便秘による腹痛の解消法をご紹介!便秘と腹痛の関係、対処法について

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「便秘が続いてつらい」「おなかが常に張っていて体調が優れない」「腹痛が治らない」など、便秘で悩んでいる人は多いです。便秘は長く続くほど体に悪影響をもたらしてしまいます。「いつか治るから大丈夫」と甘く見ていては大間違いです。また、整腸剤や下剤などの便秘薬を間違った方法で服用すると逆効果になります。では、一体どうすれば便秘による腹痛が解消できるのでしょうか。正しい方法で便秘を改善するには、まず便秘を理解し腹痛との関係を把握しておかなければなりません。

  1. 便秘と腹痛の関係
  2. 便秘のときの腹痛と危険な病気について
  3. 便秘による腹痛の対処法
  4. 便秘と下痢をくり返す場合
  5. 便秘と腹痛に効果があるもの
  6. 妊婦の腹痛と便秘について
  7. 子供の腹痛と便秘について
  8. 便秘と腹痛にかんしてよくある質問

この記事を読めば、便秘による腹痛を解消するための知識を身につけることができ、正しい腹痛・便秘の解消法がわかります。便秘による腹痛で悩んでいる方、便秘を治したい方は必見です。


1.便秘と腹痛の関係

便秘によって起こる腹痛を解消するには、便秘と腹痛の関係を知ることが大切です。これから、便秘による症状、原因、痛み方の違い、腹痛以外の症状について説明します。

1‐1.便秘によるさまざまな症状について

便秘が引き起こす症状は主に腹痛が挙げられます。腹痛のほかにも、下痢や吐き気、発熱、息切れ、関節痛、肩こり、かすれ声、顔のむくみ、動悸(どうき)、視力障害、頭痛、体のだるさ、イライラしやすいなど精神面にも影響が起きるのです。

1‐2.便秘による腹痛の原因

便秘で悩まされる多くの人が便秘と一緒に腹痛を起こします。便秘による腹痛の痛みは、腸の圧迫が主な原因です。便秘は腸内に便がたまる症状になります。便がたまるほど腸が圧迫されおなかが大きく張ってしまうのです。結果、便の圧迫と刺激によって腹痛が起こります。

1‐3.痛み方の違い

便秘から起きる腹痛でも痛み方はさまざまです。常におなかが張っていて裂けそうな痛み、ズキズキとした痛み、我慢できないほどの激しい痛み、おなかが響くような鈍い痛みなど人によって異なります。また、どんな痛みなのかによっても原因や病気が異なるものです。腹痛が起きた場合は、どんな痛み方がするのか把握してください。

1‐4.腹痛以外の症状

便秘といえば腹痛と思っている人は多いでしょう。しかし、頭痛や肩こり、体のだるさなどあらゆる場所で腹痛以外の症状が出てきます。便秘を放置するほど症状が悪化するため、できるだけ早めに解消しなければなりません。さらに、便秘の放置によって大きな病気に発展する恐れもあるのです。

2.便秘のときの腹痛と危険な病気について

便秘のときに起こる腹痛には危険な病気が隠れている可能性もあります。一体、どんな病気が隠れているのか一緒にチェックしてみましょう。

2‐1.注意すべき症状

便秘や下痢が数か月以上続く、周期的に強い腹痛が起きる、血便がある、皮膚が硬くなるなどの症状は注意しなければなりません。特に、便に血が混ざっている、便が細くなる、残便感があるといった症状は命にかかわる病気がひそんでいます。

2‐2.考えられる病気とは

便秘と腹痛が一緒に起きたとき、過敏性腸症候群、腸閉塞、大腸がん、巨大結腸症、卵巣腫瘍、脊ずいの損傷、甲状腺機能低下症などの病気が考えられます。まさか、便秘が大きな病気につながっているとは思わないでしょう。けれども、実際、便秘の悪化によって死亡した人がいます。腹痛が良くなったからと甘く見てはいけませんよ。

2‐3.セルフチェック法

早期治療のためにも、危険な腹痛かどうか適切な判断が必要です。腹痛は肝臓、大腸、小腸、膀胱(ぼうこう)、卵巣、子宮、胃、じん臓、すい臓など私たちに必要な臓器と関係しています。腹痛が気になる…と不安になっている人は、ぜひ以下のセルフチェックを試してみてください。

