悪玉菌とはどういうもの? なぜ増えると便秘になるの?

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「腸内に悪玉菌が増えると便秘になる」という話を聞いたことがある人は多いでしょう。
しかし、なぜ悪玉菌が増えると便秘になりやすいのかを正確に理解している方は少ないと思います。
そこで、今回は悪玉菌とはどのようなものなのか、ということをご紹介しましょう。
悪玉菌が増えると便秘になる理由や、悪玉菌の減らし方などもご紹介します。
便秘が続いているという方や食生活が変わったらいまひとつおなかの調子がよくないという方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
その理由が分かりますよ。

目次

  1. 悪玉菌とは?
  2. 悪玉菌が増えるとどんな影響があるの?
  3. 悪玉菌が増える原因とは?
  4. 悪玉菌を減らす方法とは?
  5. おわりに

1.悪玉菌とは?

悪玉菌とは、腸内に住みついている健康に悪影響を与える菌の総称です。
腸内にはたくさんの菌が住んでいますが、悪玉菌が増えると腸内環境が悪化して便秘の原因になります。
便秘が続くとおならが臭くなることはありませんか?
これは、腸内に悪玉菌が増えてアンモニアや腐敗物質が作られるためです。
「悪玉菌を完全に腸内から消し去ることはできないの?」と思う方もいるかもしれません。
しかし、一度体内に入った細菌を完全に取り除くのは大変です。
また、腸内細菌をすべて取り除いてしまうと善玉菌も消えてしまいます。
そうなると、かえって腸内の健康が悪化してしまうのです。
ですから、食生活を整えて悪玉菌を減らし善玉菌を増やすことが大切になります。

2.悪玉菌が増えるとどんな影響があるの?

では、悪玉菌が増えると健康にどのような影響があるのでしょうか?
この項では、その一例をご紹介します。

2-1.便秘になる

悪玉菌が増えると便秘になる、といわれています。
悪玉菌が増えると腸の動きが鈍くなるのです。
腸の動きが鈍くなれば便を押し出す力も弱くなって、便秘になりやすくなります。

2-2.肌荒れ

悪玉菌は腸内で腐敗物質やアンモニアなどの有害物質を作り出します。
すると、腸内から有害物質が全身に回り、最後には皮膚から体外へ排出されるのです。
そうなると、ニキビなどの肌荒れが起こりやすくなるでしょう。
便秘が続くと肌荒れがしやすくなるのは、悪玉菌から発生する毒素のせいでもあるのです。

2-3.免疫力の低下

腸内に悪玉菌が繁殖すれば、当然腸の元気もなくなります。
便秘になれば、消化や栄養を吸収する力も落ちるでしょう。
内臓が弱まれば、免疫力も低下します。
「風邪を引きやすくなった」「疲れやすくなった」という場合は、腸内に悪玉菌が繁殖していることが多いのです。

2-4.発がん率があがる

かつて、日本人で大腸がんを発症する人はそれほど多くありませんでした。
しかし、食生活が欧米化するにしたがって、大腸がんの発症率は増えていったのです。
これは、腸内に悪玉菌が増えることと関係しています。
実は、腸内にはびこる悪玉菌の中には発がん性物質を作り出すものもあるのです。
ですから、腸内に悪玉菌が繁殖したまま何年も過ごしてしまうと、がんになりやすくなる可能性もあります。

3.悪玉菌が増える原因とは?

では、腸内に悪玉菌が増える原因とは何でしょうか?
この項では、その一例をご紹介します。

3-1.食生活の乱れ

朝ご飯を食べなかったり、夕飯が夜遅かったりと不規則な食生活を続けていると、悪玉菌が繁殖しやすいでしょう。
また、暴飲暴食をしている人ほど悪玉菌が増えやすい傾向にあります。
さらに、最近はサプリメントや栄養補助食品を食事代わりにする人が増えているそうです。
そんな食生活を続けていても、悪玉菌は繁殖しやすいでしょう。

