日本人に便秘が多い2つの原因とは?食生活の変化がカギだった!?

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「日本人は欧米人に比べて便秘しやすい」という説を聞いたことはありませんか?
この説は本当なのでしょうか?
そこで、今回は日本人に便秘人口が多い理由をご紹介します。
日本人の食生活の変化も深くかかわっているのです。便秘の原因がわかれば、解決方法も見つかりやすいでしょう。
「本当に日本人は便秘しやすいのか」と疑問に思っている方は、ぜひこの記事を読んでみてください。
その理由がわかります。
また、便秘になりにくい食生活もご紹介しましょう。

目次

  1. 日本人に便秘人口が多い理由とは?
  2. 昔から日本人は便秘に悩んでいた?
  3. なぜ、日本人の便秘人口が増えたのか?
  4. 便秘を解消しやすい食生活とは?
  5. おわりに

1.日本人に便秘人口が多い理由とは?

まず始めに、なぜ日本人に便秘で悩む人が多いのか、その理由をご説明しましょう。
便秘人口の違いと食生活は、関係があるのでしょうか?

1-1.日本人の腸は長い

日本人は、長年穀物や野菜中心の食生活をしてきました。
たんぱく質は主に大豆から取り、魚以外の肉類を食べることはほとんどなかったのです。
一方、欧米人の食生活は肉を主体としています。
豚などの家畜を飼い、その肉を加工したものとパンが食事の中心でした。
ですから、日本人の腸は欧米人のものより2~3m長いそうです。
これは野菜や穀物に含まれる栄養素は、消化に時間がかかるため。
草食動物の腸が、肉食動物より長いのと同じです。
腸が長いと、ぜん動運動が弱まれば便秘になりやすいでしょう。
つまり、欧米人より日本人が便秘になりやすいのは、腸の長さが原因なのです。

2-2.水も便秘の原因?

日本の水は軟水ですが、ヨーロッパの水は硬水が多いです。
これは日本の川は流れが速いため、土壌に含まれているミネラルが水に溶けこまないことが原因といわれています。
硬水に便秘解消効果があることは、広く知られているでしょう。
飲み水だけでなく料理の水も硬水なら、便秘になりにくいのです。

2.昔から日本人は便秘に悩んでいた?

では、昔から日本人は便秘に悩んでいたのでしょうか?
結論から先にいうと、それは違います。
もしかしたら、便秘に悩んでいた人はいるかもしれません。
しかし、ドラッグストアにさまざまな便秘薬が並び始めたのは、ここ30年ほどのことです。
では、なぜ昔の日本人は腸が長いのに便秘になりにくかったのでしょう。
それは食生活のおかげです。
日本の伝統的な、和食は野菜と植物性たんぱく質が中心。
つまり、食物繊維が豊富なのです。
昔の日本人は野菜や海草、お米から食物繊維をたくさん取りました。
また、昔は今ほど公共交通機関が発達していなかったので、どこに行くにも歩く人が多かったのです。
ですから、運動不足になる人も少なく便秘になりにくかったのでしょう。

3.なぜ、日本人の便秘人口が増えたのか?

では、なぜ日本人の便秘人口が増えたのでしょうか?
この項では、その理由をご紹介します。

3-1.食生活の変化

日本人の食生活は、戦後に欧米化が進みました。
肉食が増え、野菜の摂取量が減っていったのです。
野菜の摂取量が減れば、食物繊維も不足します。
さらに、肉は野菜に比べて消化が早いので、腸の途中で消化吸収が完了してしまい直腸付近で硬い便になりやすいのです。

3-2.運動不足

今の日本人は、約4割が運動不足といわれています。
移動には公共交通機関や車を利用し、エレベーターやエスカレーターを使えばますます運動不足になりやすいでしょう。
運動不足になれば、全身の筋肉量が減ります。
特に、腹筋が弱まれば腸のぜん動運動も弱まってしまうでしょう。
腸の動きが弱まれば、便秘になりやすくなるのです。

3-3.高齢化

意外に思う方もいるでしょうが、高齢化も便秘人口が増加している一因です。
高齢者になると、腹筋がますます弱まってうまくいきめなくなります。
さらに、足腰も弱くなれば運動もできません。
そのうえ、食べる量が少なくなっても便秘になりやすいのです。
つまり、高齢者が増えるほど便秘人口も増加していくでしょう。

4.便秘を解消しやすい食生活とは?

