熱い汁ものは便秘解消の効果は低いです。
最近はホットヨーグルトが便秘解消に効果的といわれているようですが、加熱しすぎると乳酸菌が死んでしまうので気をつけましょう。

3.最近の乳酸菌事情とは?

スーパーで並んでいるヨーグルトを見ると、聞きなれない名前がラベルに印刷された商品がたくさんあります。
これは、乳製品メーカーが開発したより健康に効果のある乳酸菌の名前なのです。
中には特定保健用食品、通称「トクホ」に指定されているものもあります。
さらに、より効果的な乳酸菌を利用した「プラズマ乳酸菌」のようなサプリメントも発売されています。
プラズマ乳酸菌なんてなんだかすごい名前ですが、飲料メーカーのキリンが製薬会社や乳製品会社と共同開発した乳酸菌です。
また、サプリメント以外にも飲料や水などに乳酸菌を加えたものも販売されていて、私たちはより気軽に乳酸菌を取れるようになりました。

4.どの乳酸菌を選べばいいの?

たくさんの乳酸菌入りの食品が発売されている一方で、「どれを選んでよいのかわからない」と迷っている人も多いでしょう。
そこでこの項では、便秘解消に効果的な乳酸菌入り食品の選び方をご紹介します。

4-1.毎日食べ続けられるものを選ぶ

1度食べただけでは、乳酸菌で腸内環境を整えることはできません。
最低でも1週間は乳酸菌入りの食品を食べ続けてみましょう。
そのためには、毎日食べ続けられるものを選ぶことが大切です。
ヨーグルトが好きな人はヨーグルトでも構いませんが、納豆や漬物など他のものでも乳酸菌を取れるので、毎日いろいろな食品をローテーションさせても良いでしょう。
ただし、空腹でいきなり食べるのではなく、何か別の食品を食べてから乳酸菌入りの食品を食べるとよいでしょう。

4-2.お財布に優しい食品を選ぶ

各企業で開発した特別な乳酸菌が入っているヨーグルトなどの食品は、一般的な食品より少々値段が高くなっています。
毎日食べ続けるにはお財布が厳しい、という場合は普通の乳酸菌でも十分です。
「この乳酸菌でなければ効果がない」というわけではないので、安心してください。

4-3.オリゴ糖と一緒に摂取する

オリゴ糖は乳酸菌の働きを活発にする効果があります。
オリゴ糖入りのヨーグルトなどはそのよい例でしょう。
また、酵母菌にも乳酸菌を活発に活動させる働きがあります。
ヨーグルトを食後に食べても今ひとつ便秘に効果がない、という人はオリゴ糖や酵母菌と合わせた食品を取ってみましょう。
また、ヨーグルトの乳酸菌では効果がなかったけれど、漬物の乳酸菌では効果があったという場合もあります。
単一の食品ばかり食べ続けるのではなく、たまには気分を変えていろいろな食品を試してみましょう。

おわりに

 いかがでしたでしょうか。今回は乳酸菌が便秘解消に効果のある理由や、効果的な摂取の仕方などをご紹介しました。
まとめると

  • 乳酸菌は腸内の善玉菌の働きを活性化させるので、腸内環境が整い、便秘が解消する
  • 乳酸菌は発酵食品に多く含まれている
  • 最近は乳製品メーカーや飲料メーカーがこぞって新しい乳酸菌を開発している
  • 乳酸菌の入った食品は食事の後に食べるとより効果的
  • 毎日乳酸菌入りの食品を食べ続けよう

ということです。また、乳酸菌を摂取する以外にも運動をしたり、食物繊維を含む食品を取ることにより、便秘がより解消しやすくなります。
そして、忘れてはならないものが水分。
水分が不足すると便がカチカチになってより出にくくなってしまいます。
便秘気味だなと思ったら意識して水分も多めに取ってみましょう。体質的に問題がないのならば、硬水や炭酸水がおすすめです。
また、便秘が何日も続いてつらいときは、薬を使ってまずはたまっている便を出しましょう。便秘体質の改善はその後でも大丈夫です。

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