3-2.肉食中心の生活

日本人は、昔から野菜や穀物類を多く食べる食生活をしてきました。
ですから、腸が長く植物を消化しやすい体になっています。
しかし、第二次世界大戦後は食生活が欧米化し、肉中心の食生活になったのです。
肉食が悪いわけではありません。
でも、日本人はまだ大量の肉を消化できる体つきになっていないのです。
ですから、肉を食べすぎると消化不良を起こして悪玉菌が繁殖しやすくなるでしょう。
肉を食べるな、というわけではありません。
肉と野菜のバランスが大切なのです。

3-3.ストレス

腸は内臓の中でも精神の影響を受けやすいところです。
緊張すると便秘になったり下痢になったりする人もいるでしょう。
ですから、ストレスフルな生活が長く続くと腸内の抵抗力が弱って、悪玉菌が繁殖しやすくなります。
上手なストレス解消法を見つけることも大切ですが、ストレスがたまってきたなと思ったら休息を取りましょう。
また、ストレスを暴飲暴食で解消してはいけません。
内臓に負担がかかり、余計に悪玉菌が繁殖しやすくなります。

4.悪玉菌を減らす方法とは?

では、最後に悪玉菌を減らし善玉菌を増やす方法をご紹介します。
善玉菌を増やす方法というと「ヨーグルトを食べる」というイメージがありますが、それ以外にもいろいろな方法があるのです。

4-1.善玉菌そのものを食べる

腸内の悪玉菌を減らすには、善玉菌を増やすのが効果的です。
善玉菌の代表格といえばビフィズス菌。
ヨーグルトに含まれているというイメージが強いですが、そのほかにもチーズなどにも含まれています。
また、ぬか漬けや納豆、みそなどの発酵食品の中にも善玉菌である乳酸菌などが含まれているのです。
ですから、「ヨーグルトはどうも苦手」という人でも、和食を食べれば善玉菌を増やせます。
「今は忙しくて、自炊している余裕もない」という方は、サプリメントや乳酸菌飲料を利用してみましょう。

4-2.善玉菌の好物を食べる

細菌は生きています。ですから、善玉菌だけを腸内に入れてもエサがなければ死んでしまうでしょう。
そこで、善玉菌と一緒に善玉菌のエサとなる食物を食べてください。
善玉菌の大好物は食物繊維とオリゴ糖。
両方とも、便秘解消効果のある食べ物としても有名ですね。
食物繊維は野菜のほかに海藻やくだもの、こんにゃくにも含まれています。
これらの食物を食べれば、便秘解消もできて一石二鳥でしょう。
オリゴ糖は商品化もされていますが、はちみつやバナナにも含まれています。
砂糖代わりにつかうなどして、積極的に取ってください。

4-3.規則正しい生活を心がけて、腸をいたわる

さて、いくら善玉菌を増やそうとしても腸が不健康だと善玉菌は増えません。
そこで、規則正しい生活を心がけて、腸を元気にしてあげましょう。
毎食おなかいっぱい食べてしまう人は、腹八分目を心がけてください。
おやつはスナック菓子の代わりにくだものを食べましょう。
そして、ストレス解消に暴飲暴食をしないことです。
食事は最も簡単なストレス解消方法ですが、食べすぎは内臓をいためます。
また、腸が弱って便秘が続いている方はお酒も控えてください。
特に、忘年会シーズンや歓送迎会が続く時期は要注意です。
これを心がければ、腸も元気になるでしょう。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は悪玉菌についていろいろとご紹介しました。
まとめると

  • 悪玉菌は腸内に住みついて体に有害な物質を作る。
  • 悪玉菌が増えると、便秘や肌荒れなど体に悪影響が出る。
  • 善玉菌を増やすには、腸をいたわってあげることも大切。

ということです。
赤ちゃんの腸内には、悪玉菌がいないといわれています。
ミルクや母乳に含まれているのは善玉菌のみなので、赤ちゃんはめったなことでは便秘もしません。
赤ちゃんのように善玉菌だけの腸内にするのは難しいですが、努力しだいで悪玉菌を少なくすることはできます。
善玉菌が増えれば体の中からきれいになっていくでしょう。

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