では、便秘を解消するにはどうしたらよいのでしょうか?
いろいろな方法がありますが、今回は食生活を改善することで便通をよくする方法をご紹介します。

4-1.和食を食べよう

和食は、便秘解消にとても効果的です。
特に、「野菜とこんにゃくのいためもの」や「わかめのみそ汁」などは、便秘解消効果のある食物繊維と発酵食品が多量に含まれています。
食物繊維は便秘解消の効果がありますが、野菜に含まれている「不溶性食物繊維」だけではかえって便秘が悪化する場合もあるのです。
ですから、海藻やこんにゃくなどに含まれている「水溶性食物繊維」と一緒に取りましょう。
和食には、「野菜と海藻」や「野菜とこんにゃく」の組み合わせの料理がたくさんあります。
また、納豆やみそなどの発酵食品は腸内環境を整えてくれる乳酸菌がたくさん含まれているのです。
最近は、コンビニなどでも和食の総菜(そうざい)が増えています。
自炊する余裕がない方は、そのようなものを利用してください。
いつものお弁当にカップみそ汁を加えるだけでも違います。

4-2.水を飲もう

水分が不足しても、便秘になりやすいです。
便秘気味の人は、1日2リットルを目標に水分を取りましょう。
といっても、お茶やコーヒーでは利尿作用があるため水分摂取には向きません。
ただの水でもかまいませんが、味気ないという場合は麦茶を飲みましょう。
麦茶は風味もよく、ホットでもアイスでもおいしく飲めます。
ペットボトル入りのものも発売されていますので、コンビニでも買えるでしょう。

4-3.おやつはあんこを食べよう

便秘気味の人にお勧めのおやつは、あんこです。
小豆には食物繊維が豊富ですから、ケーキなどの洋菓子やスナック菓子より便秘解消の効果があります。
それに、あんこのお菓子は種類が豊富です。
おなかがすいているときは、大福などもち菓子がよいでしょう。
ダイエット中の方は水ようかんならば、低カロリーですよ。
また、ホット麦茶を一緒に飲めば水分の補給にもなります。

4-4.便秘薬に頼ることも必要

頑固な便秘の場合は、まず便を出さなければどうしようもありません。
1週間以上便秘が続いた場合は、便秘薬を利用しましょう。
今の便秘薬は種類も豊富ですから、おなかが痛くなりにくいものもあります。
また、頻繁に使わなければ「便秘薬を飲まないと腸が動かない」ということにはならないでしょう。
漢方を主成分とする便秘薬を使えば、緩やかな体質改善効果も期待できます。

5.おわりに

いかがでしたか?
今回は、日本人に便秘人口が多い理由や食生活で便秘を解消する方法をご紹介しました。
まとめると

  • 日本人は穀物や野菜中心の食生活を続けていたため、欧米人より腸が長く便秘になりやすい
  • ヨーロッパの水は硬水が多く、それを飲んだり料理に使ったりしていれば便秘になりにくい
  • 食生活の欧米化と運動不足が便秘人口を増加させた
  • 和食中心の食生活で便秘を解消してみよう
  • 長期間続いている頑固な便秘の場合は、薬に頼ることも必要

ということです。
和食は洋食に比べて手間がかかるというイメージがありますが、簡単な料理もたくさんあります。
また、甘辛く味をつければ子ども向きの味になるでしょう。
男性向けに料理を作りたい場合は、厚あげやがんもどきなど油であげた素材を使えば、ボリュームのあるおかずができます。
さらに、和食は洋食よりずっと低カロリー。
あんこを使ったお菓子でも、カロリーはショートケーキの3分の2程度です。
ですから、ダイエットのせいで便秘になった方も和食はお勧めでしょう。

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