「危険な腹痛」チェック:https://doctors-me.com/doctor/diagnosis/39

2‐4.対処法

便秘による腹痛が起きたとき、どんな痛み方か、排便後痛みは治まるのか、どのくらい痛みが続くのか自分でチェックしてみてください。横になっても排便をしても痛みが治まらないのなら、病院を受診したほうがいいでしょう。また、激しい腹痛が起きたときも病院へ行ってください。専門家に診てもらったほうが正しい処置が素早くできます。

2‐5.治療法

暴飲暴食や生理、不規則な生活、過度の緊張によって腹痛が起きるケースもあります。便秘が腹痛の原因だとは限らないため、まずは原因が何なのか突き止めなければなりません。原因が把握できれば治療法もわかります。

3.便秘による腹痛の対処法

便秘が原因で腹痛が起きたとき、一体どう対処すればいいのでしょうか。原因別の対処法や病院に行く場合、やってはいけないことについて説明します。

3‐1.原因別対処法

便秘による腹痛は腸内にたまっているガス・便が主な原因になります。老廃物・毒素が蓄積されているため、まずは不要なものを排出しなければなりません。では、対処法について詳しく解説しましょう。

3‐1‐1.ガス抜き

便秘による腹痛は腸内にたまっているガスが原因です。ガスは体内に入った食べ物を分解したときに発生します。ガスがたまるほど悪玉菌が増え、便秘になるという悪循環に陥るのです。悪循環から抜け出すためにも“ガス抜き”をしなければなりません。ガス抜きに効果的なのは腸への刺激です。デスクワークをしていると1日中同じ姿勢でいますよね。たまにはイスから立ってスクワットをするなど体を動かして腸内を刺激してください。動くだけでも腸へ刺激を与えることができますよ。

3‐1‐2.便を出す

便秘は腸内に便がたまっている状態です。便秘改善をしなければ、腹痛は解消できません。そこで、便を出すために生活習慣を見直してみましょう。排便を促す食物繊維を積極的にとる、適度な運動をする、睡眠をしっかりとるなど自分でできることはたくさんあります。栄養が摂取できない場合は「サプリメント」を使用するのも1つの方法ですよ。規則正しい生活習慣にするだけで便秘が解消された人はたくさんいます。

3‐1‐3.体操

職場でもできる便秘・腹痛解消の体操を紹介します。簡単にできるのが「スクワット」と「足ふみ」です。どちらとも寝転がらずにできるのでトイレに入って実践してみてください。スクワットは肩幅と同じくらい足を広げるのがポイントです。太ももと地面が平行になるまでゆっくり動作をくり返してください。そして、足ふみは膝をしっかりあげることが大切です。10回~20回続けるだけでも運動になって腸へ刺激を与えることができます。

3‐2.病院に行く場合

我慢できないほどの腹痛や排便をしても腹痛が治らない、何か月も症状が続く場合病院に行ってください。病院に行く場合は、専門医師にきちんと痛み方や頻度、便秘の症状も伝えなければなりません。より具体的に伝えると医師も判断しやすくなります。検査をおこなったうえで原因に合った対処法ができるでしょう。病院での対処法は主に薬物投与になります。

3‐3.やってはいけないこと、注意点

便秘・腹痛が治らないからと便秘薬や市販の痛み止めを乱用してはいけません。便秘薬ばかり飲んでいると腸が過剰に反応してしまいます。また、冷たいものを飲む、油っこいものばかり食べる、炭酸飲料・アルコールを摂取する、イライラするのもNGです。

4.便秘と下痢をくり返す場合

便秘と下痢を何度もくり返していると体が疲れてきます。毎日がつらく、気軽に外出もできませんよね。症状を解消するためにも原因、考えられる病気、対処法、注意点をチェックしておきましょう。

4‐1.便秘と下痢をくり返す原因

便秘と下痢をくり返す原因は腸内環境にあります。腸内環境が悪化しているからこそ、便秘が解消されるときに下痢を起こして再び便秘になるという悪循環に陥るのです。また、規則正しい生活を送っていても下痢と便秘をくり返すことがあります。そんなときは精神的なストレスが原因です。過度なストレスによって過敏性腸症候群を起こしているのでしょう。便が出ているのに下痢が続き、いつ便秘になるのかわからない不安に襲われることになります。

4‐2.考えられる病気

便秘と下痢をくり返している場合、1番に考えられる病気は「過敏性腸症候群」です。また、炎症性腸疾患や大腸がん、悪性リンパ腫、アメーバ赤痢(せきり)や腸結核など感染症になっている可能性もあります。特に、過敏性腸症候群とクローン病、細菌性大腸炎、薬剤性大腸炎といった大腸の炎症が多いです。

4‐3.対処法

もし、病気にかかっている場合、専門医療施設での治療を続けなければなりません。症状が悪化している場合は手術になる可能性もあります。手術にならないためにも、できるだけ早めに受診してください。そして、専門治療と同時に家でできるセルフケアも実践していきましょう。

4‐4.注意点

便秘と下痢をくり返す場合、意外と「ストレス」が関与していることが多いです。特に、過敏性腸症候群はストレスが大きな要因になります。専門的な治療は大切ですが、ストレスとは関係のない環境づくりも大切です。

5.便秘と腹痛に効果があるもの

便秘と腹痛に効果があるものをご紹介します。自分の便秘・腹痛の状態を見ながら、適切な対処法を選んで実践してくださいね。

5‐1.飲み物

便秘と腹痛が起きているとき、腸を刺激するような炭酸飲料や冷たい飲み物はNGです。逆に、おなかを温める飲み物が効果的になります。たとえば、白湯(さゆ)です。便秘のときの便はかちかちに固まっています。そのため、白湯(さゆ)を1杯ゆっくり飲んで便を柔らかくしてください。

5‐2.食べ物

便秘と腹痛に良いとされている食べ物は、ヨーグルトです。おなかが痛いと食欲がなくなりますよね。しかし、しっかり食事から栄養をとらなければ便秘が解消されません。実は、ヨーグルトには腸内環境を整える菌が入っています。ヨーグルトのほかにも、消化に良い麺類やおかゆ、食物繊維が豊富な野菜類・海藻類を摂取してください。あくまで腸に負担をかけない食べ物と量が好ましいです。おなかがすいているからとたくさん食べてはいけませんよ。理想的な量は腹八分目です。

5‐3.市販薬

すぐに便秘・腹痛を改善したいときは市販の「便秘薬」を使用しましょう。便秘薬には便秘解消の即効性があります。ただし、便秘薬の乱用は逆効果です。使用する際は必ず使用量を守ってください。もし、市販薬を服用して症状が悪化した場合はすぐに使用をやめましょう。

5‐4.その他

ほかの方法としては「漢方」がおすすめです。漢方の発端である東洋医学では「気」「血」「津液(しんえき)」の働きが悪いから「便秘」になると考えられています。気とは生命活動に必要なエネルギー、血はエネルギーの源、津液(しんえき)は水分のことです。3つの働きが正常になっているからこそ、私たちは健康でいられます。また、漢方は体質改善を目的としつつ、人間の中にある自然治癒力を引き出す方法です。下痢と便秘をくり返す際、おすすめしたいのが「大黄甘草湯」と呼ばれる漢方になります。甘草は胃腸薬にも含まれている生薬で腹痛が穏やかになるでしょう。便秘になりやすい体質の人は、ぜひ漢方を使用してみてください。

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6.妊婦の腹痛と便秘について

女性ホルモンの影響もあって、妊娠中は便秘になりやすいといわれています。しかし、早めに便秘を解消しなければ体内にいる赤ちゃんにも影響を与えてしまうのです。妊婦の腹痛と便秘について詳しく説明します。

6‐1.妊婦の腹痛と便秘の対処法

妊娠中の便秘による腹痛は本当につらいものです。しかし、産後は便秘が解消されたなど一時的なケースが多いでしょう。病院にかけこむことがないよう、多くの妊婦さんが便秘解消のために実践している「腸内環境の改善」を紹介しましょう。たとえば、腸内環境を整えるヨーグルトやバナナ・リンゴ、プルーンなどを食べる、水分をこまめに摂取する、散歩する、便秘に効果的なマッサージをするなどたくさんの方法があります。妊婦の場合は食生活と適度な運動に注目してください。体が重くて運動できない場合は、おなかまわりを時計まわりにマッサージするだけでもいいです。

6‐2.注意点

妊娠中、病院で処方された薬を使用したことにより腹痛が悪化した人もいます。便秘薬はたまった便を無理やりに出す方法です。体に大きな負担がかかるため、赤ちゃんにも悪影響を与えてしまいます。早く便秘を治したいからと便秘薬にすぐ頼るのではなく、まずは自分でできる腸内環境の改善から始めましょう。

7.子供の腹痛と便秘について

子供の腹痛は原因がほとんど便秘だといわれています。腸の中に老廃物や毒素、ガスがたまると便秘になり腹痛が起きるのです。慌てないためにも、子供の腹痛と便秘の対処法・注意点を把握しておきましょう。

7‐1.子供の腹痛と便秘の対処法

まずは、下痢や吐き気があるかどうか確認してください。下痢・吐き気がない場合は子供専用の便秘薬、または適量の浣腸(かんちょう)を使って排便を促しましょう。排便があって腹痛が改善されたのなら安心です。乳児の便秘は、綿棒浣腸(かんちょう)を試してみてください。ベビーオイルをつけた綿棒を肛門(こうもん)の中にいれてゆっくりまわすと浣腸(かんちょう)の代わりになります。ただし、吐き気や発熱、下痢が見られた場合はすぐに小児科を受診してください。

7‐2.注意点

様子を見て排便があった後、便の状態をチェックしてください。子供の便が健康的な黄色、いつもと同じ状態であれば安心です。しかし、いつもとは違う便の状態、異臭がした場合は病院に診せてください。胃腸炎や盲腸、腸重積(ちょうじゅうせき)になっている可能性があります。

8.便秘と腹痛にかんしてよくある質問

便秘と腹痛にかんしてよくある質問を5つ取りあげてみました。疑問点や悩みがある場合は、解消したうえで対処・改善策を実践してくださいね。

8‐1.便秘に効果的なツボとは?

便秘に効果的なツボは「合谷(ごうこく)」です。合谷(ごうこく)は親指と人差し指の間、骨のつけ根が合わさる内側にあります。片方の指ではさみもんでみてください。おなかまわりがゆるくなります。

8‐2.便秘薬の選び方について

薬局に行くとたくさんの便秘薬があってどれを選べばいいのか悩みますよね。できるだけ、刺激・副作用がない便秘薬を選んでください。刺激が強すぎるタイプは体に大きな負担がかかります。また、自分の症状や体質に合っているかどうかも大切なポイントです。

8‐3.子供に自分が使っている便秘薬を与えてもいいのか?

子供に大人が使っている便秘薬を与えてはいけません。市販の便秘薬は刺激が強いので子供自身の排便機能が衰えてしまいます。便秘薬を与えるのなら病院から処方されたものにしましょう。

8‐4.便秘予防は?

最も効果的な便秘予防は「ストレスに縁のない環境」と「規則正しい生活習慣」です。適度な運動、栄養バランスの整った食事、睡眠は必ず確保してください。そして、水分補給も大切です。1日最低でも1.5ℓ~2ℓの水分を摂取しましょう。

8‐5.漢方は毎日飲み続けるべきか?

漢方薬は毎日飲み続けることで効果が出るものです。最低でも3か月飲み続けなければ効果が出ているかどうかわかりません。自分の症状・体質に合った漢方を選び、毎日飲み続けてくださいね。

まとめ

いかがでしたか?便秘による腹痛を放置していると症状がさらに悪化します。また、腹痛にひそんでいる病気もあるため、できるだけ早めの解消・改善が大切です。適切な対策・対処をするためにも、まずは便秘・腹痛の原因を突き止めましょう。自分の生活を振り返りながら規則正しい生活に改善してください。どうしても腹痛が我慢できない、排便をしても腹痛が続く場合は病院を受診したほうがいいでしょう。正しい知識を身につけておけば、適切な判断ができるようになります